オールシーズン楽しめるバス釣りですが、冬に行う場合はどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。今回釣りラボでは、冬のバス釣りに焦点を当て、冬のバス釣りに最適な場所や時間帯、おすすめのルアー・リグなどを詳しく解説していきます。
バス釣りとは?
バス釣りとは、スズキ目サンフィッシュ科に分類される魚のうち、オオクチバス、コクチバスをターゲットとした釣りのことで、北米発祥のゲームフィッシングです。
この釣りは北米においては様々な大会が開催されており、主に賞金で生活する「バスプロ」と呼ばれる人が多数存在します。
ブラックバスの生態・特徴
日本においては1925年に、神奈川県の芦ノ湖に移植されたのが始まりです。
当初は食用として持ち込まれましたが定着せず、ゲームフィッシングの対象として、全国各地の湖沼、河川にに放たれています。
獰猛な肉食魚で魚のみならず、カエルやネズミ、ヘビなども襲います。
また、繁殖力が強く、在来種の生息環境を著しく脅かしています。
日本においては、オオクチバス、コクチバス、フロリダバスの3種が特定外来生物に指定され、駆除の対象になっています。
バス釣りに最適な時期
バスは低水温を極端に嫌います。
最適水温は20℃以上で、7℃を下回ると極端に動きが悪くなり、4℃を下回るとその場所を離れ、深場で冬眠状態になります。
従って、真冬のバス釣りは大変難しい釣りと言えます。
冬のバス釣りに最適な場所・時間帯
冬のバス釣りに最適な場所はズバリ、「周りと比較して水温が高い場所」に尽きます。
小春日和のような陽気で、日が射しているときは、水温が上がるトップウォーターやシャローにバスたちが集まってきます。
また、ストラクチャー周りや沈み根、木が倒れ込んでいるような場所は比較的水温が周りより高い傾向があります。
とにかく、周囲より水温が1℃でも2℃でも高いところを歩いて探します。
冬にバス釣りが出来る場所
ばすは低水温に極端に弱いさかなです。
流れが強い場所は水温が低めで安定する傾向がありますので、河川でのバス釣りは向きません。
水流がない湖沼の深場、あるいは草木が水没しているような場所での釣り方がメインになります。
野池
野池とは、農業用水を引いて貯水してある、いわゆる溜池などのことです。
ちなみに、水利のため、人工的に作られたものを「池」、そうでない自然のものは「沼」といいます。
野池には、平地を掘削して作った「皿池」、山間の谷をせき止めて作った「谷池」、谷池の中でも透明度が高く、水深があるダムの様な池は「ダム池」と呼ばれるものがあります。
冬のバス釣りに向いているのは、真冬でも晴れていれば水温が高目になりやすい皿池となります。
温排水のあるエリア
主に工場などからの冷却水(過熱した機械や溶けた金属などを冷やすための水)や、温められた生活排水などが流れ込む場所は、周囲より水温が高く、そこには活性の高いベイトがたまり、高活性のバスが集まってきます。
ボトム(水底)のエリア
ボトムには、活性が低いものの、冬場のバスがたくさんいます。
ボトムに大量の木の枝や大型ゴミ(自転車など)が沈んでいるような場所、水草が生い茂っている場所は、水温が下がりにくい傾向があり、大型のバスが潜んでいる可能性もあります。
冬のバス釣りにおすすめな時間帯
冬のバス釣りに良い時間帯は日中になります。
晴れている日は、シャローエリアは太陽光で水温があがりやすいため、深場にいるバスがシャローエリアに出て来ます。
また、陽が当たる時間帯はトップを攻めましょう。
水面のそばは水温が高く、バスの好適環境が形成しやすいです。
晴れていない場合は、日光による水温上昇が期待できないため、ボトムや障害物周りをしぶとく探りましょう。
冬のバス釣りのおすすめルアー
冬のバス釣りは忍耐の釣りです。
バスの活性が上がる時間はあまりないのですが、少ないチャンスを確実にモノにしたいですね。
積極的に餌を探し回ったりしない時期ですので、バスのな鼻先を通してやる必要があります。
ここでは、冬のバス釣りに効くルアーを紹介します。
メタルジグ
メタルジグは、軽めのものでフラッシャーやプロペラなどのギミックを見せつけるよう、バスのりば鼻先をゆっくり通します。
【メガバス】メタルジグ MAKIPPA
名前の通り、巻っぱなしでも釣れるフラッシングブレードがついた軽量メタルジグです。
バスの鼻先をゆっくり通すことが大事です。
ラバージグ
ラバージグは季節を問わずバス釣りには有効です。
バイブレーション
バイブレーションは、低水温時、活性の低いバスが溜まっているボトムを攻めるのに有効です。
シャッド
水温が上がり始めたら、シャッドでシャローエリアをさぐってみましょう。
【メガバス】IXI SHAD TYPE-R
真冬の日中、太陽の光があたり水温が上がってきたら、浅場をシャッドで探ってみましょう。
トップを引いてみても面白いでしょう。
スピナーベイト
なぜこれにバスが食いつくのか、理解に苦しむ方も多いですが、リアクションバイト(エサと認識せず反射的に食いつく)が一番多いのがスピナーベイトです。
【シマノ】バンタム ZO-110R/ZO-114R/ZO-210R/ZO-214R
ブレードをつけたり、シンカーをつけたり、ティンセルをつけたりできるアイ付き。
水中の状況に応じたセッティングが可能です。
ワーム
ワームも季節、場所関係なくバスを狙うことができるリグです。
冬季の低水温時も、ワームは非常に良い結果を生むことが多いです。
シャッドテールが一番おすすめです。
【O.S.P】HP Shadtail 2.5インチ TW102
重めのシンカーをつけられる大口径ヘッドは、素早くボトムまで運び、リトリーブすると水平に近い動きでボトムを這うように探ります。
冬のバス釣りにおすすめのリグ
真冬のバス釣りはやはりボトムをしつこいほど攻めるに限ります。
ダウンショットリグやテキサスリグ、ネコリグなど、ボトムを重点的に狙う仕掛けでネチネチ攻撃しましょう。
ダウンショットリグ
ラインの先端にはシンカーをつけ、エダスを出した先にソフトルアーを取り付ける、胴突き仕掛けのようなダウンショットリグは、ボトムの一定のレンジをアクションさせるのに効果的です。
シンカーが一番下に来るため根がかりの棄権も低下します。
【ジャッカル】タングステンカスタムシンカー スティックダウンショット ラウンドアイ
ダウンショットリグ専用の細身のシンカーです。
カバー部に投げて誘ってみましょう。
テキサスリグ
テキサスリグは、バレットシンカーと呼ぶ弾丸状のシンカーの先にオフセットフックという、特殊形状のフックにソフトルアーを取り付けた仕掛けで、根がかりに強いと言われています。
冬のバス釣りのポイント・コツ
冬のバス釣りのポイントについて説明します。
時合よりも水温・気温が大事です。
日がさしていてポカポカの小春日和ならばシャローを中心にチャンスは大いにありますが、なかなかそういう日も少ないでしょう。
やはりボトムをチマチマネチネチと叩きながらの釣りがメインになるでしょう。
ストラクチャーに注意する
小春日和のシャロー、厳寒のボトムともに、ストラクチャー周辺は念のため探りましょう。
あえてストラクチャーやカバーなど、厳しいところを狙う場合は、抜け性に優れているルアーが良いでしょう。
リアクションバイトを効果的に使う
リアクションバイトとは、着水した瞬間や魚の鼻先をルアーが通った時に反射的に魚が食いつく反応のことをいいます。
それをさせるには、フラッシングや回転運動が効きます。
スピナーベイトなどはまさにリアクションバイトの王様と言えるべきルアーです。
冬のバス釣りの必需品
冬の野池でのバス釣りはとにかく寒いです。
なぜこんな思いをしてまで釣りしてるのかと思うときもありますが、そんな時に味方になってくれる防寒グッズを紹介します。
【シマノ】ブレスハイパー+℃ ハイブリッドアンダーシャツ
腕周りが立体裁断され、キャストやリトリーブ、ロッドアクションの動きを妨げないアンダーシャツです。
こちらも暑くなりすぎない素材を使用したハイブリッド防寒インナーです。
冬のバス釣りのまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「冬のバス釣りを楽しむ!おすすめのルアーや時間帯・場所などを徹底解説」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。