鋭い歯や毒を持っている魚を捕まえるときに必須なフィッシュグリップ。今回、釣りラボでは、フィッシュグリップの選び方や使い方を解説した上で、メーカー別におすすめのフィッシュグリップを厳選して6つ、2020年の新製品を2つご紹介します。
シーバスフィッシュグリップとは?

フィッシュグリップとは、釣った魚を掴むために使うアイテムです。
魚のエラ周辺か顎部分を挟み込むトングのような仕組みになっており、口を固定することによって安全に針を外すことができます。
フィッシュホルダーという製品名でも販売されており、シーバスや青物などルアーフィッシングではお馴染みの釣具です。
大物狙いの上級者向けのように感じますが、安全面から考えても初心者にも持っていて欲しいツールです。
安価なフィッシュグリップも多数ありますので、ポイントを確認して是非好みのものをチェックしてみてください。
フィッシュグリップの使い方・使い道
フィッシュグリップの正しい使い方とその使い道・活躍の場面、メンテナンスの方法を、それぞれ簡単にご紹介します。
正しい使い方
フィッシュグリップを使う際は、魚の胴体・下顎を挟み込むようにしてできるだけ真っ直ぐに力を入れて持ってください。
魚を固定することにより針の傷口を広げずに済み、手で魚を持った場合に起こる体温での火傷を防ぎます。
リリースする際は、魚のダメージを抑えて元気な姿で返すようにしましょう。
使い道・活躍の場面
フィッシュグリップが力を発揮するのは、魚を回収する時と針を外す時、撮影や計量のタイミングです。
魚を回収する際、小さい魚であればそのまま釣り上げることができますが、大きい魚の場合はそうはいきません。
糸を張って魚が顔を出したところをタモやフィッシュグリップでランディングさせましょう。
また、大型の魚や鋭いトゲや歯、毒をもつ魚が暴れても、フィッシュグリップがあればしっかりと制御し固定することになるので、安全に針を外せます。
写真撮影や計量を行いたい場合も、フィッシュグリップがあればスムーズです。
メンテナンスの方法
フィッシュグリップを使っていると、可動部に砂や塩が噛んでしまうことがあります。
使用の度に分解する必要はありませんが、日頃から水洗いやグリスアップなどの手入れやメンテナンスを行いましょう。
フィッシュグリップの選び方
フィッシュグリップは、釣る魚や機能によって各メーカーから様々なものが市販されています。
選ぶ際にチェックするべきポイントを抑えておきましょう。
選び方1:釣る魚で選ぶ
フィッシュグリップには、メゴチバサミのように体のエラ付近を挟むものと、口部分を挟むものがあります。
それぞれ持ち上げられる魚の重さも決まっているので、ターゲットに合った形状と荷重性能を持ったフィッシュグリップを選びましょう。
体を挟むタイプの小さいフィッシュグリップは、渓流釣りやライトフィッシングでに適しています。
アジやキス、ニジマスやヤマメなどのトラウト、メバルやカサゴなどの小型ロックフィッシュ、タチウオやハゼが対象です。
魚の口を挟むタイプのフィッシュグリップは、船釣りなどの大物を狙いたい場合に持っておきたいアイテムです。
ヒラマサやブリ、サワラやシーバス、チヌやグレやマダイ、ヒラメやマゴチなどの底物に適しています。
選び方2:ブランドで選ぶ
ダイワやシマノなどの有名メーカーはもちろん、ウミボウズなど様々なブランドがフィッシュグリップを展開しています。
タックルの愛用者も多いがまかつや、バス釣りでポピュラーなエバーグリーンなどはお馴染みのメーカーです。
その他にも便利釣具ツールを開発する第一精工、海釣り派に人気のスタジオオーシャンマーク、ネット通販で人気のナチュリム、おしゃれな釣具アクセサリーメーカーのドレスなどがあげられます。
選び方3:機能性で選ぶ
フィッシュグリップの機能性についてもチェックしておきましょう。
計量機能やメジャー機能が備わっているものは、大会や記録を付ける際に便利です。
また、フィッシュグリップはカラビナやコードでベストやフィッシュグリップホルダーに繋げることが多いので、軽めのものをおすすめします。
素材をチェックすることも忘れてはいけません。
金属製は丈夫で耐久性がありますが、しっかり手入れをしないと錆びてしまうことも考えられます。
アルミやステンレス、プラスチックやカーボンなど様々な材質のフィッシュグリップがありますので、自分の使い方に合ったものを選びましょう。
フィッシュグリップ人気6選【コスパ最強】

それでは実際におすすめのフィッシュグリップを、釣具のメーカー別に合計6つご紹介します。
ウミボウズのおすすめフィッシュグリップ
フィッシュグリップといえば、やはりウミボウズ(海坊主)です。
その中でも特に人気の高い商品をご紹介します。
【ウミボウズ】超軽量 アルミ製 フィッシュキャッチャー
こちらの商品には、航空技術用のアルミニウム素材が使われており、非常に軽量でありながら、強度・錆止め・耐久性がとても優れています。
口コミの評判もかなり良く、釣りをするなら絶対に持っておきたい一品になります。
ダイワのおすすめフィッシュグリップ
次に釣具メーカーの大御所、ダイワのフィッシュグリップをご紹介します。
ダイワのフィッシュグリップも、非常に人気が高いです。
【ダイワ】フィッシュホルダー LG (ライトゲーム)
ぬめりのある魚でも掴めるギザ歯と安心のロック機能付きで、更に水に浮くフローティングタイプです。
ライトゲーム向けのフィッシュグリップで、アジングに最適です。
【ダイワ】フィッシュグリップST
こちらは大物向けの大きめサイズで頑丈な、魚の口を挟むタイプのフィッシュグリップです。
挟む部分は錆びにくいステンレス製で、トリガーを引くとフックが閉じる仕組みになっています。
シマノのおすすめフィッシュグリップ
今度は、シマノのフィッシュグリップをご紹介します。
シマノは、非常にコスパの良い商品を多数販売しているメーカーです。
【シマノ】ライトフィッシュグリップ CT-981R
女性にも嬉しいかわいい色展開と安い値段が嬉しいシマノのフィッシュグリップです。
ライトゲーム向けの小さいサイズで、錆に強いガラス強化ナイロン製です。
ドレス(DRESS)のおすすめフィッシュグリップ
ドレスのフィッシュグリップは、これまでに紹介したメーカーに全く引けを取らないほど人気があります。
【DRESS】フィッシュグリップ DINO GRIP
ドレスのディノグリップはカラーバリエーションが本当に豊富で、こちらはなんと12色展開です。
ピンクやスカイブルーなど、釣具には珍しい色のほか、クリアタイプやツートンカラー、コラボ商品などもあり、選ぶだけでも楽しくなってしまいます。
性能面でも安心のガラス強化ナイロン樹脂製です。
【DRESS】デリンジャータフ
こちらは大物向けの質実剛健な作りと、ドレスの高いデザインセンスを兼ね備えた人気のフィッシュグリップです。
大物に対応できるサイズながら手頃な値段で、安定感のある作りです。
【2020年〜2021年新作】おすすめフィッシュグリップ2選

続いて、2020年以降に発売された新製品のフィッシュグリップの中から、おすすめの商品を2つご紹介します。
※2021年の最新情報は、随時更新していきます。
【PQZATX】釣り用ペンチ
「フィッシングプライヤープライヤー」+「フィッシュグリップ」の2点付きという部分で低価格の商品です。
プライヤーにはケースもついており、持ち運びもしやすいという利点があります。
グリップでは基本的にはアルミニウムを使用しています。
しかし、こちらの商品はアルミニウム合金を使用しています。
これによって高い耐久性を生むことが可能になり、落とした際にでもグリップの形が変化することを防ぐことが可能になります。
しかし、アルミニウムを含むからと言っても完全に防錆できるわけではないために、使用後には水分を拭き取ることが重要です。
製品としては値段が安いためコスパが良いという評価が多く、初心者の方が最初に持つツールとしては間違いありません。
【Zitrades】フィッシングプライヤー (ロック機能付き ラインカッター付き 安全ロープ付き )
フックに関する様々な製品がセットになった商品です。
ハマチなどの大型の魚も簡単に持つことができ、大きさも手の収まりもちょうどいい製品です。
計量機能などはないですが、かっこいいシルエットで値段も安いために、コスパのいい商品として評価が高いです。
この値段であれば、もしなくしたとしても飽きられがつき後悔することもなく安心して釣りに挑むことが可能です。
付属についているラインカッターもPEラインであれば容易に切断ができ、このツールを持っているだけでもしもの事態に対応可能です。
フィッシュグリップホルダーのおすすめ人気商品

フィッシュグリップは、基本的に落下防止のためにコードや紐で繋いだり、フィッシュグリップホルダーに収納することをおすすめします。
フィッシュグリップと同じく各メーカーが販売している他、100均やホームセンターで安価に済ませたり、自作するアングラーもいます。
【DRESS】フィッシュグリップ ユニバーサルホルダー
グラス製のフィッシュグリップに限らず、他社製品にも対応した汎用性の高い頑丈なフィッシュグリップホルダーです。
ベルト、ウエストポーチ、ライフジャケットやベストなどに取り付けることができ、丸洗い可である点も嬉しいポイントです。
フィッシュグリップのおすすめ人気商品まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2021年】フィッシュグリップおすすめ人気8選!コスパ最強商品の選び方やその使い方を解説」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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