PEラインは、釣りでよく使われるラインの一種です。今回、釣りラボでは、そんなPEラインの選び方、フロロカーボンラインやナイロンラインとの違い、おすすめの商品、2023年の新作、リーダーとの結び方などをご紹介。ぜひご覧ください。
PEライン ライン・釣り糸
PEラインとは?
釣りに必須の糸・ラインには、PEライン、ナイロンライン、フロロカーボンがあります。
PEラインはプラスチックの一つであるポリエチレン製で、引っ張る力に強く感度が高いことからルアー釣りや海釣りで使われることが多い比較的歴史の新しいラインです。
摩擦に弱いため磯釣りなどにあまり向かず、ショックリーダーが必須です。
また、滑りやすいために結び方を選ばなくてはならないという欠点もありますが、細くても大物を狙える非常に使い勝手の良いラインです。
フロロカーボンライン・ナイロンラインとの違い
PEラインと、フロロカーボンライン・ナイロンラインとの違いについて抑えておきましょう。
いずれもメリット・デメリットがあり、表裏一体です。
用途を考えた上で、それぞれの良さを活かした選び方をしてください。
最も注目すべき特徴は、伸びと感度です。
PEラインとフロロカーボンラインは引っ張り強度が高くほとんど伸びないので感度が高い代わりに、巻き癖が付きやすいと言えます。
ナイロンラインはしなやかで伸びやすいため、巻き癖が付きにくく魚がヒットした時にもバラすことが少ない反面、アタリを感じにくいラインです。
また、根ズレなどの点から見るとフロロカーボンラインは摩擦に強く、PEラインとナイロンラインは摩擦に弱いという特徴があります。
材質の関係上、PEラインとフロロカーボンラインに比べてナイロンラインは劣化に弱いラインです。
PEラインとフロロカーボンラインに比べると、ナイロンラインは格段に値段が安いという違いも外せません。
下巻きをする必要がある?
下巻きとは、メインラインの下にスプールに巻いておくラインを指します。
滑りやすいPEラインの滑り止めという役割や、メインラインに必要な長さとスプールの糸巻き量に差がある場合の調整の役割があります。
必ずしも必要という訳ではないですが、メインで巻きたいラインが高価だったり、長さが足りなかったりという場合に有効ですので、覚えておきましょう。
店頭で購入する際は問題ありませんが、Amazonなどのネット通販で購入したラインは自分で下巻きをしなければならない時もあります。
PEラインの選び方
PEラインを選ぶ際に確認すべき特徴を見ていきましょう。
コーティングスプレーで手入れを行ったり保管時にスプールから外すことで、PEラインの本来の性能を保ち長く使用できることも覚えておいてください。
PEラインの編み込みの数
PEラインは細い繊維を編み込んで作られており、繊維の本数によって種類が分けられています。
4本編み
4本の繊維を編み込んだラインで、それぞれの繊維が太いので摩擦耐性が高めです。
PEラインの中では安価ですが、比較的表面に引っかかりがあるためルアーの飛距離の点では劣ります。
エギングに用いられることが多いラインです。
8本編み
8本の繊維を編まれており、4本編みより繊維が細いので滑らかで飛距離が出る代わりにやや価格の高いラインです。
シーバスをはじめとしたルアーの飛距離が重視される釣り方に適しています。
12本編み
4本編み・8本編みに比べ、細い繊維を多い糸数で編んだ12本編みはその分価格が高めです。
ライトゲームから船釣りまで幅広いゲームに対応でき、飛距離も強度も重視したい場合に最適です。
PEラインの号数(太さ・強度)
PEラインでは、太さを号数、強度をlb(ポンド)で表します。
号数の数字が小さい方が細く、大きい方が太いラインです。
フロロカーボンライン・ナイロンラインとPEラインでは規格が異なっていることに気をつけ、リールや釣り方、ターゲットに応じて適正な号数のラインを選びましょう。