エギングをする際に活躍するエギングリール。今回、釣りラボでは、エギングリールの選び方(番手・種類・ギア比)、人気メーカー(ダイワ・シマノ・アブガルシア・テイルウォーク)、コスパ抜群リール(初心者〜上級者)、2021年の新作までをご紹介。ぜひご覧ください。
リール エギングエギングリールとは?

エギングリールとは、エギを使ってイカを釣るエギングの際に使うリールです。
エギングは堤防などから行うことができ、ルアー釣りなので餌の用意が不要で手軽なことから、初心者にも人気があります。
そのため、価格帯も性能も様々な種類のエギングリールがあり、各メーカーから毎年新製品もリリースされています。
普通のリールとの違い
エギングは、シャクリと呼ばれるアクションを繰り返し、何度も仕掛けをキャストする釣り方です。
長時間使用しても疲れにくく、軽くて操作性の良いリールが求められるため、その点が普通のリールとの一番の違いと言えます。
また、メインターゲットとなるアオリイカはイカの中では大型なので、タフさとドラグ性能も優れているとより安心してエギングを楽しむことができます。
エギングリールで狙える魚・釣り
エギングリールは汎用性が高いものが多いので、他の魚を狙う場合にも使えます。
そのため、代用・兼用リールとして、エギングリールを所有している方も多いです。
挑戦できる釣り1:エギング
やはり、エギングリールは、エギングに使うのが一番良いです。
エギングでは、エギをキャストした後フォールさせ、ロッドをシャクってイカを誘います。
アオリイカがメインターゲットではありますが、ケンサキイカやコウイカ、スルメイカなども釣ることができます。
挑戦できる釣り2:アジング
アジングもエギングも、タックルに軽さが求められるルアー釣りです。
そのため、エギングリールでアジを狙うことも十分に可能です。
挑戦できる釣り3:ジギング
エギングリールでジギングを行うのであれば、30g程度のジグを使って小型青物などを狙うライトショアジギングが向いています。
ジギングでも、船から大型青物などを狙うのは難しいでしょう。
挑戦できる釣り4:シーバス釣り
シーバス釣りでエギングリールを使いたい場合は、3000番台のリールを選んでください。
あまりライトなリールだと、シーバスに耐えられないことがあります。
エギングリールの選び方
エギングリールを選ぶ際、チェックすべきポイントを押さえておきましょう。
選ぶポイント1:サイズ・番手
まずは、エギングリールのサイズと番手を確認してください。
エギングの場合、小型で軽い2500〜3000番台のリールが適しています。
大きい番手のリールはどうしても重くなってしまうので、エギングには不向きです。
選ぶポイント2:リールの種類
釣りに使われるリールは大きく分けて、「スピニングリール」と「ベイトリール」の2タイプに分かれます。
それぞれのリールの特徴と、エギングとの相性を解説します。
スピニングリール
エギングリールは、スピニングリールが主流になっています。
シャクリのアクションが行いやすく、リール自体が軽量だからです。
ドラグ調節がしやすいことや、ライントラブルが少ないこともメリットです。
ベイトリール
ベイトリールは、あまりエギングには適していません。
エギングに大切なシャクリがスムーズに行いにくく、リール自体が重いというデメリットがあるためです。
選ぶポイント3:ギア比
エギングリールのギア比は、ハイギアとノーマルギアから選びます。
ハイギアリール
ハイギアは、一度の回転におけるラインの巻き取り量が多いという特徴があります。
ラインをスピーディに回収できるので、シャクリがしやすくエギの回収もスムーズで、手返しの早いゲーム展開が可能です。
ただし、ラインを巻き過ぎてしまうという欠点もあるため、コントロールが上手く、攻める釣りが可能なアングラー向きとも言えます。
ローギアリール
ローギアは、ラインを巻き取りすぎるということはありません。
手元でハンドルを巻きすぎてもリールが適度に抑制してくれ、大物がヒットしても巻き続けることが可能です。
エギングで仕掛けをゆっくりアクションさせたい時に、おすすめのリールです。
選ぶポイント4:ハンドル
エギングリールのハンドルには、ダブルハンドルとシングルハンドルがあります。
ダブルハンドル
エギングリールの場合、ダブルハンドルがポピュラーです。
エギングはシャクリの動作が多いですが、その際にハンドルが勝手に回転することを防げるからです。
ハンドルから手を離していても、すぐにハンドルを掴むことができるというメリットもあります。
デメリットとして、ハンドルが二つになるぶん値段も上がり、重量も重くなることが挙げられます。
シングルハンドル
シングルハンドルは、軽い力でラインを巻き上げることができ、力がかかりすぎないのでロッドがぶれないというメリットがあります。
反面、ハンドルが勝手に回転してしまったり、ハンドルが掴みにくいというデメリットも挙げられます。
ハンドルが掴みにくいという点に関しては、力が込めやすいドアノブのような形状のラウンドノブタイプが展開されているので、手に取ってみてください。
選ぶポイント5:最大ドラグ力
ドラグとは、エギングのメインターゲットであるイカの引きで糸が切れることを防ぐための機能です。
エギングリールの場合、最大ドラグ力は3kg程度で十分です。
ドラグは調整をしっかり行っておかなければ意味がありませんので、事前に忘れず調整しましょう。
選ぶポイント6:スプールの大きさ・糸巻き量
スプールの大きさや糸巻き量についても、忘れずにチェックしておきましょう。
エギングリールの場合、シャロースプールと呼ばれる溝の浅いスプールがおすすめです。
エギングでは細い糸を使用し、糸巻き量もあまり必要ないからです。
PEライン0.6〜0.8号程度を150〜200m程度巻くことができるスプールの大きさであれば、エギングリールとして問題ありません。
選ぶポイント7:デザイン・色
デザインや色の展開の豊富さと言えば、以前はアブガルシアのイメージでした。
しかし近年は、ダイワのエメラルダスやシマノのセフィアをはじめ、デザインやカラーリングが洗練され高級感のあるものや独自性のあるものが増えています。
リールは手元で使う道具なので、気に入ったデザインや色という観点で選ぶのもおすすめです。
エギングリールの人気メーカーから選ぶという手も
ダイワやシマノのみならず、様々なメーカーがリールを展開しています。
代表的なメーカーと、おすすめのエギングリールを紹介します。
ダイワのおすすめエギングリール
老舗釣具メーカーのダイワは、専用モデルを多く展開しています。
中でもエギング専用シリーズのエメラルダスは、「エギングといえばエメラルダス」とも言える盤石な地位を築いています。
【ダイワ】エメラルダス LT 2500S-H-DH
エギング専用モデル・エメラルダスの中で、エントリーモデルに位置付けられているリールです。
エギングに特化したダイワ独自の技術が搭載されており、手が出しやすい価格ながら安定のモデルです。
シマノのおすすめエギングリール
「ギアのシマノ」と称される通り、リールはシマノの得意分野です。
特に金属加工技術が優れており、セフィアをはじめとした軽くて耐久性の高いリールは高い人気を誇っています。
【シマノ】セフィアBB C3000SHG
エギングモデルですが、ジギングやバス釣りにも使えるハイギアリールです。
シャクリなどのアクションに最適で、ダブルハンドルで安定しています。
アブガルシアのおすすめエギングリール
スウェーデンの釣具メーカーであるアブガルシアは、デザイン性の高さから根強いファンを持っています。
【アブガルシア】ロキサーニ (ROXANI)
加木屋守プロも愛用しているというアブガルシアのロキサーニは、シックで高級感のあるデザインが魅力的です。
2500SHはシャロースプールでフラットハンドルノブなので、エギングに最適です。
テイルウォークのおすすめエギングリール
テイルウォークは、2006年にスタートした比較的新しいブランドです。
バスやトラウト、ソルトゲームを中心としたタックルを展開しています。
【テイルウォーク】SPEAKY 2500HGX
テイルウォークが2020年に初めてリリースするコンパクトスピニングリールです。
バスやトラウト、メバリングやエギング、ロックフィッシュまで様々な種類の釣りに対応する汎用性の高さを持っています。
おすすめのエギングリール9選【コスパ最強】

それでは、おすすめの人気エギングリールを、初心者・入門向け、中級者向け、上級者向けに分けて、それぞれ3個、合計9個紹介していきます。
【初心者・入門向け】リールランキング3選
初心者や入門者には、まずは安価でコスパの良いリールをおすすめします。
他の釣りと兼用できる汎用性の高いリールが各メーカーから多数展開されているので、その中でエギングに最適なリールを選んでみましょう。
【プロマリン】トランサーエギ TO-2000
プロマリンの激安エギングリールです。
PEラインも付属しており、自分で巻く必要がありません。
安いといっても、品質は決して低くはありません。
入門にうってつけのリールと言えるでしょう。
【アブガルシア】カーディナル II SX
こちらのリールは、何と言っても安価でコスパの良い点が魅力です。
替えのスプールが付属しているので、シャロースプールにもディープスプールにもできます。
【ダイワ】リーガル 2506H-DH PE付
ダイワという有名メーカーでありながら、安くてPEライン付きという高コスパリールです。
搭載されている機構は当然最新のものではありませんが、十分エギングを楽しむことができます。
【中級者向け】リールランキング3選
初心者向けリールで物足りなくなってきたら、少しランクアップして中級者向けリールをチェックしてみましょう。
【アブガルシア】Revo MGXtreme2500SH
コルクハンドルがおしゃれな、アブガルシアのバス釣り・エギング向けリールです。
軽量でギア比も高く、スピーディで手返しの良いゲームを楽しみたいアングラーにおすすめです。
【シマノ】セフィア CI4+C3000SDH
人気のセフィアより、シマノ独自素材のCI4+を採用した軽量エギングリールです。
ギアのシマノならではのHAGANEギアや、剛性を増したマグナムライトローターなどの機構が搭載されています。
【ダイワ】エメラルダスエアLT3000S-CXH-DH
ダイワのエギングライン「エメラルダス」の最上位モデルです。
ダブルハンドルでシャクリのアクションがしやすいデザインや、軽さとタフさはエギング専用リールだからこそです。
ハイエンドモデルにも関わらず安価でコスパが良い最強エギングリールです。
【上級者向け】リールランキング3選
上級者向けリールになると、軽さと巻き心地、耐久性が大きく向上します。
各社の技術力が搭載されているので値段も高めですが、長く愛用できる品が多いのが特徴です。
【ダイワ】18 イグジスト LT2500S-DH
こちらのリールは、ダイワの独自技術を詰め込んだハイエンド・最高級モデルです。
エギングに適したダブルハンドルで、ボディの軽さと高性能ギアによる巻き上げのタフさが魅力です。
シルバーを基調としたこだわりのあるデザインも、シンプルながら高級感があります。
【シマノ】ヴァンキッシュ C3000SDHHG
シマノのヴァンキッシュの中でもC3000SDHHGは、ダブルハンドルにも関わらず驚きの軽さを誇ります。
スプールの改良もなされ、ステラと同程度の飛距離も実現しています。
軽さが釣果を左右するエギングに最適の、専用リールです。
【シマノ】18 ステラ C3000SDHHG
ステラの最上位モデルであるC3000SDHHGには、独自技術であるマイクロモジュールギアIIとサイレントドライブが採用されています。
スムーズで静かな巻き心地は、他の追随を許しません。
強い負荷がかかっても調整できるドラグにより、攻めるゲーム展開が可能です。
【2020年〜2021年新作】おすすめエギングリール3選

2020年以降に発売されたばかりの最新リールの中で、エギングにおすすめのリールを紹介します。
※2021年の最新情報は、随時更新していきます。
【ダイワ】20 レブロス LT 3000-CH
レブロスは、軽量で巻き心地がスムーズな汎用性の高い万能リールとして従来から高い人気がありました。
そのレブロスが、より軽く安価に生まれ変わったのがこちらのモデルです。
大幅に軽く、構造の強度も増してタフになっています。
【シマノ】20 ツインパワー 2500S
古くからファンも多いシマノのツインパワーが、2020年にモデルチェンジして新発売されました。
金属ローターがスムーズな巻き心地とねじれの抑制を実現し、向上したキャスト性能でシーンを選びません。
【ダイワ】ルビアス LT2500
2015年のリリースから5年ぶりにモデルチェンジされたルビアスは、ダイワのスピニングリールの中では特に軽く、シャクリのアクションを多用するエギングには最適です。
2020年のルビアスにはエギングモデルがあり、その中でもこちらのLT2500はエギングはもちろんバスやトラウトのような淡水まで対応できる万能さを持っています。
防水性や耐久性にも優れているので、長く愛用できるエギングリールになるでしょう。
エギングリールまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2021年】おすすめの最強エギングリール12選!選び方や人気商品もご紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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