テンカラ釣りとは?釣り方のコツやおすすめの仕掛け・道具・服装を徹底解説!

テンカラ釣りは、とてもシンプルな釣り方ということで、釣り初心者にも人気のある伝統的な釣り方の一つです。今回、釣りラボでは、そんなテンカラ釣りについて、始め方やコツ、おすすめの仕掛け・装備などについて解説していきます。

初心者
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初心者におすすめのテンカラ釣りとは?

テンカラ釣り

出典:写真AC

テンカラ釣りは、疑似餌として毛針を使う日本古来の釣り方です。
「テンカラ」という言葉の語源は不明ですが、明治初期には文献に登場しているので、それ以前より存在していたと推測されている歴史ある釣り方です。

同じく毛針を使う釣りに欧米発祥のフライフィッシングがありますが、テンカラ釣りはフライフィッシングと違ってリールを使わず、竿と釣り糸、毛針のみで行うシンプルな釣り方です。

テンカラ釣りは元々山間部で職業漁師が行っていた方法で、仕掛けのシンプルさに反して難易度が比較的高い釣りでした。

しかし、現在ではスポーツ性、ゲーム性の高い釣りとして、渓流釣りの中でも人気の釣りになってきています。

テンカラ釣りで釣れる魚

テンカラ釣りで主に釣れる魚は、イワナやヤマメ、アマゴといった日本固有の渓流魚ですが、ニジマスのように大型の魚も狙うこともできます。

テンカラ釣りの時期・季節

テンカラ釣りの対象になる渓流魚には禁漁の時期があります。
これは魚の生態系を守るためで、産卵期にあたる時期にはどの漁法も全て禁止されます。
河川によって違いますが、大体10月~2月は禁漁期間です。

禁漁期間が過ぎてからでも、俗に「藤の花が咲く頃」から、概ね4月から5月の連休以降が釣りやすくなり最盛期を迎えます。
この頃になると、渓流魚の主食になる水生昆虫の羽化が始まり、活動が活発になるからです。

6月は、5月に引き続いて魚が活発ですが、山間部は梅雨の急激な増水に遭う可能性があるので注意しなければなりません。

7月になると、源流域でのテンカラ釣りも盛んになってきますが、暑さが続いてくると高温に弱い渓流魚の活動が鈍くなり渇水もあって捉えにくくなります。

9月になると、気温も下がり再び産卵前の魚を狙えるようになります。

テンカラ釣りができるスポット・釣り場

管理釣り場でも勿論できますが、テンカラ釣りはやはり自然渓流でするのが醍醐味です。

とは言え、初心者にいきなり自然渓流での釣りは難しいので、管理釣り場でコツを掴んでみるのをおすすめします。

渓流での釣りが主流

テンカラ釣りは元々山間部の渓流で専門の漁師がやっていた釣り方だけに、渓流での釣りに本領を発揮します。

ただ、そのような山の中に入らず、身近な河川にいるオイカワやウグイ等を釣ることもできます。

海でもテンカラ釣りはできる?

テンカラ釣りは渓流魚を釣るのが主流ですが、海で使えないこともありません。
最近ではメバルやカマスなどの海の魚を釣ることも増えています。

テンカラ釣りで人気の地域・スポット

テンカラ釣りをするのに良いスポットは、関東なら群馬県の渡良瀬川や利根川の支流が有名です。

関西の場合は、奈良県十津川村、天川村の熊野川流域、滋賀県大津市と京都市の境目辺りの安曇川流域等が知られています。

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テンカラ釣りのやり方・コツ

テンカラ釣り

出典:写真AC

頻繁にキャスティングをするテンカラ釣りでは、狙ったところに正確に毛針が飛ぶことが大事です。

まず、竿を時計の12時の所まで振り上げると、ラインもそれにつられて振り上がります。
そこで竿を止めてラインが伸びきるのを待ってから、大体10時の高さになるまで振り下ろして止めます。

すると、自然にラインが伸びて毛針が着水します。
キャスティングの場所は、警戒されやすい近くよりなるべく遠くを狙うと良いでしょう。

なお、川下から静かに歩く、ゆっくり立つ、岩陰等に身を隠す等魚を不必要に警戒させない工夫も必要です。

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テンカラ釣りにおすすめの道具(タックル)・仕掛け

テンカラ釣り

出典:写真AC

テンカラ釣りは、他の釣り方と比べて必要な道具が少なくコンパクトなのが特徴です。

テンカラ釣りのタックルは、「釣り竿(ロッド)」「ライン」「ハリス」「毛針」の4つで構成されています。

おすすめのロッド・釣り竿

テンカラ釣りには軽い毛針を飛ばしやすい専用のロッド・竿を使います。
テンカラ釣りでは頻繁にキャスティングするので、大体100グラム以内を基準に耐久性のある竿を選ぶと良いでしょう。

竿の長さは釣る場所によって決まり、一般の渓流なら3.4~3.8mが適当です。
源流域等頭上に制限がある所では3.1~3.4m辺りが使いやすく、本流域の川幅の広い所なら4m以上の長い竿も使用します。

【宇崎日新】ロイヤルステージ テンカラ 6:4 3.6m

信頼の日本製テンカラロッドです。
6:4の胴調子、70gの軽量ロッドで、一日中ロッドを振り回す(一日振回せば軽く1,000回を超えます)テンカラ釣りにとって、軽さは大きな武器になります。
また、3.6mという長さは、深山幽谷の最上流部でもなんとか扱える長さで、広く釣り歩くにも邪魔にならない長さです。

繊細ながら非常にパワーもあり、尺イワナのぶっこ抜きも可能です。

ある程度川幅が広く、足場も良い場所であれば、4〜4.4m程の眺めのロッドがおすすめです。

テンカラ釣りにリールは使わないの?

テンカラ釣りには、同じく毛針を使用するフライフィッシングと違い、リールを使用しません。

テンカラ釣りにおすすめのライン

ラインは、一般的な釣りの仕掛けで道糸にあたる部分です。
テンカラ釣りでは、軽い毛針を飛ばすのにラインの重さを利用します。
ラインの長さは竿丈と同じぐらいが標準です。

テンカラ釣り用のラインは、主に「レベルライン」と「テーパーライン」と「ストレートライン」の3種類に分かれます。

レベルライン

「レベルライン」は、フロロカーボンの単糸です。
比重が高いため、キャスティングの精度が高く、毛針を流れに乗せやすいですが、反面初心者にはコツが必要です。
初心者には4号辺りがおすすめです。

レベルライン自体は他の釣り方でも使われますが、テンカラ釣りのものは視認性を高めるために蛍光色に染められています。

単糸で太さが変わらないため、好きな長さで切って使えるのが利点です。
ただ、仕掛けを糸巻きに巻いておくとカール、癖がつきやすい欠点があります。

【サンライン】ぶっとびテンカラレベルライン 3.5号 30m

現在のテンカラ釣りに使われるラインの主流は、レベルラインです。
こちらのレベルラインは、特に人気が高いです。

テーパーライン

「テーパーライン」は、複数のナイロンラインを撚り合わせたもので、竿先が一番太く段々細くなっていきます。
重量がありコシも強いので、初心者でもキャスティングしやすいラインです。

しかし、木に引っ掛る等して外すのに無理に引っ張ると、撚りが取れて使えなくなる欠点があります。

ストレートライン

ストレートラインは、ポリアリレート樹脂のフィラメントを編んでコーティングした組糸で、巻癖の起こらないテンカラ専用のラインです。

今後はストレートラインが主流になっていくと思われます。

テンカラ釣りにおすすめのハリス

ハリスはラインと毛針を結ぶ糸のことで、主にナイロンとフロロカーボン製があります。

フロロカーボンライン

フロロカーボン製は複数の繊維を束ねたような構造で、強度が落ちにくいのが特徴です。
また、比重が重く自然に毛針を流したいテンカラ釣りに向いています。
大体、0.8~1号、1メートルぐらいが使いやすいです。

【フジノ】フロロカーボン テンカラハリス 0.8号 30m

ポリフッ化ビニリデンの短繊維に特殊樹脂のミクロコーティングを施し、結束性能を高め、耐摩擦性、耐熱性、撥水性に優れたテンカラ用ハリスです。
あらゆるテンカララインとの結束性に優れ、一日で1,000回以上繰り返しキャストするような過酷なテンカラ釣りに耐える耐久性を持っています。

ナイロンライン

ナイロン製はしなやかで伸びがありますが、吸水性が高く劣化しやすい欠点があります。
毛針を水面に乗せたい時に使います。

テンカラ釣りにおすすめの毛針(ケバリ)

テンカラ釣りではフライフィッシングと違い、多種多様な毛針を使うことはありません。
ただ、毛針の大きさや太さには注意する必要があります。

流れが速い渓流に住む魚には具体的な姿形までは見えず、獲物と似た大きさ姿形の物を狙って食いつくからです。

大体#12、喰いつきが悪い時用に#14辺りを用意すると対応できます。

【ダイワ】テンカラ毛バリセット スタンダード春セット

解禁直後のシーズン序盤に活躍する、カゲロウを模したクリーム色をメインカラーに、全体のシルエットがやや小さめに映る、低活性期に主に使いたいテンカラ毛バリセットです。
シーズン最盛期から後半の高活性期には、色が暗めのブラウン系、ブラック系をあしらった、スタンダード夏セットがあります。

テンカラ毛針は、様々なものが売られていますが、自作するのが楽しいです。
自作にはバイス(万力)やボビンホルダー、ハックルプライヤー、グルーガン(ホットメルト接着剤)など、イニシャルの道具は必要ですが、自作の毛針で渓魚を釣り上げる喜びはひとしおです。

その他でテンカラ釣りにおすすめの装備・便利道具

テンカラ釣りをする時は山間部を進むことが多いので、時に登山に準じた格好をする必要もあります。

装備でぜひ揃えておきたいのは、ベストとウェーダーです。
ベストはタックル入れとしても活用するので、ポケットが多いものがおすすめです。
藪に入ったり急な斜面を通ったりするので、両手を空けておいた方が良いからです。

ウェーダーは、渓流の中を歩くことが多いテンカラ釣りの必需品です。
足から胸までを覆う部分には防水性・撥水性の高い生地が使われ、冷たい渓流の水で身体が濡れるのを防ぎます。

長さやソールの形状等色々違ったものがあるので、行く場所に応じて選びましょう。
また、サングラスも川の照り返しを防いで見やすくなります。

必需品ではありませんが、取り込む時に毛針が外れて逃げられるのを防ぐためにタモもあると便利です。

【n-VISION】テンカラ用仕掛け巻き フックキーパー付き 2個セット

テンカラ仕掛けを巻き取って保管する際、仕掛け巻きに巻きつけたあと、フックキーパーに針を固定することで、毛針の毛を潰してしまうことなく保管が出来るアイデア商品です。
手返しの良さが釣果に直結するテンカラ釣りにとって、この仕掛け巻きは大変便利です。

明邦化学の仕掛け巻き「ちびまる70mm」に、n-VISIONが手を加え、フックキーパーを取り付けた商品です。

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テンカラ釣りの始め方まとめ

テンカラ釣り

出典:写真AC

いかがでしたでしょうか?

今回、釣りラボでは、「テンカラ釣りとは?釣り方のコツやおすすめの仕掛け・道具・服装を徹底解説!」というテーマに沿って、「初心者におすすめのテンカラ釣りとは?」「テンカラ釣りのやり方・コツ」「テンカラ釣りにおすすめの道具(タックル)・仕掛け」といったことをご紹介してきました。

他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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監修者:釣りラボ編集部

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