サビキ釣りは比較的簡単に始めることができ、釣り女子や初心者に人気のある釣り方です。今回、釣りラボでは、そんなサビキ釣りについて、サビキ釣りに適した時期やおすすめの仕掛け・餌、コツなどについて解説していきます。
サビキ釣りの特徴

釣り初心者の方やファミリー層におすすめの釣り方がサビキ釣りです。
仕掛けやエサのつけ方も簡単で気軽に楽しむことができます。
初心者向けの仕掛けセットもありますし費用もさほどかかりません。
防波堤や海釣り公園で休日にのんびりと楽しんでみてはいかがでしょうか。
サビキ釣りで釣れる魚・対象魚

どういった魚がサビキ釣りでは釣れるのでしょうか?
ここでは簡潔に釣れる魚を紹介します。
サビキで釣れる魚1:アジ
アジは、サビキ釣りで比較的よく釣れる魚です。
一度に3~5匹釣れることもあります。
サビキで釣れる魚2:サバ
サバも、サビキ釣りではアジと並んでよく釣れます。
時期によっては、アジよりも大きなサイズのものが釣れることもあります。
サビキで釣れる魚3:イワシ
イワシは大群で移動しているので、一度に大量に釣れることが多いです。
サビキ釣りで狙う対象魚として、有名です。
サビキで釣れる魚4:カマス
カマスは、少し聞きなれない名前の魚かもしれません。
特徴的な下顎を持つ魚で、サビキ釣りで釣ることができます。
サビキ釣りに適した時期・時間帯

気軽に楽しめるサビキ釣りですが、時期・時間帯によって魚のサイズ、釣果が変わってきます。
それぞれの時期・時間帯でどのような魚が釣れるのか、釣りごろはいつなのか見ていきましょう。
春から秋にかけては大物が狙える!
サビキ釣りで大物を狙うのであれば春から秋にかけてがおすすめです。
春頃に産卵期を迎える大型のアジや、秋頃は夏に産まれて成長したサバが狙えます。
特に夏~秋頃(6月~9月の終わり頃)は水温も上がり魚の動きも活発になります。
魚群とうまく会えば100匹近く釣れることもあります。
冬(12〜3月)のサビキ釣りは難しい
逆に12月頃から3月にかけての冬場は水温も下がり海が荒れることも多くなり岸近くに魚が寄ってこないため、サビキ釣りにはあまり向いていません。
個体数は少なくても成長した大型のアジ(50cmオーバー)が釣れることもありますが、アタリ自体が少ないためあまり適した時期とは言えません。
サビキ釣りに適した時間帯はある?
サビキ釣りで釣れる魚は回遊魚がほとんどです。
潮が動いている時間帯にエサを追って回遊しますので、その時間帯を狙うことで大量ゲットのチャンスが生まれます。
時間帯としては朝や夕暮れが良いでしょう。
魚の活性が高くなりますし、特に水温が高くなる夏場は涼しい明け方の時間帯を狙うのがおすすめです。
サビキ釣りのコツ・ポイント

誰でも気軽に楽しめるサビキ釣りですが、時期、時間帯、装備はもちろんのこと、基本的な釣り方やコツがわからなければ始まりません。
基本的な釣り方は、
というものになります。
ルアー釣りなどとは違い着水後大きなアクションは必要なく、魚が食いつくのをじっと待つ場面が多いですが、やはり初めのうちは思うような釣果を得られないかもしれません。
その時は、以下の3ポイントを気にしてみましょう。
1. 仕掛けを変えてみる
釣果が上がらない場合まず見直すべき点は、仕掛けを変えてみることです。
仕掛けは釣場やシーズンに合わせて変えるべきなので、今使っている仕掛けがマッチしていない可能性があります。
例えば、針のサイズを変えてみるのも一つの手です。
魚のサイズによっては針が大きすぎたり小さすぎたりするせいで、魚に警戒されて釣れない場合があります。
魚のサイズが20~30cm程度であれば1号~2号、40cm以上であれば3号以上など臨機応変に変えてみましょう。
また、狙うポイントを岸部ではなく遠投で少し遠くのポイントに変えてみるのもよいでしょう。
そのためには投げ釣りに必要な仕掛けに変える必要があります。
その際、遠方でもアタリが来た時に分かりやすいためのウキと、サルカンを使用しておもりをつける仕掛けに変えましょう。
船釣りの場合も同様の仕掛けが使え、キスやヒラメ、小型のクロダイや高級魚のメバルが釣れる場合もあります。
2. 釣果情報を確認する
せっかく釣りに出かけても魚がいなければ意味がありませんし、初心者のうちはいつ釣れるのかをなかなか掴むことができません。
そんな時は釣果情報を調べてみましょう。
海釣り施設ではその日の釣果情報をアップしているサイトもありますし、SNSやブログで釣り名人達の動向を探るのもいいでしょう。
そうすることで釣れている場所、時間帯は把握できます。
3. 釣れている人のマネをする
釣れている人には偶然ではなく、やはり何かしらの理由があります。
仕掛けのつけ方なのか、エサの使い方なのか、釣る場所なのか、何かしらのヒントが隠されているはずです。
横目でチラチラと確認するよりも、思い切って話しかけて教えを乞い玄人の技を盗みましょう。
釣り人とのコミュニケーションを図ることで、また釣りに行きたいという意欲もわきますし、勉強になることも沢山あります。
また、YouTubeにアップされている動画から仕掛けや釣り方のコツを盗むのもよいでしょう。
サビキ釣りで使用する道具(タックル)・仕掛け・餌

サビキ釣りで使用する道具(タックル)・仕掛け・エサをご紹介します。
サビキ釣りにおすすめの入門セット
【つり具TEN】サビキ釣り ちょい投げ釣り 完全釣りセット
コンパクト釣りセット
こちらの商品は、サビキ釣りとちょい投げ釣りの両方が可能なセットです。
釣り用具も一式揃っており、ハサミやバケツなどが同梱されています。
堤防釣りに必要な竿や小型リールも付属しており、サビキ釣りやちょい投げ釣りに必要な仕掛けもセットになっています。
初心者にとっては、堤防釣りに必要なものが一通り揃っているということが魅力的な商品です。
こんな人におすすめ
- 初めて釣りをする人、特にサビキ釣りやちょい投げ釣りに興味がある人
- 堤防釣りをするために必要な釣り用具を一通り揃えたい初心者の方
サビキ釣りにおすすめのロッド・釣り竿
ロッド・釣竿は、1.8~3m程度の波止竿が良いでしょう。
長いものだと重くなり、お子さまや女性には扱いづらくなってしまいます。
リール付きの竿であれば何でも対応出来ます。
【タカミヤ】H.B CONCEPT サビキボンバー 3-450
強靭な大型サビキロッド
錘負荷10号のサビキロッドです。
波止での小型のアジ・サバ・イワシ狙いであれば、1号もしくは2号のサビキロッドで充分なのですが、外洋に近く、水深がある大型漁港などには思わぬ大型魚が入ることがあります。
そういった場所でサビキ釣りをする場合は、不意の青物やボラなどの大物がかかった場合でもロッドが伸されることなく抜き上げることができる、3号以上のロッドを使うことをおすすめします。
3号のサビキロッドであれば、多少距離があるポイントへ、飛ばしウキをつけてサビキ仕掛けをキャストすることも可能です。
こんな人におすすめ
- 外洋に近く、水深がある大型漁港などでサビキ釣りをする方
- 予期せぬ大型魚がかかる可能性があるサビキ釣りで、安定した釣果を狙いたい方
サビキ釣りにおすすめのリール
リールは、ラインが初めから巻かれている初心者向けのスピニングリールをおすすめします。
海での使用はラインを伝って海水がリールに付着し錆びやすくなるため、海水対応のものを使うのが良いでしょう。
【アブガルシア】17 カーディナル II STX 2500S
2in1リール
コストパフォーマンス最高の、大変お得なアブガルシア・カーディナルⅡシリーズのフラッグシップ機です。
このリールの最大の魅力は、ラインキャパが同じで、色違いのアルミ製替えスプールがついていることです。
片方のスプールにはナイロン3〜4号程度を巻いておき、ウキフカセやちょい投げに、もう片方のスプールにはPE0.8〜1号を巻いておき、エギングやショアジギングなどに使えます。
現場の状況を見て、わざわざリールを2個使うことなく、スプールだけ付け替え、速やかに釣りを切り替えると言ったフレキシブルな対応ができます。
こんな人におすすめ
- 異なる種類の釣りを楽しむ方
- 買い替えを考えているが、コストパフォーマンスの優れた商品を探している方
サビキ釣りにおすすめのライン
ラインはナイロンラインの2~3号を選びましょう。
価格も安くライントラブルも起きにくいため、初心者の方におすすめです。
【ダイワ】ジャストロン DPLS クリアー 500m
高性能のナイロンライン
ダイワのハイコストパフォーマンスのナイロンラインです。
比重は1.14のサスペンドタイプとなり、水中での馴染み性もよく、結束強度も強い設計となっています。
3号を巻いておけば、漁港や堤防で足元にサビキ仕掛けを落とす釣りなら十分対応できます。
数十m先を目掛けてサビキ仕掛けを投げて青物の回遊を待つ、かご投げ釣りをするのであれば、道糸の先に4号→12号程度のテーパーライン(力糸)を1本結んでおけば、ワカシやイナダが掛かっても安心です。
こんな人におすすめ
- 初めてサビキ釣りをする方
- 手軽に釣りを楽しみたい方
サビキ釣りにおすすめの餌
エサ(仕掛けのカゴに詰めたり魚を集めるために撒くエサをコマセと呼びます)にはアミエビを使います。
イソメやメタルジグなどをエサとして使う釣りよりは、エサ代がかかったりエサをつける手間はなく簡単です。
冷凍タイプや常温タイプなど種類はありますが、基本は仕掛けのカゴに入れて使用するため針にエサをつける手間もなくスムーズに行えます。
冷凍タイプは本物のオキアミを冷凍しただけなので魚の反応もよく、ツブも大きいのが利点ですが、解凍する手間がかかったり匂いが強いのが特徴です。
常温タイプはチューブ式のものがあり、手を汚さずカゴに入れることができます。
ただ、容量の割に値段が高く、また、加工されたアミエビのため、魚の食いつきがよくない場合があります。
一日かけてじっくり釣りを楽しみたい方は容量も多く、魚の反応も良い冷凍タイプをおすすめします。
【マルキュー】アミ姫 キララ 600g
キララ配合のアミコマセ
天然アミを保存液に入れてパックしたアミコマセです。
さらに視覚効果を高めるため、大量のキララ成分を配合しています。
このキララは、マイカとも呼ばれる雲母という鉱石の粉末です。
常温保管ができること、アミコマセ独特の臭いが、フルーツ系香料でマスキングされていることから、非常に使いやすく、集魚効果の高いコマセ餌として、サビキ釣りには欠かせない製品の一つとなっています。
アミ姫 キララは600gパックですが、実釣では相当量を消費しますので、何パックか持ち込むか、粉末コマセベース材と混ぜて増量させて使うか、工夫しましょう。
こんな人におすすめ
- サビキ釣りに興味があり、よく行く方
- アミコマセの臭いが苦手な方でも使いやすい餌を探している方
その他サビキ釣りに必要な道具
基本的な仕掛けやエサ以外にも、釣れた魚を保存するクーラーボックスや、針から魚をはずすためのフィッシュグリップ、エサを使用するための水汲みバケツ、アミエビバケツ、安全面を考えてライフジャケットの着用も忘れないようにしましょう。
また、天気が悪い時用の雨ガッパの用意もあれば尚よいでしょう。
これだけ揃っていれば万全の体制でサビキ釣りに挑めます。
【釣研】遠投カゴサビキウキ
遠投できるカゴサビキ
足元でサビキ釣りをしていて、届きそうな距離の沖にナブラが見えたら迷わずメソッドをカゴ投げサビキに切り替えて、群を目掛けてキャストしてみましょう。
足元ではめったに釣れないような大物が掛かる可能性大です。
もちろん、サビキ仕掛けも大きめのものにチェンジする必要はありますが、狙って損はありません。
釣研の遠投カゴサビキウキは、耐衝撃性に優れ、岸壁や地面にぶつけても破損しません。
また、飛行姿勢がまっすぐ安定し、サビキ仕掛けを遠くまで運んでくれます。
羽根の先端にはケミホタルが取り付けできるため、夜釣りにも対応できます。
こんな人におすすめ
- 遠投したいと思っているサビキ釣り初心者の方
- サビキ仕掛けを遠くまで運び、ナブラを狙いたい方
サビキ釣りについてまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「サビキ釣りのコツを徹底解説!最適な時期やおすすめの仕掛け・タックルをご紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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