イカ・アオリイカの簡単な締め方を徹底解説!イカチョップや道具を使った締め方を紹介

エギングなどでイカ・アオリイカを釣った際に鮮度を保つために「締める」という作業が必要になってきます。そこで今回釣りラボでは、イカ・アオリイカの締め方について素手で簡単にできる締め方や道具を使った締め方などを分かりやすく解説していきます。ぜひご覧ください。

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イカの生態・特徴

イカ

出典:写真AC

日本の食卓でお馴染みのイカについて、まずはその生態・特徴からご説明します。

イカは、世界各国の浅瀬から水深の深い水域まで、多くの海に生息しています。
体長は3cmに満たない個体から20m近くまで成長する個体、イカの種類によって大きく変わってきます。

イカは、貝やタコなどの軟体動物に分類され、頭から足が生えていて足の数が10本あります。
ただし、足が10本のタコも存在するので例外もあります。

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イカ・アオリイカを締める理由

イカ

出典:写真AC

魚を釣り上げ食用にする際は、活締めをすることが多いです。
魚を締める主な理由は、死後硬直を遅らせ鮮度や味を保つために締めるのですが、イカ・アオリイカの場合は締めなくてはならない理由が三つあります。

鮮度や味を保つため

イカ・アオリイカを締める理由の一つが、魚同様に鮮度や味を保つためです。
釣り上げた直後からイカは体力を消耗し続けるので、生きたまま運ぼうとすると時間が経つたびに弱っていき鮮度や味が落ちてしまいます。

釣り上げたイカを自宅で美味しく食べるためにも締める行為は大切です。

イカ本体を傷つけないようにするため

二つめの理由は、イカ・アオリイカの本体を傷つけないようにするためです。

暴れてを本体や他の個体を傷つける場合があり、商品価値が下がってしまいます。
そのため漁師などが漁で取れたイカを締めてから保存容器に入れて持ち帰ります。

イケスで生きたまま使用する飲食店などに卸す場合を除いて、基本的には締めたほうが高値で取引されます。

墨を吐かせないようにするため

三つめは、イカ・アオリイカに墨を吐かせないようにするためです。

イカを生きたまま出荷した際に、抵抗して墨を吐き生臭くなるだけでなく本体が真っ黒になってしまい、見た目が悪く商品価値が下がってしまいます。
そのため、水揚げ直後に締めて墨を絞り出してから持ち帰ります。

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締めなくても良いイカの種類もある?

イカ

出典:写真AC

スルメイカやコウイカ、ケンサキイカなどを始め、一般的なイカは締めなくてもよいと考えている人は多いです。

一方で、アオリイカなどの暴れやすいイカは傷つきやすく商品価値が下がってしまうため、締めた方が良いです。

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イカ・アオリイカを締めるのに必要な道具

イカ

出典:写真AC

イカ・アオリイカを締める際に、神経を断つ締め方に適したピックやハサミなど必要な道具があるので下記でご紹介します。

イカを締めるのに最適な専用ナイフは、滑らず使いやすいです。

イカを締める専用の道具でピックタイプもお手軽でおすすめです。

Belmont(ベルモント)

【ベルモント】MP-024 イカ絞メシザーズ

イカを締めるために考案された特殊な構造のハサミです。
締め、捌きと用途に富んだ多機能性も魅力です。

ヤマシタ(YAMASHITA)

【ヤマシタ】エギ王 イカ絞め

細く差し込みやすい形状のピックで、初心者の方でも安全に使用できこれからイカ釣りを始める方にもおすすめです。

道具が無い場合は、使い勝手の良いハサミもおすすめです。

ダイワ(DAIWA)

【ダイワ】フィッシング ナイフ エメラルダス イカシメCP

台形型に研がれた刃でイカの神経を捉えやすく、安定感のあるケース付きの携帯性にも優れたナイフです。

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イカ・アオリイカの簡単な締め方・手順

イカ

出典:写真AC

イカ・アオリイカの締め方には様々な方法があり、専用の道具を使用する締め方や日用品を使用した締め方、道具を使用せず素手で行う締め方など、イカの締め方は多様です。
その中でも簡単な締め方を三つご紹介します。

イカチョップ・デコピン

道具を使用せず素手で簡単にできる方法で、イカ・アオリイカに向けてチョップやデコピを放つユニークな締め方があります。

イカの模様がある側に向けて置き、胴の端中央部に目掛けてチョップをします。
成功すると一瞬で体色が変化し、赤褐色から白く透明な体色になります。
小型のイカには有効な締め方ですが、大型のイカには不向きな締め方なので覚えておきましょう。

上記の締め方を行う場合には、誤って地面にチョップして怪我をしないよう気をつけて行ってください。

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ピックやナイフを使った締め方

道具を使用したイカ・アオリイカの締め方に、ピックやナイフを使った締め方があります。
ピックやナイフを使用した締め方は、一般的な締め方です。

目と目の間を狙い、45度ぐらいの角度で胴体側に向けて刺します
角度や刺す位置が正確でないと上手く神経を断つことができないため何度かチャレンジして調節しましょう。

胴体側を締めたら、ゲソ(足部分)も締めましょう。
目と目の間を頭の方向に向けてピックを刺し、角度は胴体と同じく45度ぐらいの角度で足側に向かって刺していきます。

なお、ピックの代わりに指で締めるという人もいます。
指で締めている動画は、こちらから確認できます。(動画の後半あたり。)

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ハサミで締める方法

イカ・アオリイカを締める専用の道具が無い場合は、ハサミを使用した締め方もあります。
ハサミを少し広げて目の上から胴体側に向けてハサミを刺し、体色が変化しない場合は刃を動かしながら刺します

胴体側が締ったら、目と目の間に刃を入れてゲソ(足部分)も締めます。
ハサミで締める場合はそのまま捌いて、墨袋と内臓、背骨なども処理ができるのでハサミでの締め方は、釣り上げて持ち帰る際に大変便利な締め方です。

上記でご紹介した締め方を参考に、イカのサイズや道具のサイズにあった締め方を選ぶと良いです。

YouTubeでアオリイカの締め方を紹介した動画が掲載されているので、ぜひこちらもご覧ください。

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締めたイカ・アオリイカの持ち帰り方

イカ

出典:写真AC

締め方の方法を問わず、締めたイカ・アオリイカを持ち帰る際は海水などで墨を洗い流し体内に残った墨も絞り出すようにすると持ち帰った後の処理が楽です。

ただし、イカを洗う際に真水を使用すると味や鮮度が落ちやすいので注意しましょう。

持ち帰る際にクーラーボックスに入れる場合は氷や保冷剤に直接触れないようにイカ本体は、保存袋などで包んでからクーラーボックスに入れるようにしましょう。

保冷力の高いクーラーボックスがあるとイカ・アオリイカの鮮度も落ちにくいです。

シマノ(SHIMANO)

【シマノ】クーラーボックス フィクセル ベイシス

蓋の開閉もしやすく、ウレタン素材を使用しているので保冷性にも優れ耐久性も高いクーラーボックスです。

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イカ・アオリイカの釣り方

イカ

出典:写真AC

イカ・アオリイカの釣り方には、ヤエン釣り、ウキ釣りなどのエサ釣りやエギと呼ばれる擬似餌を使用したエギングなどの釣法が有名です。

イカ釣りの時期・場所

イカ釣りの時期は、種類によって異なりますがアオリイカは四季を選ばず釣ることができます

イカ釣りの場所も同様、狙うイカの種類によって異なり今回はアオリイカを例にご紹介します。

15度以上の暖かい水温を好むアオリイカは、暖かい春〜秋の時期なら全国のほとんどの海域が釣り場になり、寒い冬の時期なら季節に関係なく南下するほど釣果が高くなります。

イカを釣るタックル・仕掛け

イカ・アオリイカを釣るのに使うタックル・仕掛けは、シンプルで揃えるのも容易です。

イカ釣りにおすすめのロッド

イカ釣りに最適なおすすめのロッドをご紹介します。

ダイワ(DAIWA)
【ダイワ】エギングロッド スピニング エメラルダス アウトガイド 86MH

程よい重量感にしなやかさを兼ね備えた、初心者にも扱いやすいエギングロッドです。

イカ釣りにおすすめのリール

イカ釣りに最適なリールをご紹介します。

シマノ(SHIMANO)
【シマノ】リール 13 アオリスタ BB 2500/C3000HG/4000

回転も滑らかで巻き取りやすく、耐久性にも優れたイカ釣りにおすすめなリールです。

イカ釣りにおすすめの仕掛け・エギ

エギングでイカを狙う際にぜひ使いたい、おすすめのエギをご紹介します。

【Tenkisy】エギ セット 全身夜光タイプ

イカの興味を引くフォルムに加え、暗い水中でもピール性の高い夜光タイプのエギです。

イカの釣り方・テクニック

エサ釣りでのイカの釣り方は、釣り糸にウキ、オモリ、生きたアジやイワシなどを使用します。

エギを使用したエギングでは、釣り糸の先にエギを取り付け海に投げ、エギを小魚やエビのように動かしてイカ・アオリイカを誘います

エギングの基本的な釣り方は、以下の動画を参考にしてみるのもおすすめです。

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イカ・アオリイカの締め方のまとめ

イカ

出典:写真AC

いかがでしたでしょうか?

今回、釣りラボでは、「イカ・アオリイカの簡単な締め方を徹底解説!イカチョップや道具を使った締め方を紹介」というテーマに沿って、

  • イカの生態・特徴
  • イカ・アオリイカを締める理由
  • 締めなくても良いイカの種類もある?
  • イカ・アオリイカを締めるのに必要な道具
  • イカ・アオリイカの簡単な締め方・手順
  • 締めたイカ・アオリイカの持ち帰り方
  • イカ・アオリイカの釣り方

といったことをご紹介してきました。

他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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監修者:釣りラボ編集部

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