イカ釣りの釣り方が様々ある中でも、ボード(船)から狙うティップランはとても人気があります。今回、釣りラボでは、そんなティップランにおすすめなティップランロッドや、2022年の新作、ティップランロッドで代用・流用可能なロッド、釣り方をご紹介します。
エギングロッド エギングティップランロッドの選び方

ティップランエギングとはショアからではなく、船から行うエギングです。
ティップランは、重いエギを用いて行う、イカを狙ったルアーフィッシングの1つです。
ティップランには各ブランドから専用のロッドが提供されていますので、ティップランロッドの選び方をご紹介します。
選ぶポイント1:ロッドのサイズ・長さ
ティプランエギングに使うロッドの長さは、5~8ft台をおすすめします。
ティップランは船からエギを落とすので、短いロッドを使うことも可能です。
また、ティップランではキャスティングする場合もあるので、特に狭い船上では5ft台の短いロッドが重宝します。
大型とイカを狙う際には長めのロッドを選択することをお勧めします。
初心者が、最初に選ぶのであればバランスの取れた6ft台も良いでしょう。
選ぶポイント2:ロッドのパワー・硬さ
ロッド選びでいうところのパワーとは、ロッドが曲がる硬さのことを指しており、パワーの違いによってキャストすることのできるエギのサイズが決まってきます。
ティップランエギングロッドには、L~M程度のものを選ぶのをお勧めします。
選ぶポイント3:ロッドのテーパー・調子
ティップランロッドにおけるテーパーとは、竿が曲がる位置を示しており、日本語では調子という言葉で表されます。
ロッドの先でアタリを見る場合が多いので、テーパーはファーストかレギュラーファーストといった先調子を選ぶのをお勧めします。
ただし、テーパー表示をしていないブランドもあります。
多くのエギングロッドは、アタリを敏感に感じるためにファーストよりになっていますので、参考にしてみてください。
おすすめの最強ティップランロッド13選!

それでは、実際におすすめの最強ティップランロッド10選をメーカー別にご紹介します。
シマノのおすすめティップランロッド3選
総合釣具メーカーシマノのティップランロッドをご紹介します。
セフィア BB ティップエギング S66ML-S
扱いやすい6.6ftのティップランエギングロッドで、比較的安価な価格帯の入門ロッドですが、上位の機種ではぐくんだ技術を反映し、使いやすく、操作感に優れるモデルです。
ねじり剛性を高めたハイパワーX構造を採用しながら、繊細さを兼ね備えています。
セフィアSSティップエギングS66ML-S
スパイラルXと呼ばれる構造を採用しねじれやひずみを大幅に低減しながら、軽さも追求したモデルです。
タフテックαにより、高い強度と繊細な曲がりを追求し、リールシートにはカーボンシートを持ち軽量化を図っています。
セフィア CI4+ ティップエギング S68ML-S
汎用性の高いロッドで、軽いエギや重いエギを使用し、浅いタナや深いタナに対応できます。
C4+Iというシマノ独自の素材をリールシートに採用し、軽量化と操作性を追求しており、さらにシマノ独自のXガイドの採用で糸絡みを低減しています。
ダイワのおすすめティップランロッド3選
釣用のタックル、ウェア、小物などを総合して提供するダイワのティップランロッドをご紹介します。
エメラルダスアウトガイドモデル 66M-S ボート
エギング専用のロッドとしてダイワが始めて世の中に出したトップブランドで、現在でもとても人気のあるモデルです。
ブレーティングXというロッドの強化構造や、糸絡みを自動的に解除するKガイドなどの機能を有しながら、価格も抑えた入門用のモデルとなっています。
エメラルダスMXボート 68ML/H-S BT・E
X45と呼ばれるカーボン繊維の構造により、ねじれにくく弾性率の高いロッドの基本性能を有し、カーボン穂先メガトップにより感度と強度を両立したモデルです。
6.8ftの長さは比較的扱いやすく、潮のはやい海域でのティップランやキャスティングにも対応できる汎用性の高いモデルです。
エメラルダス EX BOAT 63MLS-SMT
6.5ftの長さのティップランモデルで、小型船から乗合船まで幅広い状況でティップランエギングを楽しめるロッドです。
チタン合金のSMT(スーパーメタルトップ)を採用し、しなやかさと復元力で高い感度を実現しています。
メジャークラフトのおすすめティップランロッド3選
メジャークラフトは多くのロッドモデルでティップラン専用のロッドを提供しています。
NEWソルパラティップランモデル SPXJ-S682ML/TE
入門者も気軽に購入できるコスパの良い安いモデルでありながら、上位クラスのロッドで培った技術を反映させています。
70gまでのエギに対応し、ティップランを楽しめる汎用性の高いモデルで、ソリッドティップは繊細なアタリを伝えてくれます。
「三代目」クロスステージ ティップラン CRXJ-S682ML/TE
ティップランを楽しめる本格的なモデルで、ソリッドティップを採用し、細かなアタリを確実にとらえることができます。
6.8ftの長さで、深いところにいるイカも確実にとらえることができるモデルながら価格も安い人気モデルです。
トリプルクロス ティップランTCX-S682ML/TE
カーボンクロス3つのトリプルクロスシリーズのティップランモデルで、わずかなアタリに敏感なカーボンソリッドティップも搭載しています。
75g程度のエギにも対応し、早い潮流や、深場でのエギングを1年を通じて楽しむことができます。
アブガルシアのおすすめティップランロッド
最後に、ルアーフィッシングのタックルを幅広く取り扱うアブガルシアのティップランロッドをご紹介します。
オーシャンフィールドティップラン OFRS-67M/610ML-Stip.
2017年に追加されたアブガルシアのティップラン専用モデルでカーボンテープラッピングにより、ねじれを防止するとともにトルクを改善しています。
大型のイカともファイトできるスペックを持ちながら、比較的安い価格設定で初心者にもおすすめします。
【2021年〜2022年新作】おすすめティップランロッド5選

続いて、2020年発売の新作おすすめティップランロッドを2つご紹介します。
【シマノ】クロスミッション B66M-S
シマノの最新ティップランロッドです。
90gのエギまで対応可能で、深場狙いのティップランに最適です。
カーボン含有率96.6%の高強度ロッドで、ティップランのみならず、イカメタル、タコエギ、タイラバ、オフショアジギングと、あらゆるオフショア釣りに対応します。
ティップにはシマノ自慢のカーボンソリッドティップ「タフテックα」を搭載し、感度と食い込み性とフッキング性をすべて高次元でまとめたミディアムハイロッドです。
【クレイジーオーシャン】オーシャンスピア OSP-SG50C
テクニカルトップと呼ばれる、形状記憶チタントップを採用した、超高感度イカメタル用ロッドです。
スパイラルガイド(トップガイドから2番、3番と少しずつ傾きながら、リール手前のガイドでは180°向きが変わるようにつけられたガイド)の効果で、風の強い船上などでもライン絡みが軽減されます。
MAX120gまでのエギを操ることができ、スレたイカの僅かなコンタクトを確実に捉え、フッキングに持って行く能力に長けています。
まさに、イカを掛けるためにのみ生まれてきたロッドと言っても過言ではありません。
【シマノ】クロスミッションBB B66M-S
2021年に発売されたこちらの製品は、オールラウンドに使うことができるオフショアロッドで、ベイトモデルはティップランエギング、スーパーライトジギングやボートアジングにも使用できる万能ロッドです。
それぞれの釣法で行われるアクションを、快適に実行できるバランスのとれた調整が施してあります。
ブランクスにはハイパワーXを採用し、ブレやネジレを抑えた快適な操作を可能とし、ティップはしなやかさが自慢のタフテックαを採用しています。
【ダイワ】エメラルダス AIR BOAT
こちらは2021年に発売された製品で、従来の軽量AIRシリーズを更に軽量化することで驚愕の65gとなっています。
また、こちらは小型ボートなどのティップランにおいて、ソリッドティップの繊細さ故の取り回しの良さを持ち合わせていると共に、小型〜中型のイカの数釣りシーズンでは活躍してくれるでしょう。
AGSの搭載により感度アップ、ティップランの最大の醍醐味であるアタリを捉え即座に掛けることを可能にしてくれます。
【テイルウォーク】Tipbang TZ SH70ML/SL
テイルウォークから2017年発売のティップラン専用ロッドになります。
Tipbang TZ SH70ML/SLは、ティップランブームの走りから、未だ現状スペックを維持している売れ筋ティップランロッドです。
張りの強いブランクスとソリッドティップが大きく連続したシャクリを可能にし、深場のイカにもしっかりアピール出来ます。
【がまかつ】ラグゼ EGTR X B65ML+-solid
がまかつから2019年発売のティップランエギングロッドになります。
ラグゼ EGTR X B65ML+-solidは、操作性とバイト感度を重視して設計され、船やボートで波の影響を受けにくいレングス設定になっています。
ベリーとバッド、ティップはそれぞれ異なるプレス圧のカーボンを使用し、バイトが手元にしっかり伝わるロッドに仕上がっています。
【シマノ】S511ML-S
シマノから2021年発売のティップランエギングロッドになります。
セフィア エクスチューン ティップエギング S511ML-Sは、近年流行のショートロッドによる感度に着目されたティップランロッドです。
グリップエンドは肘当て形状になり、連続したシャクリ操作でも疲れを緩和出来、ショートロッドの軽さも相まって、集中を切らさずゲームが展開出来ます。
【バレーヒル】レトログラードX RGXS-78S-STR
レトログラードX RGXS-78S-STRは、バレーヒルから2018年に発売になったティップランエギングロッドになります。
ショア・オフショア問わずに繊細設計された専用ティップを搭載し、キャストからのティップランも楽しめ、起伏の激しい深場のボトムや急流エリアでも、バイトキャッチ率の高さを誇ります。
ティップランロッドで代用・流用可能なロッド、釣り方

ティップランロッドで代用・流用可能なロッド、釣り方をご紹介していきます。
エギングロッド
ショアで使うエギングロッドとして、ティップランロッドを使うこともできます。
また、反対にティップランロッドとして、ショアのエギングロッドを使用することもできます。
ただし、エギングロッドは適合オモリのサイズが小さいので、比較的パワーの強いものを使う必要があります。
タイラバ(鯛ラバ)ロッド
ティップランロッドをタイラバ用のロッドとして代用することは可能ですが、基本的にタイラバ用のロッドは使用できるルアーのサイズが大きめです。
タイラバ用のロッドに代用することを考えるのであれば、大きなルアーサイズまで使用できるものを選択しておくと良いでしょう。
その場合でも、大型の鯛がヒットした場合には、ティップランロッドではロッドが耐えられない可能性もあるので気をつけましょう。
また、タイラバロッドは長さやテーパーがティップランロッドに近いので、設定されるルアーサイズの小さなものでロッドに流用することは可能です。
なお、反対にタイラバロッドをティップランロッドとして使うこともできます。
アジングロッド
ティップランロッドをアジングロッドとして代用することは可能ですが、なるべくルアーサイズの小さなものに対応したロッドを選ぶのが良いでしょう。
反対に、アジングロッドをティップランロッドに代用することは可能です。
しかし、もともとアジングロッドは1g以下のルアーを使用することを前提に設計されていますので、あまり大きなエギをつけられません。
小さなエギでは、深いレンジに落ちていきにくいので、深いレンジのイカはヒットしない可能性もあります。
メバリングロッド
ティップランロッドをメバルのルアーフィッシングのメバリングロッドに代用することは可能ですが、なるべくルアーサイズの小さなものに対応したティップランロッドを選択することをお勧めします。
また、メバリングロッドをティップランロッドに代用することは可能です。
ただし、もともとメバリングロッドは上限10g程度のルアーを使うことを前提にしていますので、あまり大きなエギはつけられないでしょう。
軽い小さなエギでは、深い層にはなかなか落ちにくいので、深い層のイカはヒ狙うのが難しいでしょう。
ジギング・スーパーライトジギングロッド
ティップランロッドを、ジギング・スーパーライトジギングのロッドとして流用することは可能です。
ロッドの長さやテーパーも似通っているので、使用できるルアーのサイズの比較的近いものを代用するとよいでしょう。
イカメタルやオモリグにも代用できる?
ティップランロッドは、イカメタル・オモリグにも代用できるのでしょうか?
イカメタルとは?
イカメタルとは、ラインの先にスッテと呼ばれる漁具をつけてイカを狙うルアーフィッシングの一種です。
スッテとは、棒状のボディの先に2段バリと呼ばれる沢山のハリがついたルアーのことで、その種類に鉛スッテや浮きスッテ等があります。
スッテのことをイカメタルと呼んだり、スッテにイカを絡みつけて釣り上げる釣法をイカメタルと呼んでいます。
オモリグとは?
オモリグとは、ラインの途中にオモリをセットしその先にエギを配置するルアーフィッシングのことを呼びます。
代用はできる?
イカメタル・オモリグには、先調子の6~7ftのロッドを使います。
そして、イカメタル・オモリグのオモリやエギ、スッテの重量が100g前後になることから、ティップランロッドによる代用・兼用は可能です。
ティップランエギングの基本的なやり方

ティップランエギングの基本的なやり方をご紹介します。
エギを船から船の動く方向と逆方向に、落とすか、キャストし、エギを着底させます。
その後、エギを巻きながらシャクリを行いイカを誘います。
詳しく釣り方を知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。
YouTubeでもご紹介します。
おすすめのティップランロッド10選まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2022年】おすすめの最強ティップランロッド人気18選!選び方や代用・流用可能なロッドも」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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