魚へんに「喜」と書いて「キス」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「喜」と書く「鱚(キス)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんに「喜」の正しい読み方・語源
魚へんに「喜」と書いて、キス(鱚)と読みます。
漢字名 |
鱚 |
訓読み |
きす |
音読み |
– |
部首(へん) |
魚 |
部首以外 |
喜 |
画数 |
23画 |
英語名 |
sand borer |
学名 |
Sillaginidae |
Unicode |
U+9C5A |
キスは、スズキ目・キス科の魚で、釣りのターゲットや食用として人気が高いです。
キスは全部で30種類以上おり、特に「シロギス」や「アオギス」などが有名です。
このキスですが、昔は江戸をはじめとした関東では現在と同じく「キス」と呼ばれていましたが、関西ではキスゴと呼ばれていました。
キスは、もともと岸に多く見られたことから、「キシ」と呼ばれており、そこから「キシコ(岸子)」→「キスコ」→「キスゴ・キス」と呼ばれるようになったとされています。
江戸時代ごろから、この魚へんに喜ぶと書く「鱚」という漢字が、キスに対して使われるようになったと言われています。
他にも、キスには「鼠頭魚」という漢字を使うこともあります。
なぜ「喜」という漢字が使われているの?
なぜ、鱚(キス)という魚へんの漢字には「喜」や「鼠頭魚」が使われているのでしょうか?
その由来について、いくつかの説をご紹介します。
「キ」という読みの漢字の中でめでたいものだったから
キスの「キ」を表す文字として、特にめでたい漢字であった「喜」という漢字が選ばれ、魚を意味する魚へんにくっつけられたという説があります。
「鱚」のように、単に漢字の音を由来とする魚の名前の漢字は、実はそう多くありません。
もちろん、何らかの意味があって喜という漢字が用いられた可能性は捨て切れませんが、残念ながらそれを示すような資料はまだ見つかっていません。
頭がネズミの頭に似ていたから
キスには「鱚」以外にも、「鼠頭魚」という漢字が当てられることもあります。
この「鼠頭魚」という漢字は、文字通りキスの頭がネズミの頭に似てるということを意味しています。
魚へんに「喜」でなんと読むのかまとめ
いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに喜でなんと読む?」というテーマに沿って、鱚(キス)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。