エギングでは、PEラインが主流です。釣果を上げるためにもライン選びは重要。ただ、PEラインの種類は多くどれを選んでいいのか迷ってしまいますよね。今回、釣りラボでは、失敗しないPEラインの選び方や、おすすめのPEラインをご紹介します。
エギング用PEラインとは?
エギング用PEラインとは、エギをできる限り遠投するためのキャスタビリティと、ロッドから入力されるシャクリのアクションに対する応答性の正確さ、フリーフォールでのアタリを逃さない高感度性が要求されます。
そのため、ラインは細ければ細いほど良いのですが、PEラインは、フロロカーボンやナイロンラインと比較すると、同じ太さの場合、強度が約4倍ありますので、結果、ラインを非常に細く出来ます。
しかし、PEラインは摩擦に弱く、経時劣化ででライン表面が毛羽立ったりすると、その部分が水の抵抗を受けてしまい、小さなアタリを捉えにくくなってしまいます。
同時に、強度も著しく低下しますので、扱いにはやや気を遣う素材となります。
エギングでPEラインを使うメリットは?
エギングでPEラインを使う最大のメリットは、「ほとんど伸びない」ことにあります。
理由は、エギの特性にあります。
エギはメタルジグのように比重が高いものでなく、ゆっくり沈んでゆく特性がありますが、着底後のシャクリは、瞬間的に大きくエギを跳ね上げてやる必要があります。
その時に、伸びが出てしまうと、エギを動かすパワーを大きくロスしてしまいます。
PEラインは、ロッドを介して入力されるパワーをほとんどロスすることなくエギに伝えるため、エギのライブ感を充分演出することができます。
但し、PEラインは根ズレに弱く、摩擦で傷がつくと簡単に切れてしまうため、ラインの先端には必ずフロロカーボンもしくはナイロンのショックリーダーを1ヒロ程度結ぶ必要があります。
【エギング用PEラインの選び方】5つのポイント
エギング用PEラインの選び方のポイントについて説明します。
自分が使用するリールに合わせ、太さやカラー、巻き量や編み数、比重、コスパなどを考慮し、各要素を決定して行きます。
選ぶポイント1:太さ
まずは太さです。
エギングの場合、ターゲットのイカの種類やサイズにもよりますが、使用するエギの号数が2.5号〜3号であれば、PE0.6号〜0.8号を選びます。
エギの号数が3.5号〜4号であれば、PE1号が標準になります。
選ぶポイント2:カラー・色
ラインの色は、ショアジギングのようにストイックに飛距離を追求したり、把握するようなことはありませんので、一定距離ごとに色訳されていたり、マーカーがついているようなラインを使う必要はありません。
視認性の良いカラーを選択すればよいでしょう。
特に、フリーフォールを多用する場合や、サイトフィッシング(見釣り)の場合、夜釣りの場合は視認性が非常に重要になってきます。
選ぶポイント3:巻き量
自分が使用するリールのラインキャパを確認し、ラインキャパいっぱいに巻いておきましょう。
エギングは藻場を中心に攻略することが多いため、往々にして高切れしやすい釣りで、意外とラインを消耗します。
スプールのラインキャパに対してラインが少なくなると、キャスト性にも悪影響を及ばします(エギが飛びにくくなります)。
選ぶポイント4:編み数
PEラインは、細い原糸を編み込んで1本のラインにします。
一般的には4本編み(x4と表記される)、8本編み(x8)、12本編み(x12)があります。
それぞれ、原糸の太さが違うため、編み込んだあとの太さは、号数が同じならばほぼ変わりません。
原糸が細く、数を多く編み込んだものの方が密度が高いため、一般的には高性能で、飛距離も出ると言われていますが、価格は高くなります。
12本編みは市場にもあまり流通しておらず、エギングではほとんど使用する場面はないでしょう。
選ぶポイント5:比重
PEラインは比重が低く、一般的には0.98程度で水に浮きます。
そのため、風に弱く、海中への仕掛けの馴染みも悪いのですが、サスペンドタイプのPEラインを使えば、通常のPEラインよりも高比重(1.10〜1.19程度)のため、操作性が格段にアップします。
エギング用PEラインおすすめ15選!
ここからは、エギング用PEラインのおすすめ品を紹介して行きます。
【クレハ】シーガーPE X8 200m|初心者用
エギングのみならず、あらゆるシーンで使われている大ヒットPEラインです。
FNT製法(Flexible Non-Twist)で糸ヨレが起こりにくく、初心者にも使いやすい、しなやかなラインです。
【よつあみ】X-Braid アップグレード X8 0.8号 200m
ライン専業メーカーのよつあみが、高密度に編み上げた8ブレイドを、直線強度と耐摩耗性を世界最高レベルにまで高めた、同社のフラッグシップモデルです。
あらゆるシーンで高いパフォーマンスを発揮します。
【ダイワ】UVF PEデュラセンサーX8+Si2 0.8号 150m
耐摩耗性に優れたダイワのPEライン・デュラセンサーシリーズの中でも特に高密度に編み上げられた「マッスルPE」を使用したラインです。
これにより、耐摩耗性に加え、音鳴り性軽減、飛距離向上も実現しています。
【ゴーセン】ルーツ PE*8 ライトグリーン
攻めのPEライン
ルーツ PE*8 ライトグリーンは、化学繊維メーカーのゴーセンから2020年に発売になった8ブレイドのPEラインになります。
PEライン使用時の3大トラブルをバランスよく低減させ、エギングやロックフィッシュゲームなど、ボトムコンタクトからスタートするゲームには、操作性含めて、攻めのゲームが展開出来ます。
こんな人におすすめ
- エギングやロックフィッシュゲームなど、ボトムコンタクトからスタートする釣りに興味がある方
- PEライン使用時のトラブル(絡まりやすさ、ノット、スリップ)を気にしている方
【モーリス】VARIVAS アバニ エギング マックスパワーPE X8 1号 150m|性能重視
VARIVASのエギング用PEラインのフラッグシップモデルです。
表面のスーパーフッ素コーティング層が比類ないライン抜けの良さを発揮します。
【ダイワ】UVF エメラルダス DURAセンサーX4 LD +Si2|初心者用
真円度の高い原糸を使用し、従来品より耐摩耗性が300%まで向上したラインで、エギングのみならず、イカメタル、ティップランエギングにも最適です。
【DUEL】PEライン HARDCORE スーパー X8
トラブル減少PEライン
2021年2月、DUEL ( デュエル )から発売のエギング用PEラインになります。
HARDCORE スーパー X8は、エギングでPEを使用する際に難であった張りと腰がチューンナップされたPEラインです。
原糸の時点で表面熱コートを施し、編み込む際も熱圧縮加工で真円を生み出しています。
これにより、シャクリ後の糸ふけも暴れずに回収出来、PEラインの弱点のライントラブルを減少させることに成功しています。
こんな人におすすめ
- 張りと腰があるPEラインを求めるエギング愛好家の方
- ライントラブルを避けたい、エギング初心者の方
【ゴーセン】ANSWER EGING PE×8 ホワイトベース
視認性抜群のエギングライン
ANSWER EGING PE×8 ホワイトベースは、2022年にゴーセンから発売になる、エギング用PEラインになります。
SG加工でラインにコシが生れ、テンションバイトだけでなく、ホワートカラーベースに150cm間隔でマーキングが施されたことによる、ラインの上下運動や、ドリフトからのバイトを視認性よくキャッチ出来るようになりました。
こんな人におすすめ
- 視認性の高いPEラインを探している方
- ラインにコシがあるものを好む方の方
【サンライン】ソルティメイト PEエギ ULT HS8 0.6号 180m|性能重視
8本ブレイドを高密度で織り上げ、SSP(Smooth Surface加工)により、1本のモノフィラメントのような風合いを実現、ストレスのないライン放出とガイド抜けを感じられる高級ラインです。
【ラパラ】ラピノヴァXマルチゲーム|コスパ重視
特殊なコーティングを施した4ブレイドのラインは、ハリとコシを与えつつ、遠投性とガイド絡みの軽減を実現、コスト以上の性能を発揮するラインです。
【ユニチカ】キャスライン エギングスーパーPEIII X8 0.8号 210m|性能重視
色落ちが非常に少ない3色塗り分けのエギング専用ラインです。
視認性、強度、ハリがバランス良く均衡している、使い勝手の大変良いエギング専用PEラインです。
【メジャークラフト】弾丸ブレイド 4本編み 0.8号 150m|コスパ重視
国産PEラインとしてはコスパの最強の部類に入る、メジャークラフトの激安ラインです。
視認性の高い蛍光ピンクカラーで、サイトフィッシングや夜釣りに向いています。
【DUEL】HARDCORE X4 エギング 0.8号 150m|コスパ重視
4本編みの安価なラインでありながら、マイクロピッチブレイデッド加工で密度の高い組み方を実現、ハリとコシのある使い勝手の良いラインに仕上げています。
【シマノ】セフィア8 0.8号 150m|初心者用
シマノの定番エギング専用PEラインです。
編みテンションを強めにかけ、平滑な表面を生成し、さらにコーティングでガイド当たりの摩擦から守ります。
【東レ】ソルトラインPE スーパーエギングF4 0.8号 150m|コスパ重視
視認性高いPEライン
4ブレイドでコスパを追求した、東レのエギング用PEラインです。
高密度撚りで製糸したハリのあるラインに、1.5m毎にグリーン、ホワイト、ピンクを交互に染め、境目には黒マーカーを入れた視認性の高い製品です。
こんな人におすすめ
- 安価でコスト面を重視している方
- 視認性の高いラインを求めるエギング初心者の方
エギング用PEラインについてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2024年】エギング用PEラインおすすめ15選!失敗しない選び方も解説!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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