魚へんに「暇」の右側の字「叚」と書いて「エビ」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「暇」の右側の字「叚」と書く「鰕(エビ)」について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんに「暇」の正しい読み方・語源
魚へんに「暇」の右側の字「叚」と書いて、エビ(鰕)と読みます。
漢字名 |
鰕 |
訓読み |
えび |
音読み |
カ |
部首(へん) |
魚 |
部首以外 |
叚 |
画数 |
20画 |
英語名 | shrimp・prawn・lobster |
学名 |
Macrura Reptantia |
Unicode |
U+9C15 |
エビは、学術的に明確な分類がされておらず、以下のような形で便宜上の区分けがされています。
エビは、節足動物門・甲殻亜門・軟甲綱・十脚目(エビ目)のうち、カニ下目(短尾類)とヤドカリ下目(異尾類)以外の全ての種の総称である。すなわち、かつての長尾類(長尾亜目 Macrura)にあたる。
Wikipedia
エビという名前が使われるようになった由来としては、以下のような説があります。
なぜ「叚」という漢字が使われているの?
なぜ、鰕(エビ)という魚へんの漢字には「叚」が使われているのでしょうか?
その由来について、いくつかの説をご紹介します。
エビの体の特徴から使われ始めた
「叚」には「からだを曲げる」という意味があり、「体を曲げている魚」ということから魚へんに叚で「鰕」という漢字が使われるようになりました。
魚へんではなく、虫へんに叚で「蝦」という漢字もエビを表します。
「蝦」は本来、ガマ・ヒキガエルを表す漢字でしたが、エビを魚に分類するのは適切でないと考え、魚へんではなく虫へんに改めたとされています。
現在では、鰕よりも蝦が使われています。
「鰕」以外の漢字の由来
エビは、「鰕」や「蝦」以外にも、「海老」「蛯」「螧」「魵」といった漢字で表されることがあります。
「海老」は、現在では最もメジャーな漢字であり、曲がった腰と長い髭が老人に似ていることから、長寿を喜ぶ意味を込めて「海老」という漢字が使われるようになりました。
「蛯」も「海老」と同じ由来で生まれた漢字です。
「鰕」や「蝦」は中国でもエビを表す漢字として使われますが、「海老」「蛯」は中国では使われていません。
エビの漢字の使い分け
エビを表す漢字は様々ですが、エビの種類ごとに漢字を使い分ける場合があります。
厳格な使い分けはされておらず、「海老」という漢字が使われることが多いです。
漢字 | エビの種類 |
海老・蛯・螧 |
海底を歩く比較的大きめのエビ 例)伊勢海老 |
蝦・鰕・魵 |
海中を泳いでいる比較的小さめのエビ 例)車エビ・サクラエビ |
魚へんに「暇」でなんと読むのかまとめ
いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに叚でなんと読む?」というテーマに沿って、鰕(エビ)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。