魚へんに「強」と書いて「ロウニンアジ」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「強」と書く「魚強(ロウニンアジ)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんに「強」の正しい読み方・語源
魚へんに「強」と書いて、ロウニンアジ(魚強)と読みます。
漢字名 |
魚強 |
訓読み |
ろうにんあじ |
音読み |
– |
部首(へん) |
魚 |
部首以外 |
強 |
画数 |
22画 |
英語名 |
Giant trevally |
学名 |
Caranx ignobilis |
Unicode |
– |
ロウニンアジは、スズキ目・アジ科の魚で、非常に大型の肉食魚です。
英語名のイニシャルをとって、GTなどと呼ばれることもあります。
ロウニンアジは、釣りのターゲットやスキューバダイビングにおける鑑賞対象として人気が高いです。
また、若魚は、焼き魚や刺身などで食されますが、大型のものは地域によっては毒(シガテラ毒)を持つことがあるため、食べられることは滅多にありません。
単独行動する様子や、顔にエラの線が入っている様子が、まるで浪人武士のようであったことからこのような名前がつけられました。
「魚強」という漢字は、正式には存在せず、「浪人」と「鯵(アジ)」をあわせて、浪人鯵(ロウニンアジ)と書くのが正式な表記方法です。
ちなみに、幼魚は「メッキ」とも呼ばれ、こちらも釣りのターゲットとして人気があります。
なお、魔界戦記ディスガイア4というゲーム内では、栄養が高くて種類も多い「鰯(イワシ)」が弱いはずがない、という意味で「魚強」と書いて「イワシ」と読まれたこともあります。
なぜ「強」という漢字が使われているの?
なぜ、魚強(ロウニンアジ)という魚へんの漢字には「強」が使われているのでしょうか?
その由来をご紹介します。
引きのとても強い魚であったから
ロウニンアジは、その引きの強さとサイズから釣りのターゲットとして非常に人気があります。
そのため、釣り上げるためにはその人生をかける必要があるともされるほど、強い魚であるとされます。
「強魚」という漢字は、このような強い思いを持っていたプロ釣り師の大久保幸三氏が「サウスタイムス」という雑誌の連載の中で、「強」という漢字を当てて造った造語になります。
※「強魚」は、サウスタイムスの登録商標になります。
魚へんに「強」でなんと読むのかまとめ
いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに強でなんと読む?」というテーマに沿って、魚強(ロウニンアジ)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。