魚へんに「青(靑)」と書いて「サバ」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「青(靑)」と書く「鯖(サバ)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんに「青(靑)」の正しい読み方・語源
魚へんに「青(正確には月を青に変えた靑)」と書いて、サバ(鯖)と読みます。
漢字名 |
鯖 |
訓読み |
さば |
音読み |
セイ・ショウ |
部首(へん) |
魚 |
部首以外 | 青(靑) |
画数 |
19画 |
英語名 |
Mackerel |
学名 |
Scomber japonicus(マサバ) |
Unicode |
U+9BD6 |
サバは、スズキ目・サバ科の総称で、日本産のサバには以下の4種が存在します。
サバは数ある魚の中でも特に消費量の多い魚で、日本では焼き魚や寿司、サバ缶などで多く食べられています。
郷土料理に使用している地域もあり、日本食に不可欠といえます。
なぜ「靑(青)」という漢字が使われているの?
なぜ、鯖(サバ)という魚へんの漢字には「靑(青)」という漢字が使われているのでしょうか?
その由来についてご紹介します。
サバの体が青いことから
魚へんに靑(青)の「鯖」という漢字は、元々は魚や肉を混ぜて煮た料理(よせなべ)のことや淡水魚の一種を表す漢字でした。
その後、サバの青々しさを表すために、サバを表す漢字として「鯖」が使われるようになりました。
「鯖」の靑(青)は「月」と「円」どっちが正しいの?
「鯖」に使われている「靑」という漢字は、「青」の旧字体で、「月」の部分を「円」と書きます。
「円」を使用する「靑」(旧字体)と「月」を使用する「青」(新字体)のどちらを使用しても間違いというわけではありません。
しかし、厳密には旧字体の「靑」を使用した場合が、正しい漢字と言えます。
そもそも、旧字体と新字体の両方の漢字が使われるようになった理由は、「靑」(旧字体)の「円」部分を「月」にする略字が発表され、一部のワープロやパソコン、携帯で「青」(新字体)を使用した漢字が表示されるようになったためです。
しかし、近年の規約の再改定により、略字の使用を控えるようになりました。
そのため、最新のパソコンや携帯を使用している場合は、魚へんと靑(旧字体)の「鯖」が使用されるようになっており、こちらの表記が一般的と言えます。
※使用しているパソコンや携帯によって、新字体の「青」を使用した漢字が表記されている場合があります。
魚へんに「青」でなんと読むのかまとめ
いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに靑でなんと読む?」というテーマに沿って、鯖(サバ)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。