魚へんに「念」と書いて「ナマズ」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「念」と書く「鯰(ナマズ)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんに「念」の正しい読み方・語源
魚へんに「念」と書いて、ナマズ(鯰)と読みます。
漢字名 |
鯰 |
訓読み |
なまず |
音読み |
ネン |
部首(へん) |
魚 |
部首以外 |
念 |
画数 |
19画 |
英語名 |
Silurus asotus |
学名 |
catfish |
Unicode |
U+9BF0 |
ナマズは、ナマズ目・ナマズ科の淡水魚で、日本など東アジアの河川や湖沼に生息しています。
日本の淡水魚としては珍しく雑食ではなく、肉食の魚であり、その暴れたりする姿から中世以降、地震と紐づけられるようになりました。
国内には主に4種類のナマズがおり、そのうちマナマズは全国各地に、タニガワナマズは愛知県、長野県、岐阜県、静岡県の河川に生息しています。
そして、残りのビワコオオナマズ、イワトコナマズの2種は、主に滋賀県の琵琶湖周辺のみに生息しています。
ヌメヌメした(ナマ)、大きな頭(ズ)を持つ魚であることから、「ナマズ」と呼ばれるようになったと言われています。
日本を含む東アジアの各国では、食用として古くから利用されており、現在は養殖業の普及によりその漁獲量が年々増加しています。
なぜ「念」という漢字が使われているの?
なぜ、鯰(ナマズ)という魚へんの漢字には「念」が使われているのでしょうか?
その由来について、いくつかの説をご紹介します。
ネバネバしているから
ナマズは、体に鱗(ウロコ)がないため、その表面がヌメヌメ・ネバネバしています。
そこから、「粘る」という意味を持つ「念」という漢字が使われるようになったという説があります。
アユと漢字が被ったから
中国では、ナマズのことを漢字で「鮎」と書きます。
ですが、日本では「鮎」という漢字がすでに「アユ」を指す漢字として使用されていました。
そのため、「鮎」という漢字を使うことができず、代わりに「鯰」という漢字が使われるようになったという説もあります。
ちなみに、現在でも「鮎」と書いて「ナマズ」と読むこともあります。
魚へんに「念」でなんと読むのかまとめ
いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに念でなんと読む?」というテーマに沿って、鯰(ナマズ)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。