赤イソメは、釣りで良く使われる釣り餌のひとつです。赤イソメを使うメリットやアオイソメとの違いとは何でしょうか?今回、釣りラボでは、赤イソメの効果や付け方、保存方法などをご紹介します。ぜひご覧ください。
赤イソメとは?
イソメは主に海水の砂の中などに生息する生物です。
一年を通じて購入することができ、値段も手頃なため、釣りをする多くの人から親しまれ、使われています。
イソメの一種であり、一番メジャーなアオイソメは、大抵の釣具店で手に入ります。
赤イソメは、アオイソメのうち色が赤みがかっているものを指します。
今回は、そんな赤イソメの特徴から使い方に至るまで、順を追ってご紹介していきます。
赤イソメを使うメリット
赤イソメは、鮮やかな色が水中でも目立つので、魚に気付いてもらえる確率が高いのがメリットです。
水が濁っていたとしても目立つため、見た目で魚にアピールしておびき寄せます。
また、身が柔らかいため、魚の食い込みが良いのも特徴です。
赤イソメを使うときのの注意点
赤イソメは環境の変化に弱く、冷えすぎたり暖かすぎたりすると衰弱します。
保存する場合、温度管理には充分注意しましょう。
また、ちぎれて元気がなくなった赤イソメは、他の赤イソメからも元気を奪ってしまいます。
赤イソメがちぎれた場合は、他の元気な赤イソメと一緒にしないよう気を付けましょう。
海釣りの定番「アオイソメ」との違いは?
赤イソメとアオイソメには、どんな違いがあるのでしょうか。
赤イソメは赤やオレンジがかった鮮やかな色が特徴です。
暗い海の中でも目立つので、日暮れから夜間に行う夜釣りには適しています。
大きさは、赤イソメの方が一回り小さくて細いので、口が小さい魚と相性が良いです。
ただし、赤イソメの方が切れることが多いので、その都度交換する必要があります。
赤イソメはどこで購入できる?値段は?
では、赤イソメはどこで、いくらぐらいで手に入るのでしょうか。
釣具屋や通販などで購入可能
赤イソメは、釣具店に行けば大抵手に入りますが、近年では通販でも手に入ります。
通販では、段ボール箱に入れて配送される場合とポストに投函される場合があります。
ポストに投函される場合、輸送中の衝撃で赤イソメが傷んでしまう心配があります。
また、気温が上がる時期は、暑いポストの中で赤イソメが弱ってしまう可能性もあります。
通販は、いつでも必要なときに簡単に手に入るというメリットはあるものの、新鮮な赤イソメを手に入れるなら、釣り直前に釣具店に立ち寄る方が良いでしょう。
なお、釣具店の中には、餌を販売する自動販売機を設置しているところもあり、赤イソメも自動販売機で手に入る場合があります。
赤イソメの値段・相場
赤イソメの値段は、地域などによっても異なりますが、アオイソメと比較すると約1.5倍と少し高めです。
1パック(50~70g程)だと、おおよそ600~750円位が相場です。
マムシ・石ゴカイ・岩イソメとの違いは?
赤イソメと似た餌として、マムシ・石ゴカイ・岩イソメがいます。
これらは、赤イソメとどんなところが違うのでしょうか。
まず、マムシの方が身体が大きく、体液の臭いが強いのが特徴です。
赤イソメが色でアピールするのに対して、マムシは大きさと臭いでアピールします。
石ゴカイは赤イソメより細く、触るとヌルヌルした感触です。
そのため、どちらかというと赤イソメの方が釣り針に刺す作業はスムーズです。
地域によっては岩イソメを赤イソメと呼ぶこともありますが、岩イソメの方が身が固くてしっかりしているので、針から外れにくいです。
赤イソメを使った釣りのやり方
それでは、実際に赤イソメで魚を釣るにはどのようにしたら良いのでしょうか。
どんな魚が釣れるのかもあわせてご紹介します。
参考にしてみてください。
赤イソメの付け方
赤イソメはどのように使ったら良いのか、以下に代表的なやり方をご紹介します。
付け方1:房掛け
房掛けは、複数の赤イソメを活用する方法です。
2匹か3匹ほどを1本の釣り針に付ける方法と、1匹を三等分ほどに切って1本の釣り針に付ける方法があります。
赤イソメを目立たせて、魚から見つけてもらいやすくなる効果があります。
付け方2:縫い刺し
縫い刺しは、赤イソメを釣り針で3ヶ所ほど刺し、縫うようにして付ける方法です。
釣り針にしっかりと固定することができ、房掛けと同様、赤イソメを大きく見せて魚にアピールする効果があります。
付け方3:ちょんがけ
ちょんがけは、赤イソメの頭部に近い所を釣り針に刺す付け方です。
赤イソメの動きを妨げないので、動きで魚にアピールできます。
付け方が簡単な分、釣り針から外れることがあるので注意しましょう。
赤イソメを使って釣れる魚の例
釣具店で見かける赤イソメは、殆んどが中国や韓国で養殖されたものですが、海の中には天然のものも生息しています。
そのため、日常的に魚たちから食べられています。
魚にとって、赤イソメは馴染みのある餌なので、いろいろな種類の魚を釣ることができます 。
ここでは、その代表的なものをご紹介したいと思います。
砂地で生活している魚
まず、主に砂地で生活している魚は赤イソメを好む傾向があり、代表的なものとしてスズキを始めカレイ、ハゼやメバル等がいます。
キスは特に赤イソメを好物としています。
口が小さい魚
口が小さい魚、例えばメバルなどは、小さく身の細い赤イソメにはよく食い付きます。
伊勢海老
また、高級食材として有名な伊勢海老も釣ることができます。
伊勢海老は穴を掘って身を隠す習性があるので、赤イソメは普段から馴染みのある餌なのでしょう。
ガシラ
ガシラは、動きがある餌や匂いが強い餌に食い付くことが多いので、動きでも匂いでもアピールできる赤イソメを活用すると効果的です。
また、ガシラは口が大きいのが特徴なので、複数の赤イソメを活用するなど、餌を大きくすると良いでしょう。
マダイ
おめでたい席でよく見かけるマダイは、食べる生物の種類が幅広く、魚類や甲殻類、イカ類に加え 、赤イソメのような虫類も対象としています。
赤イソメを使うと釣果があがりやすい釣り
餌をゆっくり見せるぶっ込み釣りでは、赤イソメの色によって、魚に気付いてもらいやすくなります。
また、虫ヘッドと併用することで、より魚にアピールすることができるのでお勧めです。
海上の釣り堀では、大多数の人がアオイソメを使っているため、アオイソメばかりの場所で赤イソメが現れると、魚たちの注目を集めます。
赤イソメの飼育・保存方法
赤イソメが余ってしまったときは、どのように飼育・保存しておけば良いのでしょうか。
保存状態が良ければ次回の釣りにも使えて、また買わずに済むので、保存方法を知っておくと便利です。
ここでは、その具体的な方法をご紹介します。
冷蔵庫で保存
赤イソメは、冷えすぎると弱ってしまいます。
冷蔵庫で保存する場合は、冷蔵室で冷凍するのではなく、温度が高めの野菜室に入れます。
冷蔵庫に野菜室がない場合、冷えすぎを防ぐため新聞紙等でくるむのがポイントです。
その際、赤イソメが直に冷風吹き出し口に当たらないよう気を付けてください。
生きたまま水槽で飼育
赤イソメを水槽で飼育することも可能です。
水槽に砂と海水を入れ、定期的に海水を替えてあげましょう。
赤イソメは冷えすぎたり暖まりすぎたりすると弱ってしまうので、室温には気を付ける必要があります。
細かい砂の中で保存
赤イソメを、細かい砂の中に入れておくと、長く保存ができます。
砂を海水に浸すと、より効果的です。
この場合も、室温には気を付ける必要があります。
赤イソメについてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「赤イソメの付け方・保存方法をご紹介|コツ・釣れる魚・値段」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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