魚へんに「養」と書いて「フカ」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「養」と書く「鱶(フカ)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんに「養」の正しい読み方・語源
魚へんに「養」と書いて、フカ(鱶)と読みます。
漢字名 |
鱶 |
訓読み |
ふか |
音読み |
ショウ |
部首(へん) |
魚 |
部首以外 |
養 |
画数 |
26画 |
英語名 |
shark |
学名 |
Selachimorpha |
Unicode |
U+9C76 |
フカは、鮫(サメ)の俗称であり、特に大型のサメを指すことが多いです。
関西地方を中心に使われていた呼び方で、「ドタブカ」「ネムリブカ」といったサメの正式名称にも使われています。
水中の深いところに生息していたことから、フカと呼ばれるようになったと言われています。
現代では、サメのことをフカと呼ぶことは少なくなっていますが、フカのヒレである鱶鰭(フカヒレ)という単語は、引き続き料理などで頻繁に使われています。
また、永遠の0で「フカ」という呼び名が使われていたことからわかるように、つい最近までは一般的に使われる名前であったことがわかります。
なお、山陰地方では、フカではなく「ワニ」という呼び名がサメに対して使われていました。
なぜ「養」という漢字が使われているの?
なぜ、鱶(フカ)という魚へんの漢字には「養」が使われているのでしょうか?
その由来について、いくつかの説をご紹介します。
卵胎生の魚であったから
卵胎生とは、卵を外に産み付けるのではなく、母胎内で孵化させ、成長させてから体外に出す繁殖形態のことです。
サメ(フカ)は、卵胎生の魚であり、「卵(子)を体内で養う魚」という意味で「養」という漢字が使われるようになったと言われています。
栄養が豊富であったから
サメ(フカ)には、栄養が豊富にあり、そこから「養」という漢字が使われるようになったという説があります。
魚へんに「養」でなんと読むのかまとめ
いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに養でなんと読む?」というテーマに沿って、鱶(フカ)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。