魚へんに「参」と書いて「アジ」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「参」と書く「鯵(アジ)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんに「参」の正しい読み方・語源
魚へんに「参」と書いて、アジ(鯵)と読みます。
漢字名 |
鯵(鰺) |
訓読み |
あじ |
音読み |
ソウ |
部首(へん) |
魚 |
部首以外 | 参(參) |
画数 |
19画 |
英語名 |
Jack mackerel |
学名 |
Caranginae |
Unicode |
U+9BF5 |
アジは、スズキ目・アジ科の回遊魚で、北海道以南の日本列島沿岸部に生息しています。
アジには実に様々なタイプがおり、中には、回遊魚ではなく岩礁などに居着くタイプのアジもいます。
アジは、日本において食用として非常に重要な役割を果たしている魚ですが、その名前の由来は非常に単純で、味がよかったことから来ています。
なので、地方によっては、美味しい魚をまとめて「アジ」と呼ぶ地域もあったようです。
そのような魚の中で、最も多く釣れていた魚が、現在「アジ」と呼ばれるようになったと言われています。
なぜ「参」という漢字が使われているの?
なぜ、鯵(アジ)という魚へんの漢字には「参」が使われているのでしょうか?
その由来について、いくつかの説をご紹介します。
マアジの旬が旧暦の3月だったから
アジの中で最もメジャーであったマアジの旬が、旧暦の3月(現在の5月)であったことから、漢数字の「参(サン)」が使われるようになったという説があります。
このように旬の時期・月が漢字の由来になっている魚は、他にもあります。
例えば、師走(12月)が旬であったブリは、漢字で鰤(ブリ)と書きます。
群れる習性を持っていたから
アジは、単体で行動することは少なく、群れる習性を持っています。
このように群れる、つまり参集して行動する習性から、「参」という漢字が当てられるようになったという説もあります。
喿を参と書き間違えたから
中国では、アジを「鱢」という漢字で表していました。
この漢字が日本に伝搬されてくる中で、「喿」を誤って「参」と書いてしまったために、鯵と書かれるようになったという説があります。
味が参ってしまうほど美味しかったから
味が非常に美味しいことから、現在の名前がつけられたアジですが、実は漢字にもその参ってしまうような美味しさという意味から、「参」という漢字が用いられたという説があります。
魚へんに「参」でなんと読むのかまとめ
いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに参でなんと読む?」というテーマに沿って、鯵(アジ)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。