バス釣りやロックフィッシュ釣りにおすすめのテキサスリグ。今回、釣りラボでは、そんなテキサスリグについて、テキサスリグの作り方や使い方、必要なパーツをご紹介していきます。
テキサスリグとは?
テキサスリグとは、バス釣りのために考案されたリグで、道糸にバレットシンカーと呼ばれる銃弾型のシンカーを中通しし、フックをつけ、ハリをワームで隠した仕掛けのことです。
そもそもリグとは、釣りの仕掛け全般を指します。
例えば、テキサスリグ以外にも、ダウンショットリグ、スプリットショットリグ、ノーシンカーリグ、キャロライナリグネコリグ、ジグヘッド、ワッキーリグなどの仕掛けがあります。
テキサスリグの特徴・メリット
テキサスリグは、リグの中でもストラクチャーやカバーのすり抜けが得意で、ごちゃごちゃとした底でも、根がかりしにくい仕掛けのため、多くのアングラーに人気があります。
バス釣りで使われることが多かったテキサスリグですが、根がかりしにくいため、穴釣りなどにも使われています。
テキサスリグで狙える魚
テキサスリグは、水面から中層、ボトムまで広範囲に対応しており、広範囲に魚を狙うことが可能です。
テキサスリグで狙える魚は、もちろんブラックバスですが、ソルトウォーターゲームでも有効で、ロックフィッシュを狙うためにも好んで用いられています。
狙える魚1:バス
テキサスリグで狙える魚としてはバスが一番有名です。
バスは、カバーと呼ばれる、倒木や葦などで湖が濃い場所にいます。
テキサスリグを効果的に動かすことで、カバーにいるバスのバイトを狙うことができます。
狙える魚2:ロックフィッシュ
ロックフィッシュは、海の岩礁帯や、消波ブロックの隙間などに住んでいるメバルやキジハタ、アイナメなどの根魚と言われている魚です。
ロックフィッシュが住む場所は、岩がゴツゴツとしていたり、海藻が多かったりする場所が多いです。
テキサスリグは障害物の多いところでも根がかりしないため、根魚を釣るためにとても良い仕掛けと言えるでしょう。
狙える魚3:チヌ(クロダイ)
チヌ(クロダイ)が居やすい場所は、ストラクチャー、障害物、岩の陰など、込み入った場所の事が多いです。
根がかりしにくいテキサスリグでボトムを攻めていけば、チヌもかかることでしょう。
テキサスリグの作り方
テキサスリグの作り方は簡単です。
用意するものは、シンカー、シンカーストッパー、ビーズ、オフセットフック、ワーム、道糸です。
道糸にシンカー止めを付け、シンカーを通し、ビーズを通し、オフセットフックに結びつけ、ワームをハリに付けます。
テキサスリグを作る際のポイント
テキサスリグは、道糸にシンカーやフックをつなぎます。
その際、カバーの濃さや、水深、風の強さ、潮の流れなどによって、シンカーの重さを変化させます。
シンカーの重さ
シンカーの重さは、底に落とせる重さで、できるだけ軽いものが良いでしょう。
軽いものは大きさが小さいので、魚に違和感を与えずに仕掛けることができますし、根がかりしにくくなります。
始めは7gくらいから試してみて、5グラム、3.5グラムと軽くしていきます。
軽すぎて沈まない場合は少し重いシンカーに戻しましょう。
シンカーの重さによって、ライトテキサス、通常のテキサス、ヘビーテキサスと呼ばれていることもあります。
ライトテキサスは1.8〜3.5グラム、通常5〜10グラム、ヘビーは14グラム程のシンカーの重さです。
テキサスリグにワームを結ぶ方法
テキサスリグにワームを付ける方法は、「ちょん掛け通し刺し」です。
ワームの付け方は、オフセットフックをワームの先端部に差し込み、フックの先の部分を引っ掛けてそのままフックを通し、付け根の部分がワームの先端にくるまで通していきます。
フックの先端がワームのどの辺りにくるか確認して、ワームの先にフックがぴったりと重なるようにフックの先を刺します。
詳しくは動画を御覧ください。
スナップは使わない
テキサスリグは、道糸に直接仕掛けを付けるので、スナップを使いません。
スナップは使わないと聞くと、スナップがあった方がリグを交換しやすくて良いのに、と疑問に思いませんか?
これは、バス釣りでは、余計なものがついていると、バスがバイトしにくくなることが原因だとされています。
また、スナップにより根がかりがしやすくなることも原因の一つです。
慣れればフックに素早くラインを結びつけることも可能になります。
是非、簡単な結び方を覚えて、チャレンジしてみてください。
テキサスリグに使用するパーツ・タックルをご紹介
テキサスリグに使用するパーツはさほど多くありませんので、簡単に作ることができます。
タックルは、ベイトロッドにベイトリールがおすすめです。
パワーが強いものを選ぶと、大物も釣り上げられます。
パレットシンカー
バレットシンカーは、銃弾のような形をしたシンカーで、鉛製、真鍮(ブラス)製、タングステン製の3種類が売られています。
鉛製は、値段が安く、手に入りやすいですが、柔らかいので、岩などにかかってしまうと変形してしまうことがあります。
また仕掛けをロストした時には、鉛が生態系に影響を与えるという心配もあります。
比重が軽いため、重いものになるほど大きいシンカーになってしまうという難点もあります。
真鍮製は、値段が安く手に入りやすく変形しにくいですが、鉛同様比重が軽く、重いものほど大きくなってしまいます。
タングステン製は、値段が高いですが、硬度が高く、変形もしにくい上に、重いシンカーでも大きくなりすぎないという利点があります。
【JACKALL】シンカー JKタングステン
障害物への回避性能と、ラインが傷みにくく、テキサスリグにピッタリのシンカーです。
多くのアングラーがリピートしています。
シンカーストッパー
シンカーストッパーは、シンカーとフックの間のラインを一定に保つために使います。
シンカーストッパーがあることで、シンカーの位置が安定し、キャストしやすくなります。
あえてシンカーストッパーを使わず、シンカーが動くことを利用してテキサスリグを使う方法も人気があります。
【ジャングルジム】J503 ムーブストッパー
個数を変えることで止まり方を調整できるシンカーストッパーです。
サイズもS・M・Lと選べますのでタックルに合わせてお選びください。
フック
テキサスリグのフックには、ストレートフックと、オフセットフックの2種類があります。
テキサスリグのフックとして一般的な形はオフセットフックです。
オフセットフックはワームにハリを隠しやすく、ハリが見えにくいことで魚のバイトを誘いやすいです。
ハリが隠れていることで、バイトしただけでは魚の上あごにしっかりハリがかからないことがあります。
フッキングという竿を操るテクニックが大切になります。
サイズは#3/0を中心に#1/0〜#5/0を揃えておくことをおすすめします。
【DECOY】キロフック ワーム17
刺さりが良く、お財布にも優しいオフセットフックです。
根魚が食らいついても変形しにくい頑丈さ。
ワームも刺しやすいので安心してテキサスリグを使えます。
ライン
テキサスリグはストラクチャーやカバーなど、障害物の多いところに打ち込んで使う事が多いです。
ラインは、傷や擦れに強いフロロカーボンが適しています。
強度は強めの14lb以上だと安心です。
カバーが濃いところであれば、20lb以上ほしいところです。
【クレハ】シーガー R-18フロロリミテッド
しなやかなフロロラインなのに強度もガッチリ、安定のR−18シリーズです。
カバーの濃いところ、障害物もテキサスリグでガンガン攻めたい時にも、擦れにくく傷つきにくい性能のあるこのラインなら、耐えられます。
ビーズ
ビーズを付けると、ビーズとシンカーがぶつかる音で魚を誘うことができます。
ガラスビーズなどは、シンカーとぶつかることで、甲殻類が逃げる時に近い音が出ます。
テキサスリグにビーズを用いることは必須では有りませんが、変化を付けるために良いのではないでしょうか。
ルアー(ワーム)
テキサスリグにおいて、ルアーはとても重要です。
何のワームを選ぶかで、釣果に大きな影響を及ぼします。
ソルトワーム
シーバスフィッシングに欠かせないのがソルトワームです。
ソルトルアーとも言います。
シーバスを釣るためには、ピンテールワームや、ストレートワーム、シャッドテールワームが効果的です。
ロックフィッシュワーム
ロックフィッシュワームには、ストレートタイプやホッグタイプと言う形状があります。
根魚は甲殻類が好きなので、ホッグタイプのような形を好みます。
ロッド・釣竿
テキサスリグを用いるフィッシングはとてもアクティブで、パワフルなものになります。
アタリが来たらカバーや消波ブロックの穴に隠れようとする魚との引き合いになります。
魚に穴や障害物に隠れる隙を与えないためには、ロッドや釣竿でぐいっとフッキングをすることが必要です。
力強いフッキングのためには、ロッドにも強さがあるものをおすすめします。
【アブガルシア】クロスフィールド XRFC-702M
ロックフィッシュやソルトゲームにも、シーバスとのベイトゲームにもルアーフィッシングにもぴったりな、オールラウンドタイプのベイトロッドです。
テキサスリグをつけて大物をねらってみませんか。
【ダイワ】エメラルダス MX アウトガイドモデル
エギングロッドでもライトならテキサスリグでバス釣りもできるのです。
軽くて高反発で爽快な使用感と操作性の高い釣竿です。
エギング用なので力強くキャストしても大丈夫。
テキサスリグを使う際のポイント・アクション
最後に、テキサスリグを使う際のアクション・動かし方のコツをご紹介します。
テキサスリグを使ったアクションには、直接障害物にぶつけたりカバーに放り込んだりして攻めていく方法と、着底させてズル引きをする方法があります。
どちらの方法も、動かしては止めるを繰り返して誘っていきます。
動かし方は、リフト&フォールが基本で、竿を上げたり下げたりして、テキサスリグを動かします。
テキサスリグが動くとワームが自然と震えたり動いたりするので、魚を誘いやすくなります。
ボトムまで落としたらスイミングさせて誘いましょう。
また、障害物にラインを引っ掛けて小刻みに震わせるシェイクをしたり、着底させて、底の障害物に這わせながら高いところと低いところを行ったり来たりさせて誘う方法もあります。
テキサスリグまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「テキサスリグの作り方と使い方を徹底解説!おすすめのワーム・シンカーもご紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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