鯖釣りでサバを持ち帰る際には必ず締める必要があります。中でも簡単な締め方のひとつに「サバ折り」というものがあります。今回釣りラボでは、サバ折りについて、その由来や簡単なサバ折りの手順を解説していきます。
「サバ折り」とは?
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サバは魚の中でもアシが速い魚として有名です。
そんなサバを美味しく食べるためには釣れた直後にしっかりとした方法で締めることが必要です。
サバの締め方としてもっとも簡単で有名なのが「サバ折り」です。
今回の記事では皆さんが持ち帰ったサバを美味しく頂けるようにサバ折りの方法をご紹介したいと思います。
サバ折りの由来
釣った魚はすぐに締めることが必要で、鮮度に大きく影響します。
特にサバはアシが速く、釣った直後に締めることが重要です。
しかしながら、釣れだした時にいちいち締めていたら魚が逃げてしまいます。
そんな釣り人が考え出したのがサバ折りです。
サバは頭を上側に折り曲げてサッと締めることができるのでサバ折りと名づけられました。
このサバ折りは、相撲の決まり手の語源にもなっています。
「鯖語源」や「鯖禁じ手」などと調べると、このサバ折りをモチーフにした相撲の決まり手が出てきます。
サバを釣ったらなぜ締める必要がある?
サバには、ヒスチジンというアミノ酸が多く含まれています。
サバに含まれるヒスチジンは、サバが死亡したあとすぐに分解されてヒスタミンという物質に変化していきます。
ヒスタミンを大量に摂取してしまうと中毒症状を起こすことがあります。
いわゆるヒスタミン中毒と呼ばれるもので、食中毒の一種です。
美味しいサバを安全に食べるために、釣ったらすぐに締める必要があるのです。
サバ折りのやり方
![サバ](https://tsuri-labo.jp/wp-content/uploads/2020/09/0f31627ec907ac4b7a003dfb4af38bc5-1024x769.jpeg)
サバ折りのやり方はとても簡単です。
手順は2つだけですのでしっかりと覚えましょう。
サバ折りを行ったら、バケツに入れて血抜きを行いましょう。
以下の動画で、サバ折りのやり方が詳しく解説されています。
サバ折りのコツ
![サバ](https://tsuri-labo.jp/wp-content/uploads/2020/09/fe221292b262a0fd62c855ba283952a1-1024x706.jpeg)
サバ折りは素手の力で頭を折るわけですから、相当の力が必要になります。
サバもかなりの勢いで暴れますので難しいと感じている方も多いでしょう。
サバ折りのコツは、まずは厚みのある手袋を装着して行うことです。
しっかりとサバを掴むことができて力を入れやすくなります。
また、魚の向きにも注意しましょう。
魚の背を自分側に、腹側を外向きにすることで力を入れやすくなります。
サバ折り以外のサバの締め方
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サバ折り以外にもサバを締める方法があります。
サバ折りは力が必要だったり、血が飛び散ったりするので状況に合わせて締め方を使いこなすと良いでしょう。
サバ折り以外の方法としては、ハサミやナイフを使う締め方と氷締めの方法があります。
大型のサバは道具を使った締め方、小ぶりのサバはサバ折りや氷締めを行うと良いと思います。
ハサミを使った締め方
エラ下の部分が柔らかくなっているので、ここからハサミを入れます。
※血が飛び散るので魚を抑えた状態で行うと良いです。
そのままハサミを進め、延髄部分を切り離すと完了です。
ナイフを使った締め方
ナイフを使った締め方も、基本的にはハサミを使う方法と同様になります。
エラ下の柔らかくなっている部分をナイフで切ります。
魚の中心部までナイフを進め、延髄部分を切り落とすと完了です。
ナイフの場合は締めている最中に魚が暴れだすと大変危険です。
特に大型のサバをナイフで締める際は細心の注意を払って行うようにしましょう。
氷締め
釣れたサバが小鯖だった場合は氷締めで良いでしょう。
方法は氷を入れたクーラーボックスに海水を入れて潮氷を作り、釣れたサバをそのまま入れていくだけです。
小型のサバであればすぐに温度が下がりますので氷締めが有効と言えます。
締めたサバの持ち帰り方
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しっかりと締めたサバを持ち帰るためにはちょっとした知識が必要です。
せっかく締めたサバを持ち帰って楽しむために持ち帰り方も知っておきましょう。
クーラーボックスに氷締めの方法と同じく、潮氷を作ります。
ポリ袋に入れたサバを潮氷入りのクーラーボックスに投入します。
サバ折りをして血抜きを行ったサバは、直接氷に触れないほうが良いので、ポリ袋等に入れてクーラーボックスに入れましょう。
サバ釣りを行うには最低でも25L~のクーラーボックスを選ぶようにしましょう。
オススメのクーラーボックスを紹介します。
【DAIWA】プロバイザーHD クーラーボックス 27L
釣り人からの信頼が厚いDAIWAのクーラーボックスです。
シーズンにあった断熱仕様を選ぶことができます。
餌の取り出しに便利な小窓付きでサバ釣りにはピッタリです。
サバ釣りに関する基本知識
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初心者でも始めやすいと言われるサバ釣りですので、是非皆さんにも楽しんでもらいたいと思います。
ここでは少しだけサバ釣りに関する基礎知識をご紹介します。
サバ釣りの時期・場所
サバ釣りは1年の中で長い期間楽しむことができる釣りとして知られています。
4月~12月まで安定して釣れますが、トップシーズンは9月~10月となっています。
サバ釣りは北海道以外の日本全国の堤防や船で楽しむことができます。
サビキ釣りやかご釣りなどで楽しみましょう。
サバを釣るタックル・仕掛け
サバはライトタックルでも狙える魚ではありますが、30cm以上のサイズになると引きも強くなってきますので、ショアジギングタックルがオススメです。
【シマノ】スピニングリール 17 サハラ C3000HG
サバ釣りにオススメなリールは3000番台のスピニングリールです。
サハラは耐久性が高く長く使えるためオススメです。
サバの釣り方
釣り方としては大きく3つ、サビキ釣り・かご釣り・ルアー釣りがあります。
おすすめなのはサビキ釣りです。
鯖釣りとしても楽しめます。
堤防から簡単に釣れるので初心者にもオススメです。
遠投したりサバの引きの良さを楽しみたい方はルアー釣りが良いでしょう。
サバの締め方のまとめ
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いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「「サバ折り」の手順やコツを詳しく解説!サバ折り以外の締め方も紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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