魚へんに「包」と書いて「アワビ」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「包」と書く「鮑(アワビ)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんに「包」の正しい読み方・語源
魚へんに「包」と書いて、アワビ(鮑)と読みます。
漢字名 |
鮑 |
訓読み |
あわび |
音読み |
16 |
部首(へん) |
魚 |
部首以外 |
包 |
画数 |
ホウ画 |
英語名 |
abalone |
学名 |
Haliotis |
Unicode |
U+9B91 |
アワビは、原始腹足目・ミミガイ科の巻貝で、日本では主に高級食材として食されます。
東アジアだと、日本や朝鮮半島、中国などの岩礁に生息しています。
このアワビを表す漢字には「鮑」の他に、「鰒」「蚫」という漢字があります。
「鰒」は、「ふぐ」とも読み、こちらの読み方が一般的です。
また、こちらの漢字を崩して、魚へんに夏と書いて「魚夏(ワカシ)」と読むこともあります。
「蚫」という漢字を見て、魚へんではなく虫へんが魚介類の名前につけられるのに、やや違和感を覚えた方も多いかもしれません。
ですが、実は「虫」とは本来、「鳥・獣・魚以外の動物」という意味であり、そこから貝類には「虫」という漢字がつけられることが多いです。
例えば、「蚫」の他に、「蛤(はまぐり)」「蜆(しじみ)」「牡蠣(かき)」などに虫へんがつけられています。
なぜ「包」という漢字が使われているの?
なぜ、鮑(アワビ)という魚へんの漢字には「包」が使われているのでしょうか?
その由来について、いくつかの説をご紹介します。
殻に覆われている姿が身を包んでいるようだったから
アワビは、直径3〜20cmの楕円形をした皿状の殻を持ちます。
その身を殻に覆われて包まれている様子から、「包」という漢字が使われるようになったという説があります。
塩漬けにされる魚だったから
中国では、「塩漬けの魚」という意味で、「鮑」という漢字が使われていました。
そこから日本に漢字が伝搬していく中で、塩漬けにされて調理されることの多かったアワビに「鮑」という漢字が当てられるようになったという説があります。
なお、現在では中国でも「鮑」という漢字を使った場合、日本と同じく「アワビ」を意味します。
魚へんに「包」でなんと読むのかまとめ
いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに包でなんと読む?」というテーマに沿って、鮑(アワビ)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。