近年釣り人気が高まるサワラには、違う呼び名があることを知っていますか?釣っても食べても楽しめると評判高い「サワラ」は実は出世魚。成長過程で呼び方が違ってきます。今回、釣りラボでは、出世魚としてのサワラの呼び方と特徴を紹介します。
出世魚とされるサワラはどんな魚?
出世魚のサワラは、西京焼きなどで人気の比較的大型の魚です。
水揚げ量はそこまで多くないですが、日本の各地で水揚げされています。
サワラまで成長するとかなり大きいので、迫力があり、釣りにも人気の魚です。
他の出世魚の代表としてはブリなどがあります。
そもそも出世魚って何?
出世魚とは、成長に従って大きさがかなり変わっていくことから、大きさによって呼び名が変わる魚をいいます。
出世魚の例としては、サワラとブリのほかにスズキなどがあり約80種にもなります。
出世魚の名前は通称なので正式名称と異なる場合があります。
こうした出世魚は、江戸時代のころから名前が変わる魚として親しまれ、成長のお祝いなどに利用されていました。
出世魚は縁起が良いとされているため、贈り物などとしても喜ばれます。
サワラの生態・特徴
出世魚のサワラはスズキ目サバ科に属しています。
味はスズキやサバに近い青魚で、油がのっているとかなりおいしいです。
出世魚のサワラの近縁種にはヨコシマサワラ、ヒラサワラ、タイワンサワラなど4種類があり、見た目はサバのような模様があるものがいます。
大きい個体になると1mのものもいて、釣りごたえのある魚です。
サイズ毎の「サワラ」の呼び名と順番
出世魚のサワラは大体のサイズごとに名前が変わります。
出世魚の名前は通称でもあるので、地方によっても呼び名が変わることがあります。
とくに関西と関東では同じ魚でも別の呼び名を使うことが多いです。
例えば、関東圏では、サゴチ→ナギ→サワラという順番でその呼び名を変えますが、関西圏ではサゴシ→ヤナギ→サワラという順番で名前を変えていきます。
では、どのような基準で呼び名が変わるのでしょうか?
実際に、出世魚であるサワラの呼び名を成長順にご紹介します。
サゴチ(サコシ)
40~50㎝程度の大きさで生後1年程度の個体です。
漢字だと狭腰と書きます。
関東だとサゴチ、関西だとサコシ、サゴシと呼ばれることが多いです。
ナギ(ヤナギ)
60㎝程度の個体です。
生後2年頃の大きさです。
関東だとナギ、関西や四国ではヤナギと呼ぶこともあります。
サワラ
60㎝より大きな個体を呼びます。
漢字だと鰆、もしくは狭腹と書きます。
関東でも関西でもサワラと呼びます。
生後3~4年くらい経つと、80㎝もの大きさになるものもいます。
出世魚のサワラの成長の最後はかなり大型です。
サワラの釣り方
サワラは出世魚なので、まだ小さめのサゴチでは、泳がせ釣りのエサ釣りでも狙うことが出来ます。
大型のサワラを狙うなら船で海に向かって、ルアーを使ってショアジギング等で釣ります。
海上で鳥たちが集まっているところにはベイトなどとともに魚が集まっていることが多いので、こうした小魚を狙ってサワラがいる可能性が高いです。
出世魚のサワラは大きくなっても動きが早いので、すばやく投げましょう。
春から夏にかけて群れでいることが多いので狙い目です。
以下のYoutubeに釣り方が紹介されています。
出世魚「サワラ」についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「サワラは3つの呼び名を持つ出世魚!名前の順番やその基準をご紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。