魚へんに「平」と書いて「ヒラメ」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「平」と書く「鮃(ヒラメ)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんに「平」の正しい読み方・語源
魚へんに「平」と書いて、ヒラメ(鮃)と読みます。
※正確には、旧字体の「平」を書きます。
漢字名 |
鮃 |
訓読み |
ひらめ |
音読み |
ヘイ・ヒョウ |
部首(へん) |
魚 |
部首以外 |
平 |
画数 |
16画 |
英語名 |
flounder |
学名 |
Paralichthys olivaceus |
Unicode |
U+9B83 |
ヒラメは、カレイ目・ヒラメ科の魚であり、日本では「目」の位置などから、カレイと区別して扱います。
一方で、英語などではヒラメもカレイも「flounder」と呼び、区別はつけられません。
日本では、カレイは寿司や刺身、焼き魚など、様々な形態で食され、高級食材として人気があります。
また、「縁側(エンガワ)」と呼ばれる部位は、刺身・寿司といった日本料理だけでなく、ムニエルなどのフランス料理でも利用されています。
なお、このヒラメという名前は、その名の通り見た目が「平べったい」ことからつけられています。
その他にも、ヒラメの目の位置が「左ヒラメ」と言われるように、体の横(側)にあり、そこから「側(ひら)」をとって、ヒラメと呼ばれるようになったとも言われています。
なぜ「平」という漢字が使われているの?
なぜ、鮃(ヒラメ)という魚へんの漢字には「平」が使われているのでしょうか?
その由来をご紹介します。
平べったい魚であるから
ヒラメの名前の由来でも紹介しましたが、ヒラメの体は薄く、平べったくなっています。
そのため、最初ヒラメはその目の特徴もあわせて、「平目」という漢字が使わていました。
そこから次第に、他の魚と同じように「魚へん」を使った「鮃」という漢字が使われるようになったという説があります。
同様の背景から、中国でも「鮃」という漢字は、「ヒラメ」を意味します。
なお、日本でもカレイとの区別がしっかり行われるようになったのは、近代になってからとも言われており、そんなカレイも葉っぱのように平べったいという意味から「鰈(カレイ)」という漢字を書きます。
魚へんに「平」でなんと読むのかまとめ
いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに平でなんと読む?」というテーマに沿って、鮃(ヒラメ)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。