シーバスは、釣りのターゲットとして非常に人気のある魚ですが、その臭いが強いと有名な魚でもあります。今回、釣りラボでは、そんなシーバスを食べることができるのか、気になる真相と共に、味、臭い、レシピ、臭いを取る方法をご紹介します。
シーバスは食べることができる?
シーバスという名前を聞いたことはありますか?
「スズキ」という名前なら聞いたことがあるかもしれません。
ルアーフィッシングの際に釣れるスズキを「シーバス」と呼ぶようになりました。
大都市近郊でも比較的よく釣れ、強い引きで楽しむことができる人気の魚です。
ではこのシーバスは食べることができるのでしょうか。
釣れる場所やサイズ、匂いによって味が変わるのかを紹介します。
スズキは高級魚?
スズキはフレンチ料理やイタリアンでもよく調理される魚です。
しかし現在はそれほど高級な魚という訳ではありません。
昔はスズキは高級魚として扱われていました。
冷蔵庫のない時代に魚を輸送する設備はなく、魚の鮮度を保つのが難しかったようです。
そんな中スズキは真水でも輸送可能だったため、鮮度のいい状態で市場に出すことができたため、高級魚とされていました。
釣れた場所によって味が変わる
シーバスは釣れた場所によって味が変化します。
海と川に分けて紹介していきます。
海で釣れたシーバスは食べることができる
東京湾や大阪湾、名古屋港などの都市圏の海で良く釣ることができます。
しかし都市圏の海は汚いことが多く、その汚い水や餌を食べるシーバスは臭くなりやすいです。
そのためシーバスを食べるのであれば都市圏の海は避けた方が良いでしょう。
特に湾奥に居着いているシーバスは臭くなりやすく、食べてもおいしくないことが多いです。
これは海水の中に河口の水が多く含まれていることから、シーバスの餌となる小魚も川魚の割合が増えることで泥臭くなりやすいと言われています。
川で釣れたシーバスは食べない方が良い
川で釣れたシーバスは泥臭いことが多く、食べるのはやめておいた方良いでしょう。
川や海を回遊しているシーバスはそれほどでもないのですが、川に居着いて長い個体は淡水魚独特の泥臭さがあります。
特に荒川や多摩川、淀川のシーバスは不純物を含んだ小魚を餌にしていることが多く、毒素を貯めやすくなるため、食べるのには適さないことがあります。
サイズによっても味が変わる
スズキは出世魚のため、大きさによって呼び名が変わります。
30cm以下は「セイゴ」、30~60cmを「フッコ」、60cm以上を「スズキ」と呼びます。
小さい個体であればあっさりとしていますが身が固めです。
大きいものは脂がのっているのですが身が柔らかいのが特徴です。
食べる方法や調理法をサイズによって変えていくとよいでしょう。
臭いで判断すると良い
シーバスが食べられるかどうか判断するには、シーバスの表面の匂いを嗅いでみると分かります。
これはシーバスの鱗の匂いを嗅ぐことによって、暮らした水質が判断できる為です。
あまり匂いがしなければ食べておいしいシーバス、ドブのような泥臭いにおいがしたら食べてもあまりおいしくないシーバスになります。
魚本来のにおいであれば問題ないと言えるでしょう。
シーバスのおすすめ料理方法・レシピ
ここでは釣ったシーバスのオススメ料理・レシピを紹介します。
刺身
スズキの身は淡白ですが、旬の時期になると脂がのってとても美味しい刺身になります。
自分でさばく場合は背びれや尾びれ、胸びれがとげのように鋭くなっているため、注意してください。
スズキには「アニサキス」がいることがあります。
アニサキスとは長さが2~3cmの糸のような寄生虫です。
魚と一緒に食べることで急性アニサキス症になると、吐き気、悪心、みぞおちの痛みなどが生じます。
アニサキスは時間経過に伴い内臓から筋肉に移動するため、鮮度が悪くなってきたものは刺身ではなく加熱するか冷凍すると良いでしょう。
また、目視でも確認できるため、食べる前に白い線状の寄生虫がいないか確認が必要です。
南蛮漬け
スズキの淡白な身には酢のさっぱりとした味も合います。
野菜も一緒に食べることができるため、お子さんと一緒に食べるのもオススメです。
塩焼き
1匹丸ごと食べるのであれば、塩焼きがおすすめです。
刺身と同じく背びれや尾びれにトゲがあるため、焼く前に処理が必要です。
うろことはらわたが取れれば、塩を振ってグリルやフライパンで焼いていきます。
シンプルですが、スズキの味が楽しめる食べ方です。
シーバスの臭いを取る方法
身が臭いシーバスでも、少し手を加えると臭いをとり食べることが出来ます。
刺身のように3枚おろしにし、サクの状態にしたあとに氷水で洗っていきます。
これは「洗い」とよばれる食べ方で、洗っているうちに脂が浮き出てきますが、これが臭いのもとになります。
臭いすべてを落とすことはできませんが、食べることができる程度に臭いが落ちていきます。
シーバスは食べることができるのかまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「シーバスは食べることができる?気になる味や臭い、おすすめレシピをご紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。