魚へんに「尊」と書いて「マス」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「尊」と書く「鱒(マス)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんに「尊」の正しい読み方・語源
魚へんに「尊」と書いて、マス(鱒)と読みます。
漢字名 |
鱒 |
訓読み |
ます |
音読み |
ソン・ゾン |
部首(へん) |
魚 |
部首以外 |
尊 |
画数 |
23画 |
英語名 |
trout |
学名 |
– |
Unicode |
U+9C52 |
マスは、サケ目・サケ科の魚のうち、「サケ」という名前がつけられる魚以外をまとめた総称です。
主に、「マス」が魚の名前につく魚を指します。
食用として利用されることが多く、塩焼きやムニエルといった焼き魚として調理されることが一般的です。
マスには、約66種の種類があるとされていますが、非常にマスとサケの区別が曖昧であり、適切な分類ができていないため、「約」という表現が使われています。
「マス」という名前がつけられた由来には、いくつか諸説がありますので、それらをまとめて以下に列挙しておきます。
なぜ「尊」という漢字が使われているの?
なぜ、鱒(マス)という魚へんの漢字には「尊」が使われているのでしょうか?
その由来について、いくつかの説をご紹介します。
産卵期に腹が赤くなったから
「鱒」という漢字は、中国において「赤い目の魚」という意味で用いられており、マスとは違う魚を表していました。
そこから日本に伝播する際に、同じようにお腹が産卵期に赤くなるサクラマスを指して、「鱒」という字が使われるようになったという説があります。
なお、現在は中国でも「鱒」という漢字は「マス」を指します。
大事に食されてきたから
昔、マスはその見た目の格好良さもあり、大事な魚であるとされていました。
そのため、食用として利用される時も、敬意を払われて食べられていました。
そこから、「尊敬する」の意味でという意味で、「尊」という漢字がマスに使われるようになったという説もあります。
見た目が細長くて格好良かったから
マスの見た目は、まるで酒壺のように細長く、そこから酒樽のつくりである「尊」を使って「鱒」と書くようになったという説があります。
魚へんに「尊」でなんと読むのかまとめ
いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに尊でなんと読む?」というテーマに沿って、鱒(マス)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。