魚へんに「雪」と書いて「タラ」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「雪」と書く「鱈(タラ)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんに「雪」の正しい読み方・語源
魚へんに「雪」と書いて、タラ(鱈)と読みます。
漢字名 |
鱈 |
訓読み |
たら |
音読み |
セツ |
部首(へん) |
魚 |
部首以外 |
雪 |
画数 |
22画 |
英語名 |
cod |
学名 |
Gadidae |
Unicode |
U+9C48 |
タラは、タラ目・タラ科の魚で、日本ではマダラ(真鱈)、スケトウダラ(介党鱈)、コマイ(氷下魚)などの種類が北日本を中心に見られます。
主に食用として利用され、身は鍋などで食されることが多いです。
また、スケトウダラの卵巣は、たらことして、マダラの精巣は、白子として食されます。
そして、韓国料理ではタラの内臓を塩辛にして「チャンジャ」として食されています。
ところで、お腹いっぱい食べることをたらふく食べると言いますが、この「たらふく」は漢字で「鱈腹」と書きます。
「たらふく」に、「鱈」という漢字が当てられたのは、タラの腹が膨らんでいることや、「大口魚」とも書かれるほど、タラがなんでも食べる大食いの魚であったからだと言われています。
他にも、「鱈」の漢字が当てられている単語として、むやみやたらの「やたら(矢鱈)」が挙げられます。
ちなみに、スケトウダラは、魚へんに底で「鯳(スケトウダラ)」と、漢字一文字で書くこともあります。
なぜ「雪」という漢字が使われているの?
なぜ、鱈(タラ)という魚へんの漢字には「雪」が使われているのでしょうか?
その由来について、いくつかの説をご紹介します。
冬に漁獲量が増えたから
タラは、雪が降る冬の季節に漁獲量の増える魚でした。
そこから、「雪」という漢字が使われるようになったという説があります。
なお、同じ冬に漁獲量が増えることから「冬」という漢字が使われた魚に、鮗(コノシロ)という魚がいます。
他にも、春だと鰆(サワラ)、夏だと魚夏(ワカシ)、秋だと鰍(カジカ)といったように、季節の名前がつけられている魚はいくつかいます。
身が白かったから
タラは、代表的な白身魚です。
このタラの身はまるで雪のように白かったことから、「雪」という漢字が使われるようになったという説もあります。
魚へんに「雪」でなんと読むのかまとめ
いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに雪でなんと読む?」というテーマに沿って、鱈(タラ)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。