釣りでカサゴを釣った時は、なるべく美味しく食べたいですよね。そのために一番簡単なことは、氷締めをすること。あるいは、刃物を使って、手早く締めることです。今回、釣りラボでは、包丁やハサミでの締め方や捌き方のコツを詳しく解説していきます。
そもそもカサゴを締める目的は何?
ロックフィッシュゲームのターゲットとなることも多いのがカサゴ釣りです。
手軽に狙える魚として釣り人には人気です。
そんな釣り人に人気のカサゴですが、そもそもカサゴを締める目的は何なのでしょうか。
もちろんカサゴを締める目的は、美味しく食べるためです。
カサゴは白身でとても美味しい魚としても知られており、料理法も様々です。
釣ったカサゴを美味しく頂くためにカサゴの締め方を知っておくようにしましょう。
カサゴは氷で締める締め方と、刃物を使って締める締め方の2種類の締め方がありますので、それぞれの締め方の方法を紹介していきたいと思います。
カサゴの締め方①氷で締める
まずは釣りにおいて最も簡単でシンプルな締め方である氷で締める締め方です。
氷締めはカサゴやメバルといった小型の魚を締めるのに最適な締め方とされています。
氷で締める締め方に必要な道具は3つです。
魚を入れるクーラーボックス、冷やすための氷、海水をすくっていれるバケツの3つです。
いずれも釣りをするための必須道具であるため、わざわざ氷締めをするために道具を買う必要はありません。
初心者でも簡単に行うことができますので覚えましょう。
それでは氷締めのやり方や注意点について紹介していきましょう。
クーラーボックスの中に潮氷を入れる
氷締めの方法はまずクーラーボックスにたっぷりの氷を入れて、そこに海水を入れていきます。
キンキンに冷やされた氷入りの海水を潮氷と言い、氷締めを行う準備はこれで完成します。
入れる氷はコンビニなどで売っている氷でもよいですが、準備が面倒でなければ塩水を凍らせた塩氷を用意するとなお良いです。
塩氷は凍りにくいので2日以上前から作るという事前の準備が必要になります。
しかし時間が経って氷が解けても海水が薄まることがないので、カサゴの体内に水分が入ることも防いでくれます。
長時間の釣りや夏場の釣りでは小さい氷だと氷が溶けてしまうこともありますので、できるだけ大きな氷や板状の氷を用意すると良いでしょう。
潮氷を作ったら釣れたカサゴをクーラーボックス入れることで氷締めが完成します。
簡単でシンプルな締め方なのでおすすめです。
氷ではなくペットボトルでもOK
氷締めを行うための氷は、海水をキンキンに冷やすことが目的です。
ですので、実は氷でなくても代用は可能です。
わざわざ釣りのたびに大量に氷を買うのももったいないですし、だからと言って家で作るにも作る量や大きさには限界があります。
そういう時はペットボトルに水を入れて凍らせましょう。
凍らせたペットボトルを海水に入れることで同様の効果を得ることができます。
小さい氷よりも溶けるスピードが遅いので長時間の釣りを行う場合にはおすすめの方法です。
また、こちらもペットボトルの水が溶けても海水が薄まる心配がないので浸透圧によってカサゴの体内に水分が入ることもありません。
2Lのペットボトル1本を凍らせて準備していけばほぼ氷の心配をしなくても良いでしょう。
魚を早めに入れる
氷締めのポイントは釣れた魚はすぐに潮氷に入れるということです。
ある程度まとめてからクーラーボックスに入れたい気持ちは分かりますが、釣れた魚をバケツなどに入れておくと魚はだんだん弱っていきます。
弱った魚は体に乳酸が溜まっていき、身が酸性となって味が落ちてしまいます。
カサゴなどのロックフィッシュの場合は青物と比べると弱りは遅いですが、早めに締めたほうが良いことには変わりありません。
せっかく美味しく頂くために釣るのですから、味が落ちる前にしっかりと締めておきたいものです。
釣れたらクーラーボックスへ早めに入れる習慣をつけておきましょう。
カサゴの締め方②刃物で締める
釣れたカサゴの締め方として、刃物で締める方法があります。
包丁やナイフといった刃物を持っている場合や、大きいサイズのカサゴの場合はこちらの締め方でも良いでしょう。
氷締めとは違い、その場で血抜きもできることが刃物で締める締め方のメリットです。
さらにカサゴは可食部ではない頭部分が大きな魚であるため、刃物で締める際に頭を落とすことで持ち運びが楽になるというメリットもあります。
ナイフは少し怖いという方も、最近は魚を締めるためのハサミも発売されていますので安心して刃物で締めることができます。
特に最後の延髄を切る場面はハサミの方が力が入りやすいと思いますので初心者や女性の方はハサミを使って行う締め方が良いと思います。
血抜きする
まずは釣ったカサゴを血抜きしましょう。
カサゴのエラ蓋を持ち上げると腹膜がありますのでそこを切ります。
切った直後から血が出ますので、そのままバケツに入れて1~2分ほど待ちましょう。
数分待てば血抜きは完了です。
エラの下の辺りを切る
ここから刃物を使って締めていきます。
まずはカサゴのエラの下あたりに白く柔らかくなった部分がありますので、切っていきます。
そうすると頭の部分が外れていきますので、最後の手順である延髄が見えてくるはずです。
延髄を切る
カサゴの刃物締めの最後の手順は延髄を切ることです。
カサゴの延髄は体の中央部、胸びれの少し上にあります。
延髄は固いのでナイフや包丁を使う場合はしっかりと安定する場所で行いましょう。
また、力を入れる際にはカサゴのヒレが刺さらないように注意しましょう。
カサゴの捌き方
カサゴは刺身や煮付け、から揚げなど様々な料理法がある美味しい魚です。
ですので、締めて持ち帰ったカサゴは美味しく頂きたいものです。
しかし根魚は独特な形をしていることもあり、捌き方が分かりづらいと思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは釣ったカサゴを捌く方法を簡単に紹介したいと思います。
動画サイトにも数多くカサゴの捌き方が紹介されていますので参考にしてみてください。
頭を落とす
ウロコを落とした後、まずはカサゴの頭を落とします。
胸びれ、腹びれが頭側につくように腹から頭にかけて包丁を両面から入れていきます。
刃物で締める締め方をしていれば延髄を切っていますので、ここで頭がとれます。
氷締めで締めた場合はここで中骨を断ち切ります。
腹を開く
次に尻から包丁を入れていき、内臓を取り除くために腹を開きます。
内臓を取り除く
開いた腹から内臓を取り出していきます。
稀に卵が入っている場合がありますので、一緒に取り除きましょう。
3枚おろしにする
あとは腹から・背からの順に中骨に沿って包丁を入れることで3枚おろしが完成です。
腹骨を取ることを忘れないようにしましょう。
カサゴの締め方についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「カサゴの簡単な締め方を紹介!氷締めや血抜きのコツや捌き方も解説!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。