釣り糸の太さの規格(号数・ポンド)とその選び方を徹底解説!

釣り糸の太さの規格は、数多くあります。あまりに数が多すぎて、なにをどう使えばいいのか分からないというのが本音ですよね。今回、釣りラボでは、釣り糸の太さと釣り方に合わせた選び方、リールとの関係を説明していきます。

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釣り糸の太さはどんな単位で表す?

糸

出典:写真AC

釣り糸には、強度や釣り糸の太さを表す規格として「号数」や「lb(ポンド)」があります。
日本では「号数」で表記されることが多く、海外では「lb(ポンド)」で表記されることがほとんどです。

日本では以前、釣り糸は重さで分類して販売されていましたが、現在では150センチの釣り糸の重さが37.5グラムのものが1号(基準規格)とされ、号数により分類が行われています。
なお、以前の釣り糸の規格はバラバラでしたが、現在では社団法人日本釣用品工業会が平成22年にナイロンやフロロ、peラインの統一規格を制定しています。

号数

日本で使用されている規格で、号数で釣り糸の太さと強度を表しています
1号、2号、3号程度のものから10号、12号といった太さのもあり、職漁師などが使うナイロンの釣り糸では100号や150号といった太さの釣り糸も販売されています。
まま細いものでは、鮎釣りで使われる0.03号程度の太さしかない釣り糸もあります。

ポンド(lb)

日本では、ルアーフィッシングで使われる釣り糸の多くがlb(ポンド)表記となっています。
号数と同じく、数字が上がっていくごとに釣り糸の太さと強度があがります。
lbには2種類あり、アメリカなどではlbc(ポンドクラスライン)とlbt(ポンドテストライン)の2種類が販売されています。

lbcの場合は、強度表示に達すると確実にラインが切れ、lbtの場合は表示されている強度までは切れないという意味になっています。
日本では、lbcが採用されているため、表示されている強度に達した場合は切れてしまうということを認識しておくことが大切です。

標準直径(mm)

釣り糸の直径を表す単位で、平成22年に社団法人日本釣用品工業会によって制定されました。
標準直径は釣り糸の太さを3方向から計測して、その平均値を標準直径としています。

デニール(d)

ナイロンやフロロカーボンの釣り糸では、号数やlbで釣り糸の太さや強度を表していますが、peラインの号数は、デニール(d)を表しています

peラインは、ナイロンやフロロカーボンと違い、ポリエチレン製の繊維を編みこんで作られているため、太さではなく糸の重さを表す規格が採用されています。
なお、9000メートルの糸が1グラムの場合が1デニールです。

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釣り糸の太さの選び方

糸

出典:写真AC

釣り糸は、使われている素材よって太さの選び方が変わります
狙う魚や釣り方によって素材や太さを選びましょう。

釣りの種類に合わせて選ぶ

釣りにはいろいろな種類があり、それぞれの釣り方の合せた釣り糸を選ぶことが大切です。
釣り糸は、太さによって強度が変わりますが、釣り方によっては素材の大きく影響しますので、釣り糸選びには注意が必要です。

ターゲットに合わせて選ぶ

タナゴなどの小さな魚から、マグロなどの大型青物まで釣りにはさまざまな種類があります。
それぞれのターゲットに合せて、釣り糸の素材や太さを選ぶことが大切です。

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釣り糸の太さとリールの関係

リール

出典:写真AC

リールに釣り糸を巻く場合、釣り糸が細いほど多くの釣り糸を巻くことができます。
但し、リールごとに適正な太さがありますので、その範囲で釣り糸を選ぶことが大切です。

リールの大きさで巻ける糸の量が変わる

リールは、大きくなればなるほどスプールが大きくなるため、巻ける糸の量が増えます
リールはスプールが大きいと沢山の釣り糸を巻けてしまいます。
その場合は、下巻きで安価な釣り糸を巻いておくと節約することができます。

PEラインは他のラインと異なる

peラインは、ポリエチレン繊維を編みこんで作られているため、ナイロンやフロロカーボンとは、性質が大きく異なります。
peラインは、他の素材と比較して大変強度が高いことがメリットですが、釣り糸の全く張りがなくライントラブルが出やすいデメリットがあります
また、他の素材と違ってほとんど伸びないため、使用時には必ずリーダーを使用する必要があります。

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釣り糸の太さについてまとめ

糸

出典:写真AC

いかがでしたでしょうか?

今回、釣りラボでは、「釣り糸の太さの規格(号数・ポンド)とその選び方を徹底解説!」というテーマに沿って、

  • 釣り糸の太さはどんな単位で表す?
  • 釣り糸の太さの選び方
  • 釣り糸の太さとリールの関係

といったことをご紹介してきました。

他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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監修者:釣りラボ編集部

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