魚へんに「神(榊)」と書いて「ハタハタ」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「神(榊)」と書く「鰰(ハタハタ)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんに「神」の正しい読み方・語源
魚へんに「神」と書いて、ハタハタ(鰰)と読みます。
※なお、正確には「榊」のつくりである「神(神の旧字体)」と書きます。
漢字名 |
鰰 |
訓読み |
はたはた |
音読み |
– |
部首(へん) |
魚 |
部首以外 | 神(榊のつくり) |
画数 |
21画 |
英語名 |
Sailfin sandfish |
学名 |
Arctoscopus japonicus |
Unicode |
U+9C30 |
ハタハタは、スズキ目・ハタハタ科の魚で、日本では秋田県の県魚として有名です。
秋田をはじめとした日本海側の海域に生息しています。
主に食用として利用され、焼き魚などに調理されるだけなく、秋田名物である「しょっつる」という魚醤に加工されることもあります。
ハタハタは、もともと雷の落ちる音を表した擬音語(現代の「ゴロゴロ」にあたるもの)でした。
そこから、雷が良く鳴る時期であった、晩秋〜初冬に釣れることが多かったハタハタに、このような名前がつけられたと言われています。
また、晩秋〜初冬は海が荒れることが多く、その様子から波多波多という意味で「ハタハタ」という名前がつけられたという説もあります。
なぜ「神(榊)」という漢字が使われているの?
なぜ、鰰(ハタハタ)という魚へんの漢字には「神(榊のつくり)」が使われているのでしょうか?
その由来について、いくつかの説をご紹介します。
神鳴りの意味から
もともと雷は、神が鳴らすものであるとされており、そこから「神鳴り」→「雷」という名前がつけられました。
ハタハタは、そんな雷がよく鳴る時期に漁獲量が増えたことから、「神(榊のつくり)」が使われるようになったと言われています。
なお、神という漢字ではなく、魚へんに「雷」と書いて「鱩(ハタハタ)」と書き表すこともあります。
体の模様が富士山に似ていたから
ハタハタの体の模様がまるで富士山のようであり、そこから縁起の良いめでたい魚とされていました。
そこから、「神(榊のつくり)」が使われるようになったという説もあります。
魚へんに「神」でなんと読むのかまとめ
いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに神(榊のつくり)でなんと読む?」というテーマに沿って、鰰(ハタハタ)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。