タチウオの釣り方・コツを徹底解説!おすすめの仕掛け・タックル・時期もご紹介

タチウオ(太刀魚)は、塩焼きはもちろん、唐揚げや蒲焼きなど様々な料理にできる魚です。今回、釣りラボでは、そんなタチウオの釣り方について、道具や仕掛け、おすすめの時期などについて解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。

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タチウオ(太刀魚)の生態・特徴

タチウオ

出典:写真AC

タチウオは、スズキ目サバ亜目タチウオ科に分類される魚で、回遊魚の一種です。

日本では北海道を除く、全国の比較的暖かい沿岸に群れで生息しています。
また、沿岸だけでなく、河川との境界である汽水域にいることもあります。

全身が銀色にきらきらと美しく輝き、とても鋭い歯を持つ魚です。
見た目や色が「太刀」に似ていることから、「太刀魚(タチウオ)」と呼ばれるようになったと言われています。

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タチウオ釣りをする時期・時間帯・場所

タチウオ

出典:写真AC

タチウオ釣りに最適な時期・時間帯・場所をご紹介します。

タチウオは冬でも釣れる?最適な時期はいつ?

タチウオは暖かい場所を好み、15〜25度ほどの水域に生息すると言われています。
ですので、気温が低下する冬(11月以降)は、数が釣れなくなります。

タチウオ釣りのベストシーズンは、冬直前の8〜10月になります。

しかし、冬の間は数こそ少なくなるものの、大型のタチウオが釣れることがあるので、数より大きさに挑戦してみたい方は、ぜひ冬に釣りに行ってみてください!

タチウオ釣りに最適な時間帯

タチウオは、昼間は沖合の400m前後の海底に生息し、夕方ごろに岸の近くにやってきます。

ですので、堤防から狙いたい場合は夕方以降、船・沖から狙いたい場合は昼間が、タチウオ釣りに最適な時間帯になります。

タチウオ釣りに最適な場所

タチウオ釣りをする場所ですが、自然とタチウオが集まってくる外洋に面した場所や、沖を向いて釣りができる場所がタチウオ釣りに適しています。

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タチウオの釣り方・コツ

タチウオ

出典:写真AC

それでは、本題であるタチウオの釣り方・コツについて説明します。

タチウオ釣りですが、「船釣り」と「オカッパリ(陸上)・堤防」からの両方で楽しむ事ができます。

ただ、船釣りでは、7~12月と比較的長い間タチウオ釣りが楽しめるのに対し、陸上からだと7~9月と夏限定しか釣りが楽しむ事ができません。

また、先ほどご紹介した通り、タチウオは昼間は沖合に生息し、夕方に沿岸部にやってくるので、陸上から狙える時間は限られています。

そのため、タチウオは、船釣りで狙うことが比較的多いです。
ですが、初心者にとって船で釣りをするというのはハードルが高いと思いますので、今回は陸上(堤防)からのタチウオ釣りもあわせてご紹介します。

堤防(オカッパリ)からタチウオを狙う場合

それではまずは、堤防・オカッパリからタチウオを狙う場合について見ていきましょう。

堤防からの釣り方には、「ルアー釣り(ワインド釣法)」「ショアジギング」「ウキ釣り」「テンヤ釣り」などがあります。

ここでは、「ワインド釣法」「ショアジギング」「ウキ釣り」をご紹介します。

堤防釣り1:ルアー釣り(ワインド釣法)

堤防からのタチウオのルアー釣りでは、ワインド釣法と呼ばれる釣り方を使います。

ワインド釣法の釣り方・コツ

ワインド釣法とは、矢じり型のジグヘッドとワームを組み合わせて、ルアーを上下左右に動かしてタチウオを引き寄せる方法です。
単純な仕掛けですが、ルアーの動かし方によってタチウオの食いつき方が大きく異なるので、釣り人の技とルアーの性能が重要となってきます。

また、ルアーの色についてですが、大抵のタチウオは、ピンクやパープルなどの派手な色に惹きつけられます。
そのため、ピンク、パープルの2色は必ず持っていてください。

ただ、場所や時間帯、群れによってどの色を好むかは変わってきますので注意が必要です。
シルバーや赤金といった色も、場合によっては持っていくと良いかもしれません。

ワインド釣法におすすめの仕掛け

ワインド釣法に用いる仕掛けですが、あらかじめジグヘッドとワームが組み合わされたものが販売されていますので、以下の商品も参考に選んでみてください。

AZZURRO
【AZ】ワインドパーフェクセット

タチウオに最適なソフトワイヤー

この商品は、タチウオ専用に作られており、タチウオの鋭い歯でも切れないソフトワイヤーを採用しています。

また、左右の動きも簡単に本物っぽく演出できるように設計されているので、まだ仕掛けを本物っぽく動かすのに慣れていない方にもおすすめです。

こんな人におすすめ

  • タチウオ釣り初心者の方
  • ワインド釣法を用いてタチウオを釣りたい方

堤防釣り2:ショアジギング

ショアジギングとは、ショア(海岸)で行うジギングのことです。
タチウオは、堤防からジギングで狙うこともできます。

ショアジギングの釣り方・コツ

ショアジギングでは、使うメタルジグ(ルアー)の重さと色が重要になってきます。
メタルジグの重さですが、60g〜130gのものがよく使われます。

また、メタルジグの色は、タチウオにアピールするためにも、ピンクやパープルなどの派手なものにしましょう。
暗いときや天候が悪いときには、シルバーや赤金といった色もおすすめです。

このように、使う時間帯や群れの状態などによって適したものが異なりますので、いくつか持っておくといいです。

ショアジギングにおすすめの仕掛け

タチウオだけでなく、様々なターゲットに使えるメタルジグを用意しておくと良いでしょう。

オルルド釣具
【オルルド釣具】メタルジグ F

こちらの商品は、サイズも15〜150gと幅広くそろえられており、定番の色が4種類組み合わされているので、まだメタルジグを持っていない方におすすめです。

堤防釣り3:ウキ釣り

ウキ釣りでも、タチウオを堤防・陸上から狙うことができます。
また、陸上だけでなく、船の上からも狙うことができる釣り方なので、汎用性が高いと言えます。

ウキ釣りの釣り方・コツ

ウキ釣りとは、その名の通り「ウキ(浮き)」と呼ばれる、海に浮かべる釣具を使って行う釣りのことです。
釣りと言えば、このウキをイメージする方も多いのではないでしょうか?

このウキを使った釣りですが、リールが一回転するたびに、一回釣竿を上にクイっと引きあげることで、エサを逃がしながら釣っていきます。
投げ入れる時も、どこにタチウオの群れがいるのか見当をつけてください。

色々な水深で試してみて、あたりがあればその周辺にタチウオが群れでいると考えられますので、あたりの場所を重点的に狙うことで大量に釣ることができます。

ウキ釣りにおすすめの仕掛け

ウキを組み合わせて仕掛けを作るのですが、あらかじめ組み合わせた状態で売られているものもあります。

ハヤブサ(Hayabusa)
【ハヤブサ】簡単ウキ釣りセット(堤防用)

セットになっていて、道具・タックルをそろえる手間が省くことができるので、初めてのウキ釣りで重宝します。
慣れてきたら自分で工夫しながら作ってみると楽しそうですね。

船・沖からタチウオを狙う場合

それでは、次に堤防からの釣りに比べて少し難易度は上がりますが、タチウオ釣りでメジャーである船釣り・沖釣りでの釣り方をご紹介します。

船釣り・沖釣りでは、「引き釣り(テンヤ釣り)」「ジギング」「ウキ釣り」が行われます。

ここでは、「テンヤ釣り」「ジギング」をご紹介します。

船釣り1:引き釣り(テンヤ釣り)

引き釣り(テンヤ釣り)は、かなりお手軽な釣り方なので、初心者にもおすすめの方法です。

テンヤ釣りの釣り方・コツ

引き釣りとは、その名の通り仕掛けを引っ張って釣る方法ですが、タチウオの引き釣りでは「テンヤ」と呼ばれる道具を用います。
テンヤは錘と針が組み合わさったもので、針の柄の部分にエサ(小魚)をワイヤーで巻きつけた形状となっています。

このテンヤが準備できれば、あとは仕掛けを海に入れて巻き上げるだけです。
うまくタチウオの群れがいるところの下側に投げ入れることができれば、簡単に釣ることができます。

釣れない場合にはテンヤの重さを変えて流し方を変えてみて、タチウオの群れの下側にテンヤが流れるように工夫してみましょう。
タチウオが仕掛けを口にするのをためらっているようであれば、仕掛けに動きを与えて食いつきやすくしてみてください。

テンヤ釣りにおすすめのタックル

タチウオの引き釣りでは、適切な道具を用意しましょう。
タチウオの鋭い歯で切れてしまわないように強いリーダーを選ぶことが大切です。

【ダイワ】快適船タチウオテンヤSS

こちらの商品は、ゆっくりと巻き上げた時に水平になるように設計されているので、タチウオに違和感を持たせずに食いつかせることができます。

船釣り2:ジギング

タチウオは、ショアだけでなく、船の上からでもジギングで狙う事ができます。

気をつける点やコツは、ショアジギングの際と基本的には同じですが、メタルジグの重さは、船に乗る際に船長から指定があることが多いですので、指示に従うようにしてください。

ウキ釣り・テンヤ釣りにおすすめの釣り餌

タチウオの釣り餌には、サバの切り身やキビナゴがおすすめです。
ほかにも強烈なにおいを出してタチウオをおびき寄せるさんまの切り身も適しています。

引き釣りの時は、エサに力がかかって取れやすいので、皮がしっかりとしているドジョウを使うとよいです。
生きたドジョウもエサとして販売されていますので、よりタチウオに食べさせやすくするためには生きたドジョウを使うのをおすすめします。

ちなみに、鋭い歯を持つタチウオですが、貝やエビなどのかたい殻をもつ生き物は口にしないようです。

タチウオ釣りの注意点

タチウオは、とても歯が鋭く触れただけで切れてしまいます。
楽しいタチウオ釣りにするためにも絶対にタチウオの歯には触らないように注意してください。

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タチウオ(太刀魚)釣りの始め方まとめ

タチウオ

出典:写真AC

いかがでしたでしょうか?

今回、釣りラボでは、「タチウオの釣り方・コツを徹底解説!おすすめの仕掛け・タックル・時期もご紹介」というテーマに沿って、

  • タチウオ(太刀魚)の生態・特徴
  • タチウオ釣りをする時期・時間帯・場所
  • タチウオの釣り方・コツ

といったことをご紹介してきました。

他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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監修者:釣りラボ編集部

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