魚へんに「里」と書いて「コイ」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「里」と書く「鯉(コイ)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんに「里」の正しい読み方・語源
魚へんに「里」と書いて、コイ(鯉)と読みます。
漢字名 |
鯉 |
訓読み |
こい・てがみ |
音読み |
リ |
部首(へん) |
魚 |
部首以外 |
里 |
画数 |
18画 |
英語名 |
Common carp・carp |
学名 |
Cyprinus carpio |
Unicode |
U+9BC9 |
コイは、コイ目・コイ科の淡水魚で、川・池・湖などに広く生息しています。
全国の淡水息で生息しており、数ある魚の中でも、特に身近な魚ともいえます。
観賞用はもちろん、食用として扱われる場合もあり、古くから女性が体力作りのためにコイを食べていたという伝承もあります。
コイの語源には様々な説がありますが、景行天皇の恋物語に由来するという説が有名です。
昔、景行天皇が思いを寄せていた女性に求婚したところ、その女性が恥ずかしがり、隠れてしまいました。
そこで、景行天皇は池に魚を放すことで、隠れてしまった女性の気を引くことに成功し、魚を見に来た女性とめでたく結ばれたという物語です。
この物語で放流された魚が、恋物語から派生して「コイ」と呼ばれるようになったと言われています。
しかし、この説は信憑性が低いとも言われており、コイのはっきりとした語源は明らかになってません。
なぜ「里」という漢字が使われているの?
なぜ、鯉(コイ)という魚へんの漢字には「里」が使われているのでしょうか?
その由来を、いくつかご紹介します。
ウロコが特徴的だったから
「里」という漢字には、鱗(ウロコ)や筋を表す意味があります。
コイのウロコは、その隆起が特徴的であり、筋もはっきりしていたことから、「里」が使われるようになったといわれています。
ウロコの数が36枚あったから
コイには、側線鱗と呼ばれるウロコが36枚ほどありました。
昔の単位で「36町(109m) = 1里(3.93km)」であったことから、「里」という漢字を使うようになったという説があります。
魚へんに「里」でなんと読むのかまとめ
いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに里でなんと読む?」というテーマに沿って、鯉(コイ)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。