鯉釣り(コイ釣り)は、管理釣り場が各地にあり、初心者にとっても挑戦しやすい釣りの一つです。今回、釣りラボでは、そんな鯉釣りについて、おすすめの餌やコツ、時期などについて解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。
鯉(コイ)の生態・特徴
コイは池や川で釣ることのできる雑食性の淡水魚で、北海道から九州まで幅広い地域で生息しています。
口もとに二対ののヒゲを持つのが特徴です。
50センチ前後の大きさが一般的ですが、中には1メートルを超える大物もいます。
コイ釣りにおすすめの場所
コイは都会・田舎問わず身近な池や川にいる魚なので、まずは自宅周辺を探してみましょう。
流れが緩くある程度深さのある場所で、水の流れや地形が変化しているポイントに注目してください。
コイの通り道になっている可能性があります。
他にも、釣り堀で手軽に鯉釣りを体験したり、渓流釣りで野鯉を狙ったりするのも楽しいです。
コイ釣りにおすすめの時期・シーズン
コイは一年中釣れると言われている魚です。
中でも比較的釣りやすいと思われる季節を紹介します。
4月から5月
鯉釣りでおすすめのシーズンは4月から5月です。
乗っ込みと呼ばれる産卵時期は、コイが岸辺に寄ってきやすいためです。
エサへの食いつきが良いのも嬉しい点です。
9月から11月
次のシーズンは9月から11月です。
コイが冬を越すためにエサを多く食べるので釣りやすく、太った大物も狙えます。
冬の鯉釣りは難しい?
コイは一年中釣れるとは言え、冬になると水温の低下に伴いコイの活性が下がるため釣りづらくなることも確かです。
そのため冬はオフシーズンとする人もいます。
コイの釣り方・コツをご紹介
それでは実際に、コイ釣りのやり方・コツを見ていきましょう。
代表的なコイ釣りのやり方
コイの釣り方は主に三つありますが、どれもエサを使用するものです。
他の魚をターゲットにルアー釣りをしていて偶然コイが釣れたという場合もありますが、やはり鯉釣りの主流はエサを用いた釣り方になります。
ウキ釣り
ウキ釣りは、コイが食い付いた時のアタリが分かりやすいため、初心者におすすめの釣り方です。
一般的にリールのないのべ竿を使用します。
コイとの力比べになってしまうので、中型までのサイズのコイを狙いましょう。
吸い込み釣り
吸い込み釣りとは、エサと針を一緒にコイに吸い込ませる仕掛けを用いた釣り方です。
リールを使うので大物も狙えます。
仕掛けには複数の針やらせん状のパーツが付いており複雑なため、市販品を購入するのが一般的です。
ヨーロピアンカーブ(ヨーロッパスタイル)
ヨーロピアンカープとは元々ヨーロッパで流行した鯉釣りで、近年日本でも注目されています。
専用の道具の他に魚群探知機やバイトアラームといった機器を使う場合もあり、初心者には少しハードルが高いかもしれません。
ゲーム性とオシャレなスタイルが魅力の釣り方なので、挑戦してみたい場合はエントリーモデルから揃えると良いでしょう。
コイ釣りのコツ・ポイント
コイを釣るためのコツは、コイの通り道や溜まっている場所を狙うことです。
釣れない時はポイントを変えてしまうことをおすすめします。
コイに警戒されてしまったか、コイの通り道ではない可能性があるからです。
コイは食べられないと判断したものは吐き出してしまうので、大きすぎるエサも良くありません。
コイの口に入るサイズのエサを使うようにしましょう。
コイ釣りにおすすめのタックル・仕掛け・餌
鯉釣りでは大物にも対応できる強いタックルと、釣り方に応じた仕掛けやエサを選ぶことが重要です。
コイ釣りにおすすめのロッド・釣り竿
まずは、コイ釣りにおすすめのロッドをご紹介します。
【シマノ】ホリデー磯 5号 450PTS
遠投OKの揚げ竿
吸い込み釣り専用竿ではありませんが、これから吸い込み釣りにトライするという場合におすすめの王道の竿です。
軽くて扱いやすいので、遠くのポイントのコイも狙えます。
竿の強さがしっかりしており重めの仕掛けでも安心です。
こんな人におすすめ
- 吸い込み釣り初心者の方
- 重めの仕掛けを使用する釣りに興味がある方
【ダイワ】鯉竿 スピニング マッドドラゴンT 3-360
ヨーロピアンカープに最適な竿
ヨーロピアンカープに本格的に挑戦してみたいという方におすすめしたいのがこちらです。
持ち運びに便利な振り出し式で、大物にも対応できるパワーもあります。
ヨーロピアンカープ向けの竿の中では値段も安くコスパの良い日本製の竿です。
こんな人におすすめ
- ヨーロピアンカープ釣りに本格的に取り組んでいきたい初心者の方
- 大物を釣ることに興味があり、かつコスパの良い竿を探している方
【ダイワ】鯉竿 天弓
高密度カーボン製の4.5mベイトロッド
ウキ釣りの場合、リールを使わないのべ竿を使用します。
この竿は高密度カーボン製のため、軽さと硬さは申し分ありません。
竿の長さも15尺(4.5メートル)で、大きい釣り場にも小さい釣り場にもマルチに対応できます。
こんな人におすすめ
- コイ釣り初心者で、手軽に始めてみたい方
- 大型のコイを狙いたい、上級者向けの釣りをする方
コイ釣りにおすすめのリール
次にコイ釣りにおすすめのリールをご紹介します。
【ダイワ】リーガルプラス BR 3500BR
安定の鯉釣りリール
吸い込み釣りは、中型スピニング3000〜5000番、4〜5号の道糸を150メートルは巻けるリールをを選んでください。
高機能BRクラッチを搭載したこちらの鯉釣り用モデルがおすすめです。
ギア比が低めなので、大物を相手にした場合も巻き取りが安定します。
こんな人におすすめ
- コイ釣りに興味を持っている初心者の方
- 大物を相手にするコイ釣りをよくする方
【ダイワ】スピニングリール 15 カープイズム 4500BR
こちらはヨーロピアンカープ専用リールです。
太い糸も長く巻ける作りでパワーもあり、見た目の小ささと軽さに反して大物も十分狙えます。
メーカー独自の様々な鯉釣り用機能が搭載されたシャープな印象のモデルです。
コイ釣りにおすすめのタモ網・スカリ
コイがかかった際、そのまま釣り上げようとすると、切れたり外れたり竿が折れてしまいかねません。
引き上げるためのタモや、泳がせるスカリ(ビク)を用意しましょう。
【SANLIKE】タモ網
こちらのタモは折りたためるのが魅力です。
大物を釣ることを想定し、タモは大きめのサイズを選ぶことをおすすめします。
コイ釣りにおすすめの竿掛け・竿立て
鯉釣りは長時間をアタリを待つことが多いため、竿掛けを用意しておくと便利です。
コイ釣りにおすすめの鈴
吸い込み釣りでは竿をセットしてアタリを待ちますが、じっと竿を見つめているのも疲れてしまいます。
鈴をセットしておけば、コイがエサに食いついた時に音で分かるので便利です。
【Baoblaze】釣り鈴 夜釣りベル
こちらの釣りベルは、様々なロッドに取り付ける事ができ、非常に使いやすいです。
また、値段も抑えめですので、予備で大量に購入することも可能です。
コイ釣りにおすすめの仕掛け
コイ釣りにおすすめの仕掛けをご紹介します。
【Marufuji】鯉釣リセット K-208
ウキ釣りの場合、仕掛けがあまり市販されていません。
セット仕掛けを購入する場合は、こういったものならすぐにウキ釣りが始められます。
コイ釣りにおすすめのライン・道糸
コイ釣りにおすすめのライン・道糸をご紹介します。
【DUEL】カーボナイロンライン CN500 500m
ウキ釣りの場合は、2〜3号の道糸を使用します。
こちらはナイロンとフロロカーボンの良さを兼ね備えたハイブリッドラインです。
十分な強度とコスパの良さがおすすめです。
【よつあみ】ライン W-DMV 鯉又鬼 600m
頑丈な糸で大物GET
糸の巻き癖が付きづらく強度と摩耗耐がも高い点が魅力です。
狙うコイの大きさによって号数を選んでください。
吸い込み釣り・ヨーロピアンカープの場合は4〜5号が一般的ですが、大物を狙う場合は10号を使用することもあります。
こんな人におすすめ
- コイ釣りによく使う4〜5号の道糸に満足していない方
- 大物を狙いたい方または大物によく当たる釣り場に出かける方
コイ釣りにおすすめのウキ
ウキ釣りでは、アタリを見逃さないため浮きを使用します。
コイ釣りにおすすめの針(ハリ)・フック
ウキ釣りでは、針・フックの用意が必要です。
コイ釣りにおすすめのニードル
ヨーロピアンカープでは、針に餌を刺さず針下の糸に餌をセットするスタイルのため、ニードルが必要不可欠です。
コイ釣りにおすすめの釣り餌(エサ)
最後に、コイ釣りにおすすめの餌(エサ)をご紹介します。
その他にも、鯉釣りではミミズやザリガニなどを活き餌として使ったり、パンなどを寄せ餌として使ったりします。
自作のエサをブレンドする玄人もいますので、興味があれば挑戦してみてください。
【マルキュー】大ごい
鯉釣りに定番の練り餌です。
ウキ釣りの場合にも吸い込み釣りの場合にも使用できます。
ベストセラーだけありリピーターも多く、非常に安価です。
【マルキュー】クレデンスボイリー チェンジベイト
ヨーロピアンカープでは専用のカープベイトを用意します。
こちらはヨーロピアンカープの本場である英国生まれの、日本向け製品です。
集魚効果のあるフレーバーで、少量パックなので試しやすいです。
釣ったコイを食べることはできる?
釣ったコイを食べることもできますが、処理が難しいので初心者にはおすすめしません。
鯉料理としては、塩焼きや鯉コク、甘露煮等が代表的です。
こちらの動画では、実際に川で釣ったコイを食べる方法が紹介されているので、興味のある方は、ぜひ一度ご覧ください。
鯉(コイ)の釣り方についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「鯉釣りのやり方を徹底解説!おすすめの仕掛け・餌・タックルもご紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。