安全に釣りをするためには、どれくらいまでの風速なら大丈夫なのかを事前に知っておく必要があります。今回、釣りラボでは、風速ごとの釣りへの影響と、強風の日に釣りを楽しむための方法、釣り場ごとの風速・天気予報を確認するためのアプリなどをご紹介。
強風は釣りにどのような影響を与える?
屋外で楽しむ釣りには、風が大きな影響を与えます。
風があまりない場合は問題ありませんが、強風の場合は釣りにどのような影響があるのでしょうか。
考えられる主な影響を、以下にピックアップします。
また、悪影響ばかりではありません。
もちろん強風の度合いにもよりますが、以下のような好影響もあることを覚えておきましょう。
風速ごとの釣りへの影響
風速は、サーフや防波堤といったショアからの釣りはもちろん、船といったオフショアからの釣りでも重要な要素です。
台風レベルの激しい風速の場合は例外として、大きな乗合船の場合は多少の風速でも出港することもありますが、カヤックやゴムボートといった小さな船の場合は強風で釣りが成立しない可能性も高いでしょう。
乗合船であれば船が中止を決定しますが、個人で行動する場合は自分で中止を決定する必要があります。
出発前には目的地の風速を確認し、釣りのスタイルや規模に鑑みて中止の目安としてください。
前提として、安全に釣りを行うことができるのはおおよそ風速4〜5m/sまでと覚えておくと安心です。
風速0〜1m/s
風速0〜1m/sであれば、ほぼ風がない状態と言えるでしょう。
釣りにも影響はないため、快適に釣りを楽しむことができます。
風速2〜3m/s
風速2〜3m/sの現場では、軽く風が吹いていることを体や顔に感じられます。
海面には小さい波が立ち始める風速です。
ほとんどの釣りではほぼ影響がありませんが、細いラインを用いるアジングなどでアタリを逃してしまう可能性は否定できません。
風速4〜5m/s
風速4〜5m/sは、小さな船で釣りが行える限界の風速です。
海面の波にはやや泡が立ち、ショアであってもフィールドによっては釣りを行いにくくなってしまいます。
横風や追い風の場合は軽い仕掛けやルアーを用いる釣りはやや困難になりますが、サビキ釣りなどは可能です。
風速6〜7m/s
風速6〜7m/sともなると、釣りの中止を検討することをおすすめします。
狙ったポイントにキャストすることやアタリを取ることは困難になり、糸フケによるライントラブルも増加するからです。
風速8〜9m/s
風速8〜9m/sは、スタイルや仕掛けの種類に限らず釣りが難しい状況です。
海面では波が激しく泡立ち、身を遮るものがない現場では風で体が押されてしまいます。
海も荒れて波が高くなり落水の危険性も高まるため、自身の安全を重視して釣りは中止してください。
風速10m/s以上
風速10m/s以上の場合は、釣りどころか海へ訪れることもやめた方が良いでしょう。
台風のような強さの風であるため、釣りができないことに加えて、風に煽られて転んでしまう可能性すらあります。
持ち物やタックルが風で飛ばされたり、風でフィールドによっては風で飛んできたもので怪我をしたりといった危険も考えられます。
強風の日に釣りを楽しむための方法
風が強い場合でも釣りをしたければ、以下に紹介する2つの方法が考えられます。
安全を考慮することが第一ですが、場合によってはせっかく計画した釣りを諦めずに済むかもしれません。
風裏のポイントに変更する
ひとつめの方法は、釣りを行うフィールドを風裏に変更することです。
風裏とは、強風を遮る山などの障害物がある「風の当たる裏側」にあたるポイントを指します。
風裏のポイントであれば風速による影響を受けにくい地形であるため、比較的釣りを行いやすいでしょう。
別の釣り場へ移動する
ふたつめの方法は、別の釣り場へ移動することです。
訪れるポイントの風速をチェックした際に釣りが難しそうであれば、思い切って場所を変えてみることで解決できる可能性があります。
例えば、太平洋側が荒れている場合は、日本海側の風速を調べてみてください。
強風のフィールドと反対に位置するポイントであれば、風が弱くなっており釣りが楽しめることもあります。
風速や天気の予報を確認できるアプリ2選
風速をチェックする際に便利なのが、風速や天気の予報を確認できるアプリです。
スマートフォンに入れておくことで、移動先であってもこまめにチェックすることができます。
iosとAndroidへのリンクを貼るので、是非試してみてください。
WINDY
WINDYは、世界中の天気予報を無料で調べることができるアプリです。
風速はもちろん、降水量や波の高さ、水温といった細かな情報を確認することができます。
デフォルトでは風速を示す単位がノットに設定されているため、日本でポピュラーなm/sに変更しておきましょう。
タイドグラフBI
タイドグラフBIは、全国の風速や天気、潮汐といった釣りに必要なデータに特化した無料アプリです。
BIという爆釣指数が示されている上、日本中の釣り場をピンポイントでチェックすることができるため、確実に釣果を上げたいアングラーにぴったりです。
風速以外に釣果に影響を及ぼす要因
上記で説明した風速の他にも、釣果に影響を及ぼす様々な要因が存在します。
風速に加えて、以下のようなポイントにも気を付けて釣りを行いましょう。
風速ごとの釣りへの影響についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「釣りは風速何mまで大丈夫?中止の目安やアプリでの予報の確認方法をご紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。