マゴチを釣った後、美味しくいただくために締めることが大切になります。ですが、正しい締め方をご存知の方は少ないのではないでしょうか。今回釣りラボでは、マゴチの締め方に着目をし、大きさ別の正しい締め方を分かりやすく解説していきます。
魚(マゴチなど)はなぜ締める必要がある?
魚は早くきれいな締め方で味に大きく影響してきます。
締め方で魚がおいしくなる理由は様々ありますが、新鮮さを長時間保つために重要な事です。
適切な方法で素早く行いしょう。
魚が傷つくのを防ぐ
魚を締める理由としては、まず、釣れた魚を生きたまま持ち帰ろうとすると暴れて他の魚を傷つけてしまうことを防ぐためです。
ほとんどの場合、魚同士で傷つけ合うことになるため、締めてから持ち帰るのは基本です。
他の魚がいなくて一匹でも持ち帰る場合でも、クーラーボックスの壁などにぶつけて傷つけてしまう可能性があるため、締めて持ち帰るのが無難です。
魚にストレスを与えないため
魚は生きている状態で持ち運ぶとストレスが溜り、まずくなると言われています。
なので、ストレス軽減の締め方が重要になります。
釣った瞬間に締めることで、ストレスを最小限に抑えた状態で持ち運ぶことができます。
ストレスによって味に影響がでることから、魚は上品な生き物だとも言えます。
マゴチを締める際に必要な道具
マゴチを締めるために必要な道具を紹介していきます。
締める際に、道具を一式をそろえておくとおいしい魚を持ち帰ることが可能です。
【ダイワ】クーラーボックス ライトトランクα (2020モデル)
ダイワの優秀クーラー
クーラーボックスは魚釣りにおいて必須になる商品です。
ダイワから出ているクーラーボックスは大型の個体も収納することができ、使い勝手のよいクーラーボックスです。
さらに保冷機能も他のクーラーボックスに比べても優秀で、新鮮に個体を運びたいのであればおすすめです。
こんな人におすすめ
- 大型の魚を釣ることが多い方
- 新鮮な魚を持ち帰りたい方
【ダイワ】フィッシュピックライト
脳天に差し込み、魚を締めるためにフィッシュピックを使用します。
素早く締めることができる点と持ち運びが簡単な点で常備しておくのにおすすめな商品です。
【G・SAKAI】SABIKNIFE 1
海釣りに必須の錆びないナイフ
サビナイフという名前の通り錆びないナイフです。
海釣りにおいて錆びないということが非常に利点であり、少し高価ですが1つはもって置く必要のある装備です。
ナイフで内臓も取り出す締め方を行うことでさらに魚の美味しさを保つことも可能です。
こんな人におすすめ
- 海釣りをよくする方
- 魚を捌くことに慣れている方
マゴチの締め方
他の魚と異なり、マゴチは根魚であり、形が異なっています。
そのため、やや締め方も特殊であり、事前に学習しておく必要があります。
血抜き
他の魚は鰓を切ることで血抜きを行いますが、マゴチは背骨を落として海水に付けるほうが簡単な締め方です。
背骨を断ち切る締め方は神経締めと同じ効果もあり、さらに血抜きもできるためおすすめです。
マゴチの背骨を切って締める
マゴチの頭の下のてっぺんに包丁を差し込みます。
背骨は固いにそれを断ち切ることで血抜きをすることが可能です。
具体的な場所は鰓と鰓の間であるので、そこを目安に包丁を差し込みましょう。
また、タオルで頭を固定して行うと暴れずに作業が行い易いです。
海水を張ったクーラーボックスで血抜きする
処理を行ったマゴチを海水を十分に張ったクーラーボックスに入れてやるとみるみるうちに血が抜けて血抜きが完了します。
海水が血まみれになったら交換しすることもおすすめです。
もし、文章でやり方がわからない、という方は、こちらの動画を参考にしみてください。
神経締め
神経締めは漁港などで多くの方が用いる締め方です。
血抜きを比べると難易度が高まるため、動画などで予習を行ってから作業を行いましょう。
アイスピックで眉間を刺す
目と目の間の少し上のあたりを垂直にアイスピックで差し込みます。
ワイヤーを使って神経締めをする
先ほど、ピックを使って差し込んだ部分にワイヤーを入れ込み、背骨にそって入れていきます。
神経締めが完了すると魚の体色に変化が生じるため、それを目安にするといつまでワイヤーを差し込めば良いのか簡単にわかります。
血抜きをする
ハサミなどを用いて内臓を取り除き、血抜きを行いましょう。
海水につけ込むと容易に血抜きができます。
もし、文章でやり方がわからない、という方は、こちらの動画を参考にしみてください。
魚を美味しく頂く締め方のポイント・コツ
血抜きや神経締めを行う前後に適切な処理を行うとさらにおいしく魚を締めることが可能になります。
締め方よりも重要な知識がつまっているため、十分に目を通しておきましょう。
せっかく釣り上げた魚はおいしく食べたいですよね。
活け越しをする
活け越しとは、とった魚を2~3日間生きたままの状態でおいておき、胃の内容物をきれいにし、魚の中の内容物をなくす締め方のことです。
活け越しには他にもいい点があり、釣ったときに溜まったストレスを解消する効果があり、身のしまった魚を食べることが可能です。
しかし、活け越しの際には広いスペースとそのための設備が必要なため、一般の方にはこの方法は向いていないです。
魚に傷がつかないように注意を払う
魚に傷がつかないように注意する理由は、うろこがはがれたりしてしまうとストレスが溜り、生命力がダウンしてしまうためです。
たとえ、釣りでリリースする際にも、魚のダメージ軽減をするためにも、できる限りうろこなどを傷つけないようにしましょう。
魚を釣った際は、いかなる時でも傷を付けないように心がけましょう。
締める前後の温度に気を付ける
締める前は、魚が過ごし易い温度に調節してあげて、できるだけストレスを軽減してあげましょう。
適切な温度に調節してあげるだけでもストレス緩和につながり、些細な事でも魚を自分自身だと思い接してあげることが重要です。
締めた後は、キンキンに冷えた氷水で冷やすことがおすすめです。
また、締めてから、身も氷で締めるとさらに鮮度を保つことができます。
締めたその日のうちに下処理(内臓処理)をする
締めたその日に内臓処理を行わないと、内臓の独特の臭みが身にも浸透してしまい、まずくなってしまいます。
できるだけ早めに内臓処理を行いましょう。
マゴチの内臓処理は、締めた後に同時に行うと手間が省けるためにおすすめです。
マゴチのあごを外すと内臓も一緒についてくるため、腹を開いてから顎を外し、そのままとりましょう。
血合いも残らず取るように心がけて丁寧な仕事を行いましょう。
魚の締め方のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「マゴチの締め方徹底解説!氷締めや血抜き、神経締めを動画と共に詳しく解説」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。