魚へんに「周」と書いて「タイ」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「周」と書く「鯛(タイ)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんに「周」の正しい読み方・語源
魚へんに「周」と書いて、タイ(鯛)と読みます。
漢字名 |
鯛 |
訓読み |
たい |
音読み |
チョウ |
部首(へん) |
魚 |
部首以外 |
周 |
画数 |
19画 |
英語名 |
japanese red sea bream |
学名 |
Pagrus major |
Unicode |
U+9BDB |
タイは、スズキ目スズキ亜目タイ科の魚で、主に日本近海の水深30メートルから200メートルの岩礁域周辺に生息しています。
普段は単独で行動し、主に小魚、甲殻類、貝類などを捕食しています。
成魚の体長は50センチメートル程度で、寿命は15~20年程度です。
タイと言う名前がつけられた由来で最も有力な説は、平安時代にはその体形から平魚とも表され、「たいら」が変化して「たい」となったというものです。
また、別の説として、お祝いに使う「めでたい」魚であることから「たい」となった、朝鮮語の「タウミ」が変化して「たい」になったというものもあります。
なぜ「周」という漢字が使われているの?
なぜ、鯛(タイ)という魚へんの漢字には「周」が使われているのでしょうか?
その由来について、いくつかの説をご紹介します。
どこでもとれる魚だから
タイは、日本海沿岸から中国沿岸の南シナ海までの広い範囲で生息しています。
日本の周囲の色々な地域の海でとれることから、周辺の「周」をとって「鯛」と表されるようになったとされています。
いつでもとれる魚だから
タイは、四季を通じて日本近海に生息しています。
春夏秋冬、時期を選ばずとれる魚であるため、1年中を表す「周年」という言葉から「周」という漢字が使われるようになったとされています。
調和のとれた魚だから
タイは、古くからその平たい体形から「側扁の魚」とされ、また楕円形に均整の取れた様子が調和のとれた魚であるとされてきました。
中国では平たいことを「周」という字で表したため、魚へんと合わせて「鯛」と表されるようになったとされています。
幸せを行き渡らせる魚だから
タイは色形が美しく、美味であり、また春先の産卵の時期には桜色になることから、古来より冠婚葬祭などの行事で頻繁に使われていました。
そこで「幸せを周囲に行き渡らせる魚」という意味で、「周」という漢字が使われるようになったとされています。
魚へんに「周」でなんと読むのかまとめ
いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに周でなんと読む?」というテーマに沿って、鯛(タイ)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。