タチウオの簡単な締め方とは?ハサミを使った方法や血抜き方法も解説

細長い体と鋭い牙が特徴のタチウオ。そんなタチウオを釣った際には必ず締めることをおすすめします。今回釣りラボでは、タチウオの締め方について、釣った後に締める理由や分かりやすいタチウオの締め方を解説していきます。

スポンサーリンク

タチウオの生態・特徴

タチウオ

出典:写真AC

ギラギラと銀色に光り輝いて太刀のように見えることからタチウオと名づけられた魚です。

小魚を食べるため鋭い歯を持っており、誤って触ってしまった場合は人の皮膚も切り裂くので注意が必要です。

一方で泳ぐ力はあまりなく、エサが近づいてくるのを待つといった特徴があります。

スポンサーリンク

タチウオを締める理由

タチウオ

出典:写真AC

タチウオを締める理由は大きく3つあります。
それぞれの詳細を以下で解説します。

鮮度を保つため

一つ目の理由は、鮮度を保つためです。
他の魚と同じで、食べるためには新鮮なほうが良いです。

タチウオに限った話ではありませんが、鮮度が落ちた魚は美味しくありません。
釣ったタチウオを鮮度を保って美味しく頂くためにその場でしっかりと締めるようにしましょう。

生臭さを消すため

二つ目の理由は、生臭さを消すためです。
暴れてうっ血してしまうと、身の中に血が残って生臭さの原因になってしまいます。

タチウオを釣ってからそのままにしておくと、タチウオの血や内臓が腐っていきます。
そうなると生臭い身になってしまいますのでしっかりと締めて血抜きをしましょう。

魚を傷つけないため

三つ目の理由は、魚を傷つけないためです。

タチウオは釣った後に、激しく暴れまわります。
他の魚であれば多少暴れても傷つきにくいのですが、タチウオはウロコがない分傷つきやすい魚です。

タチウオに傷がついてしまうとせっかくの見た目が損なわれるのと同時に、傷ついた部分から傷んでしまいます。

そうなると当然、味も変わってきますのでタチウオを釣ったら、早めに締めるようにしましょう。

スポンサーリンク

タチウオを締めるのに必要な道具

太刀魚

出典:写真AC

タチウオの締め方はいくつかありますが、基本的に使う道具はフィッシュグリップとハサミの2つです。

ダイワ(DAIWA)

【ダイワ】フィッシュホルダー 240C

はさみ部分に凹凸がついているのでしっかりとタチウオを掴むことができます。
専用ケース付きでベルトに止めることができて出し入れが容易にできるので太刀魚釣りには必携の一本です。

ささめ針(SASAME)

【ささめ針(SASAME)】ヤイバ魚絞めメガシザース

ささめ針から出ている魚締め専用のハサミです。
この一本を持っておけばあらゆるサイズのタチウオに対応できるでしょう。

PRO MARINE(プロマリン)

【プロマリン】タチウオキャッチャー ACE251

名前の通りタチウオを挟むために開発された太刀魚ハサミです。
ハサミ形状になっていて力を入れずにしっかりと掴むことができます。

スポンサーリンク

タチウオの簡単な締め方

太刀魚

出典:写真AC

それでは、釣ったタチウオをどのようにして締めれば良いか紹介します。
いくつか締め方を紹介します。

タチウオ釣りに行った際にはいくつか試してみて、ご自身に合った締め方を行っていただければと思います。

氷締め

タチウオの一番簡単な締め方は、氷締めです。
クーラーボックスに潮氷を用意しておき、釣れたタチウオをそのまま入れるだけです。

氷締めという締め方は、あまり大きなサイズの魚には不向きですので、タチウオの場合は小さ目サイズが釣れた場合に行うと良いでしょう。

血抜き

タチウオの体の中の血を抜いて締める締め方が血抜きです。

まずフィッシュグリップを使ってタチウオを掴みます。
次に、中骨の付け根のアタリに血管が通っていますので、そこをナイフやハサミで切りましょう。

血管を切った後は海水を入れたバケツに10分程度つけておくと血が抜けます。
この時にひらひらとしたしっぽ部分も切っておくと早く血抜きを行うことができます。

神経締め

神経締めという方法も、太刀魚の締め方としてはメジャーなやり方になります。
詳しい神経締めのやり方は、以下の記事を参考にするか、動画を参考にしてください。

wP1kFIyS6Yc

ハサミを使った締め方

タチウオは、平たい魚なのでハサミを使った締め方が簡単です。
タチウオの目の上からハサミを入れて延髄部分を断ち切れば完了です。

また、ハサミを使った上級編の締め方もあります。

最初にタチウオの肛門辺りに少し切り込みを入れます。
次に頭周りにぐるっと一周切り込みを入れて頭と胴体を切り離すと内臓も一緒に処理することができます。

サバ折り

タチウオにもサバ折りは有効な締め方ですが、サバとは違いタチウオには鋭利な歯がありますので、サバ折りする際には注意が必要です。

フィッシュグリップを二本使って頭と胴体部分を挟んで上のほうに折り曲げましょう。
素手でこの締め方を行う際には鋭い歯に十分注意して行うようにしましょう。

ナイフを使った締め方

ナイフを使った締め方もあります。
エラの下の部分からナイフを入れていき、延髄を切るという締め方です。

ナイフで締める場合は地面に押さえて行うと締めやすいのですが、暴れるのでケガをしないように注意して行うようにしましょう。

スポンサーリンク

締めたタチウオの持ち帰り方

タチウオ

出典:写真AC

タチウオを持ち帰る際に大切なことは、タチウオを直接氷に触れさせないことです。
ビニール袋にタチウオを入れたうえでクーラーボックスに入れて持ち帰るようにしましょう。

スポンサーリンク

タチウオの釣り方

タチウオ

出典:写真AC

太刀魚釣りは一年中行うことができる釣りとして人気です。
エサでもルアーでも釣ることができるので誰でも楽しめる釣りとして人気です。

太刀魚釣りの時期・場所

タチウオは1月~6月初旬ごろまではオフショア(船釣り)で釣れ、7月~12月はショア(おかっぱり)から釣ることができます。

タチウオを釣るタックル・仕掛け

タチウオを釣るためのタックルはライトショアジギングロッドに3000番のスピニングリールを選ぶと良いでしょう。

仕掛けはメタルジグや浮き釣り用の仕掛けなど行う釣りに合わせて選ぶようにしましょう。

タチウオの釣り方・コツ

タチウオは夜行性であるため、夜に表層に上がってくる習性があります。
そのため、夜に表層狙いでただ巻きする釣り方が一般的です。

スポンサーリンク

タチウオの締め方のまとめ

タチウオ

出典:写真AC

いかがでしたでしょうか?

今回、釣りラボでは、「タチウオの簡単な締め方とは?ハサミを使った方法や血抜き方法も解説」というテーマに沿って、

  • タチウオの生態・特徴
  • タチウオを締める理由
  • タチウオを締めるのに必要な道具
  • タチウオの簡単な締め方
  • 締めたタチウオの持ち帰り方
  • タチウオの釣り方

といったことをご紹介してきました。

他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

▼Amazon釣具・釣り用品ストアはこちら

スポンサーリンク

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

シーバスの締め方をわかりやすく解説!簡単な血抜きのやり方や神経締めも!
釣ったシーバスを美味しく食べるには、持ち帰る前に処理をしなくてはせっかくの鮮度が落ちてしまいます。今回、釣りラボでは、シ...
タコの簡単な締め方とは?ハサミを使った方法や血抜き方法も解説
釣って楽しく、食べても美味しいタコ釣り。タコを釣った際には必ず締めることをおすすめします。今回釣りラボでは、タコの締め方...
イカ・アオリイカの簡単な締め方を徹底解説!イカチョップや道具を使った締め方を紹介
エギングなどでイカ・アオリイカを釣った際に鮮度を保つために「締める」という作業が必要になってきます。そこで今回釣りラボで...
マゴチの締め方徹底解説!氷締めや血抜き、神経締めを動画と共に詳しく解説
マゴチを釣った後、美味しくいただくために締めることが大切になります。ですが、正しい締め方をご存知の方は少ないのではないで...
ヒラメの締め方徹底解説!氷締めや血抜き、神経締めを詳しく解説
ヒラメを釣った後、美味しくいただくために締めることが大切になります。ですが、正しい締め方をご存知の方は少ないのではないで...
【2024年】喪服ロングスカートおすすめ人気ランキング6選!選び方やコスパ最強製品も
女性用喪服の中でロング丈のスカートをお探しの方も多いのではないでしょうか。今回、エンウィズでは、喪服ロングスカートの特徴...
【2024年】モダンな神棚おすすめ人気ランキング6選!選び方やコスパ最強製品も
自宅にモダンな神棚が欲しいけど、どのようなものがあるか分からないという方は多いですよね。今回、エンウィズでは、モダンな神...

監修者:釣りラボ編集部

「釣りラボマガジン」は、釣りをもっと楽しく豊かにをテーマにした、釣りの総合情報ポータルサイト。ロッド、リール、ルアー、ワーム、ライン、釣り餌といった釣具・タックルから、エギング、アジング、ジギング、タイラバのような釣り方までを幅広くご紹介。人気商品や最新グッズ、釣りの面白コラムも配信。

\この記事をシェアする/

この記事に関連するキーワード

釣りお役立ち情報・コラム
釣りラボマガジン