魚へんに「花」と書いて「ホッケ」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「花」と書く「𩸽(ホッケ)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんの漢字魚へんに「花」の正しい読み方・語源

魚へんに「花」と書いて、ホッケ(𩸽)と読みます。
漢字名 | 𩸽 |
訓読み | ほっけ |
音読み | – |
部首(へん) | 魚 |
部首以外 | 花 |
画数 | 18画 |
英語名 | atka mackerel |
学名 | Pleurogrammus azonus |
Unicode | U+29E3D |
ホッケは、カサゴ目・アイナメ科の魚で、北海道などの寒冷な地域に生息しています。
日本では、ホッケはもともと食用として利用されることはほとんどありませんでしたが、戦後の食糧難の影響で食用として利用されるようになりました。
現在では、主に開き・干物として食されることが多いです。
法華経の教えを北海道(蝦夷地)にて説いた僧侶が、ホッケの美味しさを広めたことから、「ホッケ」という名前がつけられたと言われています。
また、北の地域に生息する「花」という漢字がつけられた魚であったことから、「北の花(ほくか)」→「ホッケ」と呼ばれるようになったという説や、アイヌ語の「hotke」に由来するという説もあります。
なお、ホッケは出世魚のように成長とともに呼び名を変える魚であり、「アオボッケ」→「ロウソクボッケ」→「マボッケ」→「ネボッケ」とその呼び名を変化させていきます。(ただし、出世魚ではありません。)
なぜ「花」という漢字が使われているの?

なぜ、𩸽(ホッケ)という魚へんの漢字には「花」が使われているのでしょうか?
その由来について、いくつかの説をご紹介します。
群れで泳ぐと花のように見えたから
ホッケの幼魚は、綺麗な青緑色をしています。
そんなホッケの幼魚は群れて泳ぐ習性を持っており、その姿がまるで青緑色の花のように見えたことから、「花」という漢字が使われるようになったという説があります。
産卵期の雄に唐草模様が見られたから
ホッケの産卵期の雄には、コバルト色の鮮やかな花唐草(唐草模様)が見られたことから、「花」という漢字が使われるようになったという説があります。
唐草模様とは、植物の姿を図案化した植物文様のことです。
法華経の「華」という漢字から
ホッケという名前の由来になったとされる「法華経」の「華」という漢字が、似た意味で使われる「花」という漢字に置き換わって使われるようになったという説もあります。
魚へんに「花」でなんと読むのかまとめ

いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに花でなんと読む?」というテーマに沿って、𩸽(ホッケ)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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