主に8月の13~16日の間のお盆は、多くの人が休みです。その時間を生かして釣りに没頭したい人は多いのかと思いきや、釣りを控えた方が良い時期とされています。今回、釣りラボでは、お盆に釣りをするべきではないとされている理由を紹介します。
お盆には釣りをしない人が多い
釣りは年中楽しむことができるレジャーとして人気です。
また、お盆には夏の長期休暇と重なることもあり、どこか釣りに出かけようかという気持ちになるかもしれません。
しかし、お盆には釣りをしないという方が多くいるのはご存じでしょうか。
禁止されているわけではありませんが、お盆期間中は避けるという釣り人が多いのです。
なぜお盆期間中に釣りをしないのか少し説明したいと思います。
お盆に釣りがダメだと言われている理由
お盆に釣りをするのがダメな理由として、いくつかの説があります。
縁起が悪いというという話や霊に引き込まれるといった怖い話であったり、迷信に近いものから水難事故の危険性が高いという現実的なものもあります。
お盆期間中の釣りがなぜためなのか、それぞれの説について簡単に説明していきます。
仏教の教えに反するから
まずは仏教の教えに反するという考え方からです。
そもそもお盆という考え自体が仏教の習わしから来ています。
仏教でお盆というのはご先祖様があの世から生物に乗って帰ってくる期間とされています。
そのため、お盆期間中は生物を殺すことを禁止している不殺生戒の期間となります。
この期間の食事は肉や魚を使わず、野菜を中心とした精進料理となります。
そのため、魚を釣るという行為が仏教の教えに反するとして避けられています。
水辺には霊がいると考えられているから
お盆期間中は釣りだけでなく、海水浴も行かないほうが良いと聞いたことがありませんか。
水辺には心霊がいて、引きずり込まれるといった怖い話も良く聞く話です。
あくまでも昔から伝わる迷信のようなものです。
しかし昔から聞き続けた話は人の心に根付いており、釣りを避けるという方が多くいるのです。
水難事故が多いから
現実的な釣りをしない理由として、水難事故の多発というものがあります。
お盆期間の海は大潮と重なって大波が発生する可能性が高まります。
また、クラゲが大量発生する時期でもあります。
波にさらわれたり、クラゲに刺されて海に落ちたりと何かと水難事故が多発する時期なので安全のために釣りは避けるという方が多いのです。
釣りがダメな期間はいつからいつまで?
お盆期間中の釣りが良くないとされていることは説明しましたが、具体的に期間はいつからいつまでなのかを説明します。
お盆期間は8月13日~8月16日の期間です。
※一部地域は7月にお盆を行う地域もあります。
また、お盆とは異なりますが同じく縁起が悪いということでお彼岸の釣りも避けるという考えもあります。
お彼岸とは春分の日と秋分の日を含み前後3日のそれぞれ7日間のことです。
お盆の釣りの釣果は良いの?
一方で釣り人として気になるのがお盆期間中の釣果についてです。
結論から申し上げますと、お盆期間中に魚が釣れなくなるというものではありません。
8月に狙える魚は当然そのまま狙うことができます。
お盆期間中に釣りを控える釣り人が多いので、魚がスレにくいということはあるかもしれません。
どうしてもお盆に釣りをしたい場合は?
お盆期間中の釣りがあまり良くないということは理解するけど、どうしても釣りがしたいという方も多いでしょう。
お盆期間中は普段は混雑している釣り場に人が少ないということも珍しくありません。
どうしてもお盆期間中に釣りをしたい方はどのようにすればよいのかを紹介します。
釣れた魚はキャッチ&リリースする
まずは生き物を殺さないというところを守ると良いでしょう。
具体的にはキャッチ&リリースで釣れた魚を逃がしてあげるのです。
迷信を自分に言い聞かせているようなものですが、教えには背いていないという安心感を得ることができるでしょう。
水難事故に備える
釣り人が少なく混雑しないということは、一方で何かが起きた場合には自分で対処しなければならないということでもあります。
特に注意していただきたいのは水難事故です。
迷信や怖い話は自分の考え次第で何とかなりますが、海難事故はそうはいきません。
お盆期間中は海難事故が発生しやすい期間だということをしっかり認識して、装備を整えたり、ラジオなどで情報を入手しながら釣りを行うなど、対策をしながら楽しみましょう。
お盆の釣りについてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「お盆に釣りはしてはダメ?禁止の理由や期間、対策をご紹介!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
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もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。