リールは、釣りをするに当たって必要不可欠な釣具です。今回、釣りラボでは、リールの選び方・種類・使い方・糸の巻き方・下巻き・メンテナンスの方法・おすすめのリール、新製品をわかりやすくご紹介。ぜひご覧ください。
リールとは?
リールとは、釣りの際にラインを巻き取るための釣具のことです。
のべ竿などはリールを必要としない竿ですが、仕掛けをポイントに遠投したりヒットした魚とやり取りを行うような釣りにはリールが必須です。
リールの選び方のポイント・コツ
リールは、釣果において大きなウェイトを占める要素です。
リールの選び方をお伝えしますので、参考にしてみてください。
どんな釣りをするつもりかを考える
リールを選ぶ上で、まず大切なのはどんな釣りをするつもりかということです。
釣りたい魚、フィールド、釣り方によって選ぶべきリールは異なります。
大物狙いであれば巻き上げる力の強いパワフルなリールが、ルアーをアクションさせる釣り方をしたいのであれば操作性に優れたリールが適しています。
リールの種類から選ぶ
それでは、具体的なリールの種類を見てきましょう。
また、種類と合わせてそれぞれおすすめのリールも全部で11個、ご紹介しているので、あわせてご覧ください。
スピニングリール
スピニングリールは汎用性が高く、使いやすいので初心者向けのリールです。
【カストキング】Sharky BaitfeederIII
Amazonなどの通販サイトで人気のアメリカの釣具メーカー、カストキングのスピニングリールです。
海水でも淡水でも使用でき、ドラグ性能も高く大物ともファイトできるコスパの良さが魅力です。
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ベイトリール
ベイトリールは、巻き取り力の強さからルアーフィッシングで活躍していました。
現在ではトラウトやオフショアなど、幅広いフィールドで使われています。
【ダイワ】タトゥーラ SV TW 103H 2020モデル
あらゆるルアーを快適にキャストし巻き上げる、タトゥーラの2020モデルです。
ベイトリールはバックラッシュしやすいと言われますが、こちらはバックラッシュしにくくベイトリールを扱ったことがない方にもおすすめです。
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両軸リール
両軸リールは大型のギアが特徴で、船から大物とファイトするシーンに向いています。
【シマノ】スコーピオン DC
デジタルコントロールブレーキが搭載されているため、ライントラブルが少なく、特に向かい風などのシチュエーションに重宝します。
巻き心地も安定しておりスムーズです。
電動リール
電動リールは、船釣りで水深を確認しながら深場を狙う際に使用します。
購入時には、バッテリーの大きさや持ちの良さをしっかりと見るようにしましょう。
電動リールは、特にカウンター付きのものなどが人気があります。
値段が少し高めなので、安く抑えたいという方は中古品を探してみるのも良いかもしれません。
【シマノ】フォースマスター600
コンパクトで片手で操作が行える高性能電動リールです。
巻き上げ速度は簡単に調節でき、魚探と連動したりバラシを防いだりする便利な機能もついています。
【ダイワ】電動リール シーボーグ 200J 2019モデル
タイラバやメバリングなどのライトゲームで活躍するリールです。
もちろん、より重量のあるターゲットでも対応可能です。
非常に操作が簡単であり、電動ならではの良さがあります。
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ジギング/ショアジギングリール
船やショアからのジギングは、大物を相手にすることが多いのでリールにもタフさが求められます。
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【ダイワ】ソルティガ10000-H
ブリやヒラマサ、カンパチなどの大型青物に対応できるパワーを持つダイワのソルティガシリーズ2020年モデルです。
ベアリングに独自の加工が施してあるため、防水性も申し分ありません。
ライトショアジギングリール
ライトショアジギングは、通常のジギングと比べて比較的ライトなタックルで釣りを行いますが、それでもやはりジギングなので、リールにはパワーが必要になります。
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【シマノ】スピニングリール 20 ステラ SW 4000XG
リール選定がすべてと言っても過言ではないライトショアジギングにおいて、全く申し分のないリールがシマノのステラ SW 4000XG。
2020年の最新モデル/新製品をここではご紹介しておきます。
ジギングにはここで紹介した以外にも、スロージギングやオフショアジギングといった様々な種類があります。
他のジギングであっても、上記で紹介したリールを使うことは可能ですので、是非一度検討してみてください。
投げ釣りリール
浜からキスやカレイを狙う投げ釣りには、飛距離が出るリールを選びましょう。
【シマノ】アクティブサーフ
ドラグがありませんが、飛距離が出るよう軽量化された投げ釣り用のリールです。
値段が安くコスパが良いので、投げ釣りの入門用としてもおすすめです。
ワカサギリール
ワカサギ釣りは繊細なので、調整しやすく手返しの良いワカサギ用の電動リールを使いましょう。
【ダイワ】電動リール クリスティア ワカサギCRTα
狙いたい棚にしっかりと合わせられる精度と、スムーズな巻き上げとライン放出が魅力のワカサギ用リールです。
液晶が見やすく、操作しやすいのもメリットです。
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シーバスリール
釣りを行う場所にもよりますが、シーバスをターゲットにするのであれば軽量なもので十分です。
ただ、サーフなどで釣りを行うのであれば、4000番台の巻き取り力が強いものを選ぶようにしましょう。
【ダイワ】セルテート LT4000-CXH 2019モデル
こちらのリールは、軽量でありながら非常に強度のある、とても優れたリールです。
シーバスを狙うのであれば、是非おすすめしたい商品になります。
穴釣りリール
穴釣りには、小型のベイトリール・両軸リールがおすすめです。
また、あわせて落とし込み釣りをするのであれば、タイコリールもおすすめです。
【シマノ】ベイトリール 18 アンタレス DC MD XG
穴釣りには、こちらのベイトリールがおすすめです。
細かいブレーキ設定ができるので、ターゲットに合わせて最適なスタイルで釣りに挑むことができます。
フライリール
フライフィッシングをするのであれば、フライリールがおすすめです。
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【ダイワ】ロッホモア-SLA 3/4
ダイワのロッホモアは、非常に評価の高いフライリールになります。
無音であるのが特徴的で、それを良いとするか悪いとするかは、好みによります。
サイズ・重量から選ぶ
リールのサイズ・重量は、釣りたい魚やセットしたい竿に合わせましょう。
何度もキャストする必要のある釣り方の場合、大きく重いリールを付けると疲れてしまいます。
大物を狙いたい場合、コンパクトなリールではターゲットと安心してファイトすることができません。
リールの値段から選ぶ
一般的に、値段の高いリールは軽量で耐久性や操作性に優れています。
しかし初めから最新の高級リールを購入しても、扱いに慣れていないせいで手入れが上手くできず使いこなせない可能性もあります。
初めは福袋やセールなどを利用して安いリールで使い方を練習したり、アウトレットなどの安売りリールを自分好みにカスタムしたりすることをおすすめします。
おすすめのリール6選【メーカー別】
それでは、初心者にもおすすめのリールを人気メーカーごとに紹介します。
シマノリール
老舗釣具メーカーのシマノは、「ギアのシマノ」という別名通り、リールに独自の技術を多数搭載しています。
【シマノ】アリビオ2500 3号糸付
スピニングリールで糸が既に巻いてあり、海でも使える上に安価という初心者にうってつけのリールです。
軽量で耐久性もあり、汎用性もあります。
【シマノ】セフィアBB C3000SHG
エギングモデルですが、ジギングやバス釣りにも使えるハイギアリールです。
シャクリなどのアクションに最適で、ダブルハンドルで安定しています。
ダイワリール
専用モデルを多くリリースしているダイワは、海外にもファンの多いメーカーです。
ここでは、その中でも特に人気のある「リバティクラブ」と「レガリス」をご紹介します。
【ダイワ】リバティクラブ3000
コスパの良さが魅力の初心者向けリールです。
アジングやタイラバ、トラウトやブラックバスなど汎用性は高めですが、大物には不向きです。
【ダイワ】レガリス LT3000-CXH
巻き心地が軽くスムーズな、お手頃価格のスピニングリールです。
コンパクトさに反したタフさと、一日使用しても疲れない軽量さが魅力です。
上記で紹介したもの以外にも、月下美人やエメラルダスといったダイワリールも人気が高いです。
アブガルシアリール
スウェーデン発祥のアブガルシアは、デザイン性の高さからコレクターも多い歴史のある釣具メーカーです。
【アブガルシア】スピニングリール カーディナル II SX2500S
シックなデザインで高級感がありますが、入門用として最適な高コスパリールです。
交換用スプールも付属しており、予備として便利です。
【アブガルシア】ロキサーニ (ROXANI)
プロアングラー加木屋守氏愛用のスピニングリールです。
格好良いデザインに惹かれて購入するアングラーが多いですが、巻き心地や飛距離も十分に満足のいく性能です。
リールの使い方【部位ごと】
リールの部位ごとの使い方について解説します。
ハンドルの使い方
ハンドルは、糸を巻く際に握って回転させます。
利き手でロッドを持つので、リールのハンドルを握るのは利き手と反対の手になります。
シングルハンドルは軽く巻きやすいですが重心がぶれやすく、ダブルハンドルは重い反面安定するという特徴があります。
スプールの使い方
スプールは英語で糸巻きという意味があり、ラインを巻いて収納する部位です。
スプールには、リールごとに適したラインの太さと糸巻き量が記載されています。
記載よりも少ない量や細い糸を巻きたい場合は、「下巻き」と呼ばれる嵩上げを行う必要があります。
ベイトリールの場合は、スプール自体が回転してラインを放出する仕組みになっています。
ドラグの使い方
ドラグとは本来は引っ張るという意味の言葉で、リールにおいてのドラグは道糸を引っ張るための装置です。
ドラグがあることによって、負荷がかかっても適度にラインが放出されるためラインブレイクしないという利点が生まれます。
ドラグのノブを回すことによって糸の出方を調整することができるので、事前に準備しましょう。
ベールの使い方
ベールとは、スピニングリールについている半円状の金属の部位です。
ラインを固定したりフリーにしたりという役目があり、ベールを解放するとスプールから糸が出ていきます。
リールへの糸巻きのやり方
リールへの糸巻きのやり方について説明します。
PEラインと、ナイロン・フロロカーボンラインとで巻き方が少し異なります。
どちらの場合も、糸巻きの前にリールの動作確認を行い、初期不良があれば返品・修理を依頼してください。
PEラインの巻き方・下巻き
まずリールをロッドにセットし、作業しやすいようにスプールを外してください。
ラインをガイドに通して、スプールに結びます。
PEラインは結び目が抜けやすいので、コブを作ってきつく締め込むのがコツです。
スプールにPEラインを結べたら、数回きつめに巻き付けます。
ベールを倒し、スプールをリールに戻したらベールを起こします。
濡れたタオルなどでPEラインを湿らせ、ゆっくりとハンドルを回してラインを巻きつけましょう。
ナイロンライン・フロロカーボンラインの巻き方
PEライン同様に、リールをロッドにセットしスプールを外してください。
ラインをガイドに通してスプールに結んだら、数回きつめに巻き付けます。
ベールを倒し、スプールをリールに戻したらベールを起こし、一定の速さでハンドルを回してラインを巻きつけます。
リールメンテナンスのやり方
ライントラブルを防ぐためにも、メンテナンスは必須です。
手入れを行うことが、リールの寿命を伸ばすことにも繋がります。
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オーバーホール
オーバーホールとは、日頃のメンテナンスでは難しい部位の掃除やパーツ交換のことです。
リールを分解することになりますが、組み立てには専門的な知識を要するため、メーカーに依頼することをおすすめします。
安易に自分で分解してしまうと、失敗して元に戻らないという可能性もあります。
水洗い
日常的なメンテナンスは、水洗いで十分です。
特に海で使用した際は、塩噛みを防止のために真水で洗ってください。
淡水のみの使用であれば、濡れた布で汚れを拭くだけでも問題ありません。
水洗いの後は、年に一度程度はオイルやグリスを差しておきましょう。
しばらく使わない時は、ドラグをゆるめて日光の当たらないところへ保管するようにしてください。
リールスタンドがあると便利
リールスタンドがあれば、リールを床に置いた時についてしまう傷を防ぐことができます。
メンテナンスの手間を省くためにも、リールスタンドの用意を考えても良いかもしれません。
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リールについてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2022年】リールおすすめ人気ランキング17選|選び方・使い方・糸巻きのやり方」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
監修者:釣りラボ編集部
「釣りラボマガジン」は、釣りをもっと楽しく豊かにをテーマにした、釣りの総合情報ポータルサイト。ロッド、リール、ルアー、ワーム、ライン、釣り餌といった釣具・タックルから、エギング、アジング、ジギング、タイラバのような釣り方までを幅広くご紹介。人気商品や最新グッズ、釣りの面白コラムも配信。
リールに関する記事一覧
リールに関する記事一覧です。釣りラボマガジン(TSURI LABO)では、リールに関連する様々な記事を多数掲載しておりますので、必要な情報を集めることができます。
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