干潮時は、満潮時に比べて釣りにくいと感じるアングラーも多いです。今回、釣りラボでは、そんな干潮時の釣りについて、干潮時でも釣りやすい魚、釣りにくい魚、干潮・満潮の両方で釣りにくい魚を釣りのコツとともにご紹介。ぜひご覧ください。
干潮とは?潮の干満って何?
海には潮の満ち引きというものがあり、水位が1番高くなった時を満潮、1番低くなった時を干潮といいます。
満潮時には水深があるポイントでも、干潮時には完全に水が干上がってしまったり、水深が数十センチになってしまったりする所もあり、干潮時は満潮時に比べて魚が釣れないと言われています。
では干潮時にはなにも釣れないのかといわれるとそうではなく、干潮時の方が狙いやすい魚もいます。
干潮時でも釣りやすい魚
干潮時でも釣りやすい魚は、一般的に「底物」と言われる魚が多いです。
広範囲を泳ぎ回ることなく生活ができ、根や底に生息している魚は水深が浅くなった方がポイントを絞りやすく、狙いどころもわかりやすいです。
メバルなどの根魚
メバルやカサゴといった根魚は、根やゴロタ石などのストラクチャーに依存して暮らしています。
根魚は干潮のタイミングがそこまで大きく釣果に影響する魚ではないので、他の魚が釣りにくい干潮のタイミングで狙うと良いでしょう。
テトラポットなどの隙間に仕掛けを落として釣る「穴釣り」をすると、比較的狙いやすい魚です。
ハゼ
ハゼは浅い砂地の場所を好み、干潮時には少し水深のあるポイントへ移動します。
一般的には浅い所でエサを捕食する満潮時に狙いやすいと言われていますが、満潮時は広範囲に移動するため、ポイントが絞りづらいです。
その為干潮時から上げ3分くらいのハゼが沖から浅場に戻ってくるタイミングを狙うと良いでしょう。
深場から浅くなっていくカケアガリを意識すると釣果に繋がりやすいです。
チヌ
チヌも浅場を好み、ゴロタ石などの障害物に居着く性質があります。
干潮時に浅くなった時には、普段は水没している障害物が露呈している事もあるので、釣り人側からポイントが絞りやすいからです。
ルアーでチヌを狙うチニングをする時は、浅くなった方が魚にルアーの存在をアピールできます。
狙うタイミング的には干潮から上げ3分くらいが良いと言われています。
干潮時に釣りにくい魚
干潮時には流れが止まってしまうので、潮の流れの影響を受けやすい魚、特に回遊してエサを捕食する魚などは釣りにくいと言われています。
そういう魚は干潮時にはよりエサの豊富な水深のある深いところに移動してしまいます。
その為岸からでは届かないポイントにいる事が多く、狙いにくい魚種と言えます。
干潮時は釣りにくく、満潮時は釣りやすい魚
満潮時に釣りやすい魚は、小魚などのベイトフィッシュを好んで捕食する魚が多いです。
その理由としては、満潮時にカケアガリから浅場にベイトフィッシュを追い込み、小魚の逃げ場をなくして捕食するからです。
シーバス
シーバスは日本中どこでも釣れる魚で、特にルアーマンに好んで狙われるターゲットとして人気があります。
シーバスは群れになって浅場にベイトフィッシュを追い込んで捕食する為、満潮時から下げ7分のタイミングが釣れやすいとされています。
シーバスは夜に積極的に捕食するので、昼間よりは夜の方が釣りやすいでしょう。
アオリイカ
一般的にはあまり知られていませんが、アオリイカも浅場と深場を回遊し、アジなどを好んで捕食します。
その為、満潮時ベイトフィッシュを探してに漁港の浅場などに入ってくるタイミングが狙い目です。
アオリイカもシーバスと同じく夜の方が釣りやすく、潮通しの良いポイントを狙うと良いでしょう。
狙うタイミングは、満潮前の上げ7分くらいから狙うと良いでしょう。
潮が動いている時に釣りやすい魚
潮が動いているという事は、そこに流れが発生しているので、水中の溶存酸素量が豊富にあるという事になります。
酸素量が多くあると魚の活性も上がりやすく、活発にエサを追うようになります。
キス
キスは砂地にいるゴカイなどを好んで捕食しますが、潮の動きに敏感な魚と言われています。
その為釣りをする時は、干潮と満潮の潮止まりを避けてできるだけ潮の動いている時間を狙いましょう。
キスは下げ潮よりも上げ潮の方が釣りやすいと言われているので、上げ3分から7分くらいのタイミングで釣りをしましょう。
アジ
サビキ釣りでは定番のターゲットとしてお馴染みのアジも、潮の流れの影響を受けやすい魚です。
アジはプランクトンを捕食する魚なので、潮が流れている時間は活性が高くなるチャンスです。
その為、干満差の大きな大潮や中潮の日が狙いやすい日と言えます。
サバ
サバもアジと同じくサビキ釣りのターゲットとして有名ですが、メタルジグなどのルアーでもよく釣れる魚です。
サバも回遊魚の一種なので、潮の動いているタイミングに狙うと釣りやすい魚です。
アジと同じく大潮や中潮の日に狙う事をおすすめします。
干潮時に釣りをすることについてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「干潮は釣りにくいって本当?釣りやすい魚・釣りにくい魚を徹底解説!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。