魚へんに「弱」と書いて「イワシ」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「弱」と書く「鰯(イワシ)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんに「弱」の正しい読み方・語源
魚へんに「弱」と書いて、イワシ(鰯)と読みます。
漢字名 |
鰯 |
訓読み |
いわし |
音読み |
– |
部首(へん) |
魚 |
部首以外 |
弱 |
画数 |
21画 |
英語名 |
sardine |
学名 |
Sardina pilchardus |
Unicode |
U+9C2F |
イワシは、ニシン目・ニシン科/カタクチイワシ科の魚の総称であり、日本では主に「マイワシ(真鰯)」「ウルメイワシ(潤目鰯)」「カタクチイワシ(片口鰯)」の3種類を指します。
日本以外ではこれら以外の近縁種にも、「イワシ」の名前がつけられることがあります。
食用として利用される場合が多いですが、他にも魚油、飼料、肥料として利用されることもあります。
名前の由来ですが、釣り上げたらすぐに弱ってしまう様子から「弱し」→「いわし」という名前がつけられたと言われています。
また、上流階級が食べるものではない「卑しい」食べ物であるという意味から、「いやし」→「いわし」と呼ばれるようになったという説もあります。
なお、中国ではイワシのことを「鰮魚」と表記し、そこから日本でも「鰮」「鰛」と書くことがあります。
なぜ「弱」という漢字が使われているの?
なぜ、鰯(イワシ)という魚へんの漢字には「弱」が使われているのでしょうか?
その由来について、いくつかの説をご紹介します。
すぐに弱ってしまう魚だったから
イワシは、海から釣り上げるとすぐに弱り、鮮度を落としてしまう魚であったことから、「弱」という漢字が使われるようになったという説があります。
これは、先ほど紹介した「イワシ」という名前の由来と同じです。
このように、名前の由来と漢字の由来が同じ魚は他にもいくつかあり、例えば魚へんに平と書く「鮃(ヒラメ)」などがあります。
よく他の魚に食べられてしまう魚だったから
イワシは、他の魚によく食べられてしまう弱い魚であり、そこから「弱」という漢字が使われるようになったという説もあります。
なお、イワシは他の魚に食べられないようにするため、「群れ」を作る習性があります。
魚へんに「弱」でなんと読むのかまとめ
いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに弱でなんと読む?」というテーマに沿って、鰯(イワシ)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。