釣り用クーラーボックスは、釣りをするにあたって絶対に必要なものです。今回、釣りラボでは、釣り用クーラーボックスに関して、その選び方やおすすめの人気商品、2023年の新製品、カスタム方法などをご紹介。初心者でもわかりやすい内容になっているので、ぜひご覧ください。
釣り用クーラーボックスの選び方のポイント
これから新たな趣味として、釣りを始めようと考えている方や、クーラーボックスの買い替えを検討している方へ向けて、釣り用クーラーボックスの選び方のポイントを、いくつかの項目に分けてご紹介します。
選ぶポイント1:保冷力(氷をどれだけ溶かさないか)
クーラーボックスを選ぶ上で、一番気になる点が保冷力だと思います。
保冷力の違いは、クーラーボックスに使用される、断熱材の素材によって異なります。
主な素材は次の3種類です。(保冷力順)
真空断熱パネル素材の特徴
真空断熱パネルは、冷蔵庫や自動販売機にも使用されていて、魔法瓶のような働きをしてくれます。
この素材のクーラーボックスは、保冷力は抜群ですが、重量があり、値段も高めです。
発泡ウレタン素材の特徴
発泡ウレタンは、断熱、耐水性に優れています。
この素材のものは、保冷力こそ真空断熱に劣りますが、重量、値段共にバランスが良いです。
発泡スチロール素材の特徴
発泡スチロールのものは、軽量、安価ですが、保冷力は低くなります。
選ぶポイント2:サイズ(小型・中型・大型)
釣りたい魚の種類や、量、釣り餌用か飲み物用かで、使用するクーラーボックスの最適なサイズ選びは重要となってきます。
小型サイズ(5L~20L程度)
釣り餌用や飲み物用であれば、小型サイズで十分です。
釣った魚を入れる場合でも、アジやイワシなどの小さめな魚を狙うのであれば、問題ありません。
ですが、あまり小さいものを選ぶと、たくさん釣れた時に入りきらなくなるので、少し余裕のある容量のものをおすすめします。
中型サイズ(20L~40L程度)
船釣りにも挑戦し、マダイやイサキ、ヒラメなどを狙うのであれば、中型サイズが必要です。
20L~30Lのものであれば、大きすぎず、持ち運びやすいのでおすすめです。
容量的にも、不満に思う事はないでしょう。
大型サイズ(40L~)
40L以上の大型のサイズは、カンパチやブリなどの大型の魚を入れるのに向いています。
キャリー付きのものが多いので、運ぶのにそこまで苦労はしませんが、やはり重いので、普段使いには少し不向きかもしれません。
選ぶポイント3:キャリー付きかどうか
キャリー付きのクーラーボックスと、そうでないものがありますが、選ぶのにそこまで重要視する必要はないかもしれません。
なぜなら、キャリーカートに乗せるという方法があるからです。
キャリーカートを、別で購入しなければなりませんが、安価なものも多くあります。
もちろん、キャリーが付いているのに越したことはないのですが、そこにこだわり過ぎると、選択肢が狭くなってしまいます。
気に入ったクーラーボックスにキャリーが付いていない場合は、この方法を活用してみて下さい。
キャンプ用クーラーボックスとの違い
キャンプ用クーラーボックスとの大きな違いは2つあります。
それは、保冷力の違いと、形状・デザインの違いです。
釣り用のクーラーボックスは、釣った魚の鮮度を保つために、保冷力の高いものが多いです。
キャンプ用は、カラーが豊富で、オシャレなデザインのものが多くあります。
形状は、釣り用の方がキャンプ用より横長の作りになっています。
これは、体長のある魚を入れられるようにするためです。
また、釣り用は蓋の一部が開閉するものがあり、そこから魚を投入する事ができます。
【2023年最新】コスパ抜群のおすすめ釣り用クーラーボックス11選
新しいクーラーボックスを購入するのであれば、誰でも、安くて機能の良いものを選びたいと思います。
そこで、コスパが良く、おすすめできる釣り用クーラーボックスを紹介します。
【ダイワ】シークールキャリーⅡ SU2500
キャリーハンドルとキャスターが付いているクーラーボックスで、女性の方でも持ち運びが簡単です。
容量25Lで、断熱材に真空断熱パネルを底一面に使用し、側面はウレタンです。
【伸和】ホリデーランドクーラー 48H
ひとつひとつ丁寧な作りで、丈夫な日本製のクーラーボックスです。
48Lの大容量で、低価格。
それでいて、キャスター付き、投入口付き、水抜き栓と、便利な機能が揃っています。
【ダイワ】ライトトランクα GU2400
軽量なのに丈夫で、腰掛けとして座っても大丈夫なクーラーボックスです。
上蓋が両側から開けられ、取り外しも可能なので、洗浄やお手入れがしやすくなっています。
【シマノ】フィクセル リミテッド
底面と両側側面の、3面に真空断熱パネルを使用しているため、保冷力の高いクーラーボックスです。
内面は、抗菌剤入りのプラスチック製なので、清潔に使用できます。
【ダイワ】プロバイザー HD S1600X
上蓋に、ワンプッシュで開閉する投入口の付いている、小型のクーラーボックスです。
堤防などで、小型の魚を狙う際にちょうど良いサイズです。
こちらは発泡スチロールの断熱材ですが、同じシリーズに、ウレタン、真空断熱パネルを使用している上位ランクもあります。
こんな人におすすめ
- 堤防釣りをする初心者で、手軽に小型魚を保冷したいと思っている方
- コスパを重視しつつ、釣りで使用するクーラーボックスを探している方
【シマノ】スペーザホエールベイシス650
シマノの大型クーラーボックスの2020年新作モデルです。
容量は65Lと大型ですが、ハンドルとキャスターがついているので持ち運びには困りません。
底が厚底になっており、保冷力が高いので大型のブリ以上の魚でもしっかりと冷やすことができます。
また蓋も両開き構造になっていることで、どちらからでも入れることができます。
価格についても定価4万7千円とこのクラスにしてはお買い得な価格設定になっています。
こんな人におすすめ
- 大型の魚を狙っている釣り人で、保冷力が高く、容量の大きいクーラーボックスが必要な方
- 釣り場までの移動や釣りからの帰り道、重い荷物を持ち運ぶのが負担な方
【ダイワ】クーラーボックスRX
ダイワの小型クーラーボックスであるRXの2020年モデルです。
小型ながらもバリエーションがとても多く、容量だけでなくパネルを選ぶことによって保冷力もコントロールすることができます。
自動ロック機能や水抜き栓・滑り止めゴムなど基本的な機能もしっかりと備わっており、小型ながらもしっかりとした性能があります。
蓋は両開き構造となっているので簡単に開け閉めすることができます。
こんな人におすすめ
- 釣りやアウトドアで、小型のクーラーボックスを探している方
- 保冷力と機能性にこだわり、コンパクトながらも高い性能を求める方
【ダイワ】クールラインキャリーⅡ 1500
コンパクトなキャリー付きのクーラーで、静音タイプのローラーなので移動も楽にでき、電車での釣行を考慮し改札も引きながら通過することができます。
背面の小物入れにはペットボトルを収納することが可能で、背面のハンガーにはボトルホルダーの取り付けができます。
ラゲッジネットを取り付けることができるフックや、ショルダーベルトで荷物の固定も簡単にすることができます。
こんな人におすすめ
- 電車での釣行を行うことが多く、コンパクトなクーラーボックスを探している方
- 釣り場までの移動が多いため、ローラータイプで移動が楽なクーラーボックスを探している方
【VASTLAND】タフクーラーボックス 70.9L
2021年5月、VASTLAND(ヴァストランド)から発売の大型クーラーボックスになります。
タフクーラーボックス70.9Lは、沖堤防や沖磯から大型魚種を狙う釣りに適しています。
底面部にはしっかりとした滑り止め付きで、落下防止等の対策が施されており、加えて重量も15kgありますので、少々の風力でも動くことはありません。
また、密閉力を上げている仕様を考慮し、内気圧をバルブ抜きが出来る機能も付属しています。
こんな人におすすめ
- 大型魚種を狙う沖堤防や沖磯で釣りをする方
- 釣果をしっかり保冷しながら、釣りを楽しみたい方
【ダイワ】プロバイザー HD ZSS-2100X
プロバイザー HD ZSS-2100Xは、2021年にダイワから発売になった、伝統のプロバイザーシリーズからラインナップされるクーラーボックスになります。
他社製品と比較し、肉厚ボディーと底面のふんばるマン装着によるクッション性で、滑りを防止するとともに、上からのプレスに強い剛性と必要最低限の軽量化を実現し、ショアゲームでの携行性に優れたクーラーボックスになっています。
こんな人におすすめ
- ショアゲームをよくする釣り人で、釣り場までの携行性が重要な方
- 釣りのプレッシャーや振動に耐えうる頑丈なクーラーボックスが欲しいと考えている方
【アブガルシア】Abu Soft Cooler 25L
Abu Soft Cooler 25L(アブソフトクーラー)は、2021年にアブガルシアからリリースされた、シングル釣行には最適な内容量を保持したクーラーバッグになります。
外装もソフトなポリ素材になり、重量は約1.2kgに抑えられていますので、保冷剤やの飲食物の収納を含めても、片手での持ち運びも容易です。
こんな人におすすめ
- シングル釣行で、手軽にクーラーボックスを持ち運びたい方
- 軽量でコンパクトなクーラーボックスを探している登山やアウトドアなどの用途にも使える方
【釣り種類別】初心者におすすめなクーラーボックス
これから釣りを始める方に向けて、どの様なクーラーボックスがおすすめなのかを、釣りの種類別に分けてご紹介します。
サビキ釣りにおすすめなクーラーボックス
サビキ釣りで主に釣れる魚は、アジやイワシなど、小型の魚なので、15L~20Lのサイズのものが最適です。
投入口のあるものや、椅子としても使える丈夫なものをおすすめします。