PEラインの強度はどれくらい?選び方のポイントや人気のPEラインランキングも紹介

PEラインは様々な釣りジャンルで使え、今やルアーフィッシングには欠かせない釣りラインです。そんなPEラインを選ぶ際にポイントとなる「強度」とは何かご存じでしょうか?今回釣りラボでは、PEラインの強度について詳しく解説していきます。

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PEラインとは?

PEライン

出典:写真AC

PEラインとはポリエチレン製のラインのことです。
ポリバケツやほとんどのポリ袋とほぼ同じ仲間ですが、衣類、ペットボトルに使われるポリエステルやポリエステルラインとは別のものです。

船釣り、投げ釣り、ソルトルアーなどで使われます。

PEラインのメリット・デメリット

PEラインの特徴はいくつかあります。
引張り強度が強い、軽い、伸びにくい、柔らかいなどのメリットがある反面、摩耗に弱く結束強度が低いなどのデメリットもあります。
また、メリットがデメリットにもつながることもあり、例えば強度の強さは道具へ負担がかかることにもなります。

ナイロン・フロロカーボンラインとの比較

ナイロンやフロロカーボンのラインと比べると違いがよくわかります。
まず、引張り強度が強いということは、より細いラインが使えることになります。
また、伸びにくいため感度が上がり、アタリが非常にわかりやすくなります

一方、摩耗に弱く結束強度が低いことは、リーダーを特殊な方法で結束する必要があることにもつながります。

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PEラインで重要な強度とは?

PEライン

出典:写真AC

ナイロンやフロロカーボンラインとPEラインとの大きな違いは、その構造にもあります。
PEラインは3~12本程度の細い糸を編み上げたマルチフィラメントと呼ばれるものですが、それ以外は1本からなるモノフィラメントです。
編むといっても編み物とは全く違い、髪の三つ編みのようなイメージです。

PEラインでは、こうしてマルチ化することで大きな強度を得ています。

PEラインの強度の表し方

PEラインとナイロン、フロロカーボンラインとで太さの表示はほぼ変わらず、号数で表します。
また、どちらも強度をポンド(lbs)で表すことも同じです。

しかし、号数あたりの強度は大きく異なり、同じ太さのナイロンライン等と比べると、PEラインの強度は3~5倍あります。
号数に対応する強度の参考値はナイロンライン等では1号では約4lbsですが、PEラインでは約20lbsにもなります。

号数とは?

号数は一般社団法人日本釣用品工業会(JAFTMA)で標準規格(JAFS)が決められていて、ナイロンラインの1号は直径0.165mmです。

PEラインの場合、単位が変わって1号は200デニール(d)となっていますが、少々わかりにくいのでナイロンラインとほぼ同じと考えていいでしょう。

ポンド(lb)とは?

強度はポンド(lbs=ポンドlbの複数形)で表されることはすでに述べた通りです。
1ポンドは0.45359kg(約450グラム)で、このポンド表示にはlbC(ポンドクラス)とlbT(ポンドテスト)の2種類あります。

国産メーカーではlbCが用いられていて、この場合、例えば8lbsという表示は、8lbs(約3600グラム)以上の負荷で切れるという意味になります。

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PEラインの強度の選び方

PEライン

出典:写真AC

PEラインは、号数と強度(ポンド)が併記されていることが多く、それを見て選びます。

また、同じ太さでも編み本数が異なるものがあるので、これも選ぶ際には重要です。
編み本数が多いものほど1本の糸が細く、断面が円形に近くなるので滑らかでしなやかになりますが、擦れには弱く、また高価になります。

釣りたい魚の大きさ

まず、釣りたい魚の大きさに合わせて太さ(強度)を選ぶのが基本です。
大物狙いでは当然太く、その逆は細くなります

例えば、アジ、メバルなどのジギングでは0.2~0.4号(40~80lbs)、エギングは0.6~0.8号(120~160lbs)、シーバスは1号(200lbs)前後などです。
また、シロギスなどの投げ釣り用は0.8号(160lbs)以下、船のライトタックルでは1.5号(300lbs)、電動リール用は4号(800lbs)以上が中心になります。

釣る場所

また、同じターゲットでも釣る場所によってラインの太さを変えた方がよい場合もあります。
例えば、磯のアジングでは0.6~0.8号(120~160lbs)としたり、磯のシーバスも1.5号(300lbs)が必要なこともあります。

環境に応じた編み本数もあり、耐摩耗性は4本編み、感度、飛距離重視の場合は8本、12本編みが有利です。
さらに強度が必要な環境では、コーティング済みのPEラインを使用するという選択肢もあります。

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PEラインの人気おすすめランキング

PEライン

出典:写真AC

さて、それではAmazon人気ランキングから、上位製品をご紹介しましょう。
ライトジギング、エギング、シーバス用、また汎用などありますが、どれもそれ限定ということではありません。
ぜひ色々なターゲットにチャレンジしてみてください。

初心者におすすめのPEライン

初心者用PEラインは、ハリコシがあって扱いやすいものがお薦めです。
また、選ぶ上でコストパフォーマンスも重要で、手頃な値段のラインをこまめに取り替えることも効果的です。

シーガー(Seaguar)

【クレハ】シーガーPE X8 200m

シンプル高強度ライン

老舗ラインメーカーの製品です。
8本編みながらコストパフォーマンスが良く、初心者用として最強です。

また、対象魚種を限定せず、色々な場面で使用することができます。
特に強度が追求されており、また、伸度が少ないことで感度がアップしています。

こんな人におすすめ

  • 初めてPEラインを使う方
  • 様々な種類の魚をターゲットにする釣りをする方
シマノ(SHIMANO)

【シマノ】ピットブル 4本編 200m

高い性能のルアーライン

総合釣具メーカー、シマノのルアーキャスティング汎用ラインで、しなやかさと滑らかさを両立しています。
4本編みですが真円性が高く、また結節強力や耐摩耗性も優れています
特にコストパフォーマンス面でもお薦めです。

こんな人におすすめ

  • PEラインの使い方が初心者の方
  • コストパフォーマンスに優れたPEラインを探している方
ラパラ(Rapala)

【ラパラ】ラピノヴァXマルチゲーム

高品質ルアー、ラパラ

フィンランド発の老舗ルアーメーカー、ラパラの製品です。
4本編みで、シーバスのほか、ライトジギングやエギングにも適しています
また、特殊コーティングが施されていますので、ライントラブルが軽減されます。

もちろんコストパフォーマンスにも優れています。

こんな人におすすめ

  • PEラインの扱いに不慣れな初心者の方
  • 軽量で高い耐久性が求められる釣りに挑戦したい方

中・上級者向けオススメPEライン

中・上級者用としては、しなやかで飛距離が出る8本編み以上がオススメです。
また、本来擦れには弱くなるものの、表面加工により飛距離が出やすくなったり、擦れに強くなったりしているのもこのクラスの特徴です

バリバス(VARIVAS)

【VARIVAS】アバニ シーバスPE マックスパワーX8

高強度シーバスライン

老舗ライン専門メーカーのシーバス専用ハイエンドラインです。
8本の原糸を超緻密に編むことで安定した超高強度を保持します。
絹のような滑らかさと低伸度、しなやかさでトラブルを減らしました

また、スーパーフッ素加工により、飛距離性と耐久性を持たせています。

こんな人におすすめ

  • シーバス釣りに熱中している中~上級者の方
  • 長期的な使用を考え、高品質なPEラインを求めている方
ダイワ(DAIWA)

【ダイワ】UVFモアザンセンサー12ブレイドEX+Si

ダイワ最強のフィッシングライン

総合釣具メーカー、ダイワの全魚種を対象とした製品です。
12本の糸を超高密度で角打ちしてありますので、糸がつぶれず、ヨレず、擦れに強くなっています。
特殊加工により真円性が高まって、強度、耐摩耗性、感度がアップしています。

こんな人におすすめ

  • 強い引きに対応するPEラインを探している方
  • 繊細なアタリを感じとることが重要な釣りをする方
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PEラインの強度のまとめ

PEライン

出典:写真AC

いかがでしたでしょうか?

今回、釣りラボでは、「PEラインの強度はどれくらい?選び方のポイントや人気のPEラインランキングも紹介」というテーマに沿って、

  • PEラインとは?
  • PEラインで重要な強度とは?
  • PEラインの強度の選び方
  • PEラインの人気おすすめランキング

といったことをご紹介してきました。

他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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監修者:釣りラボ編集部

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