
バチコンアジングを始めたいけれど、専用ロッドは種類が少なく、普通のアジングロッドと何が違うのか分かりにくいと感じていませんか。オモリの号数や水深によって向く竿が変わるので、最初の一本選びで迷う方は多いはずです。
オモリ負荷、長さ、自重、適合ラインの公表値をそろえて、今買えるバチコン向けのロッド8本を並べました。
浅場向けの軽量モデルから、40号クラスのオモリを背負える深場向けまで、ランキング形式で紹介します。
この記事を監修した人
この記事は釣りラボ編集部のライターが執筆し、釣りラボ 監修者・釣り歴10年以上が監修した内容です。幼少期から釣りが生活の一部で、週末はほぼフィールドに出ています。ソルトからフレッシュウォーターまで幅広い釣りを楽しみながら、釣りラボ編集部とともに徹底的なリサーチをもとに本当におすすめできる商品だけを厳選してお届けします。
バチコンアジングロッドの選び方|オモリの号数と水深から逆算する

バチコンは「バーチカルコンタクト」の略で、船の真下にオモリを沈め、その上のジグヘッドでアジを誘う釣りです。ロッドは次の5点を見れば大きく外しません。
| 選ぶポイント | チェック内容 |
|---|---|
| 背負えるオモリの重さ | 釣り場の水深と潮に合わせ、使う号数が上限の範囲に収まるか |
| 穂先の種類 | 食い込みを重視するならソリッドティップを選ぶ |
| 調子 | 誘いやすい先調子か、掛けたあとにバラしにくい胴寄りの調子か |
| 長さ | 6ft台半ばから7ftが基準。短いほど操作が軽く、長いほど誘いの幅が出る |
| ベイトかスピニングか | 真下を探るならベイト、キャストして斜めに探るならスピニング |
背負えるオモリの重さ
バチコンでは10号から20号のオモリがよく使われ、潮の速い深場では30号を超えることもあります。ロッドの適合ウエイトの上限を超えると、穂先が入りっぱなしになってアタリが見えません。
個人的には、通う釣り場のオモリの号数を船宿に聞いてから、上限に余裕のあるモデルを選ぶのが好みです。
穂先の種類
バチコン用ロッドの多くは、穂先に中身の詰まったソリッドティップを採用しています。アジが吸い込んだときに穂先が自然に入り、違和感を与えにくいのが理由です。
チューブラーの穂先は張りがあるぶん、小さなアタリが出にくくなりがち。最初の一本はソリッドティップから選ぶと扱いやすいでしょう。
調子
先調子は穂先だけが曲がるので、オモリを小刻みに動かす誘いがしやすくなります。胴まで曲がる調子は、掛けたあとにアジの口が切れにくく、バラしを減らしたいときに向いています。
バチコン専用ロッドには、誘うときは先調子のように動き、掛かると胴まで曲がり込む設計のものも少なくありません。
長さ
長さは6ft台半ばから7ft前後を基準に考えると選びやすくなります。短めは手元で細かく誘いやすく、長めはオモリの上下幅を大きく取れます。
船べりでの取り回しを考えると、最初の一本は6.6ftから6.8ftあたりが無難です。
ベイトかスピニングか
真下に落として棚を刻むなら、クラッチ操作で素早く落とせるベイトが向いています。一方で、船の外側に投げてカーブフォールで探る釣り方ならスピニングの方が楽です。
編集部でも評価が高いのは、まずスピニングで基本を覚え、深場に通うようになってからベイトを足す順番です。
代用・流用できるロッド
専用ロッドが無くても、イカメタルロッドやティップラン用のエギングロッドで始めることはできます。どちらもソリッドティップで、オモリやスッテの重さを背負う前提の作りだからです。
代用するときは、使うオモリの号数がロッドの錘負荷に収まるかを必ず確かめてください。ライトゲーム用のアジングロッドは10号を超えるオモリを想定していないものが多く、そのまま流用すると、穂先を傷める原因に。
バチコンアジングロッドおすすめ人気ランキング8選|今買えるモデルを比較

| 順位 | 商品名 | タグ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1 | レジットデザイン スクアド SKC-ST68L/ML-AJING | 深場向け | 40cm級のアジを深場から浮かせる専用設計 |
| 2 | バレーヒル レトロベーシック バチコンモデル RBS-68VC | 入門向け | バチコンの基本を一本で覚えられるスタンダード |
| 3 | ダイワ 月下美人 AIR AJING BOAT 66UL-S・K | 軽量モデル | 57gの軽さで浅場の小さなアタリを拾う |
| 4 | ダイワ デッキアクター 610LB-S | 一本で多用途 | バチコンとイカメタルを軸にしたベイトモデル |
| 5 | ジャッカル VC TACT VT-S66UL | 万能型 | 東京湾バチコンの基準にしやすいスタンダード |
| 6 | クレイジーオーシャン オーシャンクロー S63M/S | キャスト向け | 中層に浮いたアジを投げて探れる |
| 7 | テイルウォーク BOAT AJIST SSD S70MH-K/SL | パワーモデル | 40号までのオモリで深場の潮に負けない |
| 8 | がまかつ ラグゼ VC TUNE S610M-ソリッド | 上級者向け | 幅広いオモリに対応する粘りのある調子 |
ここからは、バチコンに使えるロッドを8本紹介します。スペックはメーカーの公表値をもとにしています。
| 商品名 | タイプ | 全長(m) | 自重(g) | 適合オモリ・ルアー | 適合PE(号) |
|---|---|---|---|---|---|
| レジットデザイン スクアド SKC-ST68L/ML-AJING | ベイト | 2.03 | 95 | MAX150g | 0.3〜0.8 |
| バレーヒル レトロベーシック バチコンモデル RBS-68VC | スピニング | 2.03 | 96 | MAX20号 | 0.4〜0.6 |
| ダイワ 月下美人 AIR AJING BOAT 66UL-S・K | スピニング | 1.98 | 57 | MAX70g | 0.15〜0.4 |
| ダイワ デッキアクター 610LB-S | ベイト | 2.08 | 98 | MAX80g | 0.3〜0.8 |
| ジャッカル VC TACT VT-S66UL | スピニング | 1.98 | 78 | MAX60g(約15号) | MAX0.4 |
| クレイジーオーシャン オーシャンクロー S63M/S | スピニング | 1.90 | 84 | MAX25号 | MAX1.0 |
| テイルウォーク BOAT AJIST SSD S70MH-K/SL | スピニング | 2.13 | 87 | 60〜160g(15〜40号) | MAX1.0 |
| がまかつ ラグゼ VC TUNE S610M-ソリッド | スピニング | 2.085 | 85 | 10〜75g | 0.2〜0.8 |
レジットデザイン スクアド SKC-ST68L/ML-AJING
【深場向け】40cm級のアジを深場から浮かせる専用設計
先径0.85mmの高弾性ソリッドティップを備えつつ、150gまでのバーチカル用オモリを背負えるパワーがあります。ガイドはステンレスフレームのKガイドで、PEライン0.3号から0.8号に対応します。
水深30mから70mほどの深場を想定した設計なので、潮が速い日でも底を取りやすいのが持ち味です。
ギガアジスペシャルという名前のとおり、狙う魚のサイズがはっきりしたロッド。浅場中心の方にはパワーが余るので、深場に通う方の二本目として検討するのが合っています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| タイプ | ベイト |
| 全長 | 2.03m(6'8") |
| 自重 | 95g |
| 適合オモリ・ルアー | MAX150g |
| 適合ライン(PE) | 0.3〜0.8号 |
バレーヒル レトロベーシック バチコンモデル RBS-68VC
【入門向け】バチコンの基本を一本で覚えられるスタンダード
6'8"の長さに、先径0.9mmの穂先とレギュラーファスト寄りの調子を組み合わせています。オモリ負荷はMAX20号で、東京湾のバチコンでよく使われる号数をひと通りカバーします。
自重は96g、カーボン含有率99%のブランクスで、専用ロッドとしては手に取りやすい位置づけのシリーズです。
名前にバチコンモデルと入っているとおり、用途がはっきりしていて迷いにくい。最初の一本で迷っている方にまず候補に入れてほしいロッドです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| タイプ | スピニング |
| 全長 | 2.03m(6'8") |
| 自重 | 96g |
| 適合オモリ・ルアー | MAX20号 |
| 適合ライン(PE) | 0.4〜0.6号 |
ダイワ 月下美人 AIR AJING BOAT 66UL-S・K
【軽量モデル】57gの軽さで浅場の小さなアタリを拾う
穂先には軽量なメガトップRを搭載し、SVFカーボンのブランクスとAGSガイドで自重57gに仕上げています。ルアー重量はMAX70g、PEライン0.15号から0.4号に対応します。
吸い込みの弱いアジにも穂先が追従しやすく、アタリが出た瞬間に掛けにいく釣りと相性の良い調子です。
月下美人シリーズの中でも上位にあたるモデルで、軽さと感度を優先したい方向け。深場や重いオモリを多用するなら、同じシリーズでも別の番手を選んだ方が扱いやすくなります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| タイプ | スピニング |
| 全長 | 1.98m |
| 自重 | 57g |
| 適合オモリ・ルアー | MAX70g |
| 適合ライン(PE) | 0.15〜0.4号 |
ダイワ デッキアクター 610LB-S
【一本で多用途】バチコンとイカメタルを軸にしたベイトモデル
メーカーは、イカメタルやバチコンアジングを軸に、ライトジギングやタイラバまでこなすマルチロッドと説明しています。穂先はソリッドティップで、先径は0.8mmです。
全長2.08mで自重は98g、ジグ重量はMAX80g、PEラインは0.3号から0.8号に対応します。仕舞寸法108cmの2ピースで、カーボン含有率は96%です。
代用ロッドを探している方にとっては、バチコンにもイカメタルにも使える点が選びやすいところ。船の釣りを幅広く始めたい方の最初のベイトロッドに向いています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| タイプ | ベイト |
| 全長 | 2.08m |
| 自重 | 98g |
| 適合オモリ・ルアー | MAX80g |
| 適合ライン(PE) | 0.3〜0.8号 |
ジャッカル VC TACT VT-S66UL
【万能型】東京湾バチコンの基準にしやすいスタンダード
MAX60g(約15号)までのリグを快適に扱える設計で、しなやかに曲がるベリーが大きなアジの口切れを抑えます。穂先は食い込みを重視したソリッドティップです。
ガイドは富士工業のステンレスSiCガイドで、1番ガイドを穂先寄りに配置して糸絡みを減らす工夫がされています。自重は78gで、センターカットの2ピースなので持ち運びもしやすい作りです。
メーカー自らスタンダードと位置づけているだけあって、調子に癖が少なく扱いやすい。どれを選べばいいか分からない方には、まずこのクラスの一本から入るのをおすすめします。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| タイプ | スピニング |
| 全長 | 1.98m |
| 自重 | 78g |
| 適合オモリ・ルアー | MAX60g(約15号) |
| 適合ライン(PE) | MAX0.4号 |
クレイジーオーシャン オーシャンクロー S63M/S
【キャスト向け】中層に浮いたアジを投げて探れる
15号から20号のオモリをキャストして使う前提で作られており、中層に浮いたアジを斜めの動きで狙うことに特化しています。ウエイトはMAX25号、PEラインはMAX1.0号です。
全長190cmと短めで、自重84g。仕舞寸法98cmの2ピースなので、船への持ち込みもしやすいサイズです。
同じシリーズにはベイトモデルもあり、釣り方で選び分けられるのが良いところ。真下の釣りに慣れてきた方が次の手を増やすのに向いたロッドです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| タイプ | スピニング |
| 全長 | 1.90m |
| 自重 | 84g |
| 適合オモリ・ルアー | MAX25号 |
| 適合ライン(PE) | MAX1.0号 |
テイルウォーク BOAT AJIST SSD S70MH-K/SL
【パワーモデル】40号までのオモリで深場の潮に負けない
適合ルアーは60gから160g(15号から40号)と、今回紹介する中でも重いオモリに対応します。7ftの長さで、誘いの幅を大きく取れるのも特徴です。
それでいて自重は87gに抑えられており、PEラインはMAX1.0号まで使えます。仕舞寸法109cmの2ピースです。
重いオモリを使う日でも穂先が入り切らないので、アタリを見分けやすくなります。浅場で10号前後を使う釣りには硬く感じるはずなので、深場専用と割り切って選ぶのがおすすめです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| タイプ | スピニング |
| 全長 | 2.13m(7'0") |
| 自重 | 87g |
| 適合オモリ・ルアー | 60〜160g(15〜40号) |
| 適合ライン(PE) | MAX1.0号 |
がまかつ ラグゼ VC TUNE S610M-ソリッド
【上級者向け】幅広いオモリに対応する粘りのある調子
ルアーウエイトは10gから75gと幅があり、パワーはMです。カーボン99.9%のブランクスにソリッドの穂先を組み合わせています。
全長208.5cm(6'10")で自重は85g、PEライン0.2号から0.8号に対応します。グリップ長は405mmあり、脇に挟んで安定させやすい長さです。
がまかつらしく、曲がり込んでから粘る調子が持ち味のロッド。釣り場を選ばずに使える一本を探している方に合っています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| タイプ | スピニング |
| 全長 | 2.085m(6'10") |
| 自重 | 85g |
| 適合オモリ・ルアー | 10〜75g |
| 適合ライン(PE) | 0.2〜0.8号 |
よくある質問|バチコンアジングロッドについての疑問を解決

Q. 普通のアジングロッドでバチコンはできますか?
軽いオモリを使う浅場なら流用できる場合もあります。ただし、多くのアジングロッドは10号を超えるオモリを想定していないため、適合ウエイトの上限を必ず確認してください。上限を超えると穂先を傷める原因になります。
Q. ベイトとスピニングのどちらから始めるべきですか?
船の真下を探る基本の釣り方なら、どちらでも始められます。キャストして探る場面もあるならスピニング、深場で素早く落としたいならベイトが扱いやすいです。
Q. バチコンに使うPEラインの太さはどれくらいですか?
0.2号から0.6号あたりがよく使われます。細いほど潮の影響を受けにくい一方、根ズレには弱くなるので、ロッドの適合ラインの範囲内で選ぶのが基本です。
Q. オモリは何号を用意すればいいですか?
釣り場の水深と潮の速さで変わるため、乗る船宿に事前に確認するのが確実です。東京湾では10号から20号前後を使う日が多く、深場ではさらに重いオモリを使うこともあります。
まとめ|バチコンアジングロッド選びで迷ったら

バチコン用のロッドは、使うオモリの号数と釣り場の水深から選ぶと失敗が少なくなります。
深場で大型を狙うならレジットデザイン スクアド SKC-ST68L/ML-AJING、これから始める方の一本目ならバレーヒル レトロベーシック バチコンモデル RBS-68VCが有力な候補です。
浅場で軽さと感度を優先したい方にはダイワ 月下美人 AIR AJING BOAT 66UL-S・K、イカメタルと兼用したい方にはダイワ デッキアクター 610LB-Sが合っています。重いオモリを使う釣り場に通うなら、テイルウォークのパワーモデルも検討してみてください。
バチコンは竿の違いが釣果に出やすい釣りです。通う釣り場の条件を一度整理してから、自分に合う一本を選んでみてください。
