ショアジギングとは、メタルジグを使い岸から遠投して行う釣りのことです。一般的には昼間に行われますが、夜間でもショアジギングはできるのでしょうか。今回、釣りラボでは、ナイトショアジギングについて釣れる魚やポイントなどを詳しく解説していきます。
ジギングそもそもショアジギングとは?

まずは、ショアジギングとは一体なんなのかについて解説します。
ショアジギングとは、船ではなく岸からメタルジグを投げて釣る方法です。
季節によって多様な魚が狙えるのが魅力です。
ジグに様々なアクションを加えたり、狙う魚種や時間帯などによりルアーの色を変えることで釣果が変わるゲーム性が高い釣り方です。
ショアジギングで釣れる魚
では、ショアジギングではどのような魚が釣れるのでしょうか?
ショアジギングでは、主にカンパチ・サワラ・シーバスなどの青物を狙います。
アカハタやオオモンハタ、キジハタなどのハタの仲間やカサゴやメバルといった根魚も釣れます。
その他、シイラ・ヒラメ・太刀魚もショアジギングで釣れる魚です。
ジグ(ルアー)の種類と選び方
ショアジギングではメタルジグを主に使用します。
メタルジグの利点は、遠投性が高いことと底や中層などの幅広いレンジを探れる点です。
メタルジグにはセンターバランス・リアバランス・フロントバランスの3種類があり、それぞれのメリット・デメリットがあります。
魚種を決めずに釣りたいときや初心者はセンターバランス、遠投したい時や深い水深を狙う時はリアバランス、近距離や浅めを攻める時はフロントバランスなどを基準に選びます。
ショアジギングに最適な時期・時間帯
ショアジギングを楽しむのに適した時期や時間帯はあるのでしょうか?
おすすめの時期
ショアジギングは春から冬まで年中楽しむこともできますが、やはりベストシーズンがあります。
青物を狙うのに最適な時期は5月~10月です。
5月くらいから日本の沿岸で青物が回遊を始めるためです。
春や冬は数はあまり期待できませんが、思わぬ大物がかかることもあります。
おすすめの時間帯
ショアジギングでは、朝・夕のマズメ時(日没・日の出のそれぞれ前後1時間)が最も狙い目の時間帯です。
この時間になると、餌となる小魚の活発な回遊が始まるため、それを狙うフィッシュイーターたちが動き出すからです。
ただし、天候や潮の状態、気温などにより時合がずれることもありますので、情報収集が必要となります。
ショアジギングの釣り方・コツ
ショアジギングのコツは、飛距離を出すことです。
ルアーを少しでも遠くへ飛ばすことで、多くの魚にアピールして数を伸ばすチャンスを増やします。
ただし、キャストする際は後方をよく確認して投げてください。
また、ルアーの動かし方で釣果が変わってきますので、ルアーアクションを習得してください。
2~3種類の動かし方を極めておくと、様々な場面で魚にアプローチができます。
ナイトショアジギングはできる?

夜は魚も暗くてエサが見えないため、ルアーには反応しないイメージがありますが、実はナイトショアジギングも十分楽しめます。
夜になると魚たちの警戒心も低くなります。
また、魚にも夜行性の種類がありますのでそういう魚種は夜の方が釣りやすいのもナイトショアジギングのメリットです。
魚がエサを探すのは視覚だけではありません。
聴覚や嗅覚、側線を使ってエサを探します。
感覚が優れているので、見た目だけではなく魚の他の感覚に認識させることができれば夜でも釣ることが可能です。
ナイトショアジギングで釣れる魚
ナイトショアジギングでは、どういった魚が釣れるでしょうか。
夜のショアジギングで釣れる魚の種類をご紹介します。
スズキ(シーバス)
シーバスは昼間でも釣れますが、基本は夜行性です。
夜は常夜灯に集まる小魚を狙って表層まで追ってくることがあります。
昼は用心深い強い大型サイズも夜になると餌を求めて動き出しますので、大物を狙うことができます。
また、表層だけではなく中層付近の小魚も捕食しますので、様々な水深を探ってみてください。
チヌ(クロダイ)
チヌも夜活発に動き出します。
周りに明かりがある場所よりも、暗闇でも狙いやすい魚です。
夜になると意外にも浅い場所にも寄ってくることがあります。
海底にいる甲殻類を好む習性がありますので、海底をずるずると引きずるように動くルアーにもよく反応します。
メバル
メバルは、夜行性の魚です。
餌のプランクトンを求めて光に集まる小魚を追いかけます。
日中よりも夜釣りの方が圧倒的に釣れる可能性が高いです。
夕マズメが狙い目ですが、朝マズメでも釣れるチャンスはあります。
メバルは目が良いので、遠くに小魚を発見すると素早く追尾します。
後ろから追いかけて、タイミングを見計らい素早く食いつくのです。
メバリングにはジグヘッドとワームの仕掛けが良いでしょう。
初心者に扱いやすいのでおすすめです。
カサゴ
カサゴは、日中はテトラや岩の隙間に潜んで動きませんが、夜になると海面近くまで出てくることがあります。
大きいサイズが狙えるのでカサゴ釣りはやはり夜釣りが狙い目です。
カサゴ釣りもメバリングと同様にジグヘッドとワームを組み合わせた仕掛けをおすすめします。
臭い付きのワームにもよく反応してくれるので、臭いのついたものを選ぶのも良いでしょう。
ヒラメ
ヒラメは、日中でも釣れますが、夜は用心深さが下がり大物が期待できます。
ヒラメを狙うには、明りの近くがある場所を選んでください。
ヒラメがエサを見つける時に使うのは目ですので、明りで海が照らされている付近を狙ってルアーを投げてみるのが良いでしょう。
ヒラメに認識されやすいピンクやゴールドなど明るい色のルアーがおすすめです。
太刀魚
夜釣りといえば、太刀魚ライトショアジギングではないでしょうか。
太刀魚は日が暮れ始めると餌を求めて浅場まで上がってきます。
このため、ショアでの釣りは夜がメインです。
太刀魚ジギングで使用するジグは15~30g程度とあまり重くないので、ライトショアジギングタックルで問題ありません。
数を狙うのであればジグヘッド+ワーム、大きいサイズを狙う場合は30gくらいのメタルジグを使用すると良いでしょう。
様々な色のルアーを用意して、ローテーションすることがおすすめです。
青物
青物の魚は目があまりよくないため、夜はあまり期待はできません。
ですが、アジやカンパチが釣れることもあります。
青物を狙うのであれば、マズメがおすすめです。
夜中の釣りを楽しんだ続きで、朝マズメの青物を狙うのも良いでしょう。
ナイトショアジギングをする場所
ナイトショアジギングをする場所の注意点と狙い目の場所をご紹介します。
場所の注意
堤防で釣りをする場合は、夜釣りが許可されている場所かどうかを確認する必要があります。
ナイトフィッシングが禁止されている場合もありますので、注意してください。
また、夜に浜へ釣りに行くときは慣れた場所へ行くことをおすすめします。
慣れていれば、暗くても地形や危険な場所もわかっていますし、釣れるポイントへも行きやすいからです。
もし、初めて行く場所や久しぶりに行く釣り場の場合は明るい時間帯に下見をしておくことが大切です。
危険な場所はないか、よく釣れそうな場所はどこかなど、安全に効率よく釣るためにも事前調査が必要となります。
狙う場所
ナイトショアジギングで最も狙いやすい場所は、常夜灯の近くです。
常夜灯の明かりにプランクトンが集まり、それを求めて小魚が群がります。
ナイトジギング人気が高い太刀魚を狙う場合も、常夜灯付近にエサとなるイワシが集まるため時合の時間になると人も集まります。
ナイトショアジギングにおすすめの時期
ナイトショアジギングは1年中楽しむことができます。
上記で紹介した釣れる魚も基本的に年間を通して狙うことができます。
ただし、時期によって釣れやすさが異なります。
シーバス
シーバスは春~秋がもっとも活動が活発で、冬は少し釣れにくくなります。
チヌ
チヌの大きい型が釣れるおすすめの時期は、3~5月です。
冬になって水温が10℃以下になると釣果が下がります。
メバル・カサゴ
メバル・カサゴが最も釣れる時期は、産卵時期の秋~春です。
春以降は水温の下がる沖に戻ってしまいます。
ヒラメ
ショアからヒラメが最も釣れる時期は、春が4~6月、秋は9月~11月です。
特におすすめなのは秋のヒラメです。
サイズは中型がメインですが、釣果が期待できます。
太刀魚
太刀魚のシーズンは8月~10月です。
秋~冬は数は見込めませんが、大物が釣れることがあります。
青物
青物は、魚種を選ばなければ1年中釣りを楽しめます。
しかし、ベストシーズンと言われるのは5月~10月下旬くらいまでです。
ナイトショアジギングのポイント

ナイトショアジギングでは、ルアーの選び方も重要です。
それぞれのポイントごとに、おすすめルアーをご紹介します。
メタルジグは軽めを選ぶ
フォールスピードが遅いため、夜の暗い海の中でも魚が認識しやすいのがメリットです。
また、メタルジグは夜は見えにくいのですが、アジや根魚が反応することがあります。
【JAZZ】メタルジグ ルアー 爆釣JIG2 メバルチューン 5g
ケイムラ加工なので、可視光線の少ない夜間でも存在をアピールできます。
常夜灯の紫外線にも反応するので、活躍してくれます。
アジングにも有効でしょう。
高評価の口コミ・評判をピックアップ!
- 底に着底させるだけで釣果が出る。
- ピンクがお気に入りで、コンパクトで場所を取らず、常に持ち歩きたい商品。
音の出るルアーを選ぶ
音の出るルアーもナイトゲームでは有効です。
活性の低いシーバスやチヌを音で誘います。
【ルミカ】Xtrada(エクストラーダ) メタルジャッカー
胴体のスリットに、音の出るラトルや光るケミホタルを装着できます。
ラトルを付ければ暗い海でも音で魚にアピールが可能です。
【ルーディーズ】根魚メタル 30g 赤蝦グロー
ラトル内蔵で、60dBの音が出るように設定されています。
薄暗いマズメや常夜灯の近くでも魚に認識されるグローカラーです。
使用しているフックは、根がかりが軽減の設計が施されているため安心です。
アピール力のある派手なルアーを選ぶ
広大な暗い海の中では、派手な目立つ色で魚にアピールすることが重要です。
白や黄色などの色目は、ルアーを回収する際にも見やすくおすすめです。
【メジャークラフト】ルアー メタルジグ ジグパラ ショート
明るい色とグローカラーを組み合わせて夜の海でも光で魚を誘います。
スローフォールで小魚を演出するので、フィッシュイーターへのアピール力があります。
高評価の口コミ・評判をピックアップ!
- 使いやすい。
- 初心者向けにおすすめ。
- よく釣れる。
- 青物釣りで使用しているが、安価でよく釣れる。
低評価の口コミ・評判をピックアップ!
- 40gの場合、飛距離が伸びない。他社の40gに比べ、飛距離が劣る。
- タチウオ釣りでフォールを意識すると数が出るものの、レンジキープが難しい。
- 塗装が弱い。
【シマノ】メタルジグ コルトスナイパー イワシロケット 20g〜40g
非常によく飛ぶため、サーフから夜の海へのキャストも安心です。
様々なアクションを加えることで、フィッシュイーターの捕食本能を刺激します。
グローカラーなので夜の海でも光でアピールすることができます。
高評価の口コミ・評判をピックアップ!
- シラスパターンに使うとよく釣れる。
- 後方重心で飛距離が出やすい。
- 安定感がある使い心地。
- よく飛び、よく釣れる。
- 潮周りが良かったため、初使用で釣果が出た。
低評価の口コミ・評判をピックアップ!
- 根がかりしやすく、速攻で無くしてしまった。
- 塗装が剥げやすい。
- 目がすぐ取れた。
- 着水の姿勢が曲がりすぎる。
ナイトショアジギングのまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【夜釣り】ナイトショアジギングはできる?できない?釣れる魚やポイントを解説」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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