アジングをする際に活躍するアジングリール。今回、釣りラボでは、アジングリールの選び方(番手・種類・ギア比)、人気メーカー(ダイワ・シマノ・アブガルシア・テイルウォーク)、コスパ抜群リール(初心者〜上級者)、2020年の新作までをご紹介。ぜひご覧ください。
リール アジングアジングリールとは?

アジングリールとは、アジをターゲットにしたルアーフィッシングである「アジング」の際に使用するリールのことです。
アジングは、ジグヘッドとワームや小型プラグを使った仕掛けを用いて、防波堤やサーフ、船などからアジを釣るライトゲームです。
手軽さから愛好家も多く、今回紹介するリールをはじめとしたアジング専用タックルも、各メーカーから多くリリースされています。
アジングリールの選び方

アジングリールの選び方において、大切なポイントを押さえておきましょう。
選ぶポイント1:サイズ・番手
アジングリールのサイズ・番手は、小型の500番から2500番台になります。
アジングで用いるロッドもラインもライトなものが多いので、リールに関しても扱いやすい軽いものがおすすめです。
500番のリールの特徴
500番はコンパクトで軽く、取り回しの良いリールです。
短いロッドとジグ単などの軽い仕掛けで近距離を攻略するスタイルのアジングに特化しており、汎用性は低めです。
1000番〜2000番のリールの特徴
1000番〜2000番は、最もアジングで使われることの多い初心者におすすめのリールです。
ある程度の長さのラインが巻けるため汎用性が高く、アジングに必要な軽さと感度の良さも備えています。
2500番のリールの特徴
2500番は、重めの仕掛けと太いラインを使って遠投し大物アジを狙うというニッチな釣りの際に用います。
アジングのテクニックが必要で、ライントラブルが増えるというデメリットがあるので、上級者向けです。
選ぶポイント2:リールの種類
リールの種類は、大きくスピニングとベイトの2つに分かれています。
アジングリールには、前者のリールの方が向いていると言われています。
スピニングリールが主流
スピニングリールは、アジングリールにおいて主流のリールです。
アジングで使うような細いラインでもトラブルが少なく、軽量で扱いやすいというメリットがあるからです。
ベイトリールはアジングには向いていない?
ベイトリールは、巻き取る力が強く手返しの早さが魅力で、トラウトや船釣りなど幅広く活躍します。
しかし、あまりアジングには向いていません。
どうしてもリールの重量が重くなってしまい、アジングのライトな魅力が損なわれてしまうからです。
選ぶポイント3:ギア比
リールのギア比には、ハイギアとローギア(ノーマルギア)があります。
それぞれの特徴を理解し、自分のスタイルに合うアジングリールを選びましょう。
ハイギアリールの特徴
ハイギアは、ラインの巻き取り量が多いので仕掛けを素早く回収することができます。
広範囲を攻略するために飛距離が欲しい場合や、スピーディーなゲーム展開をしたい場合に最適です。
また、風が強いフィールドでの糸フケの回収の早さも魅力です。
ローギアリールの特徴
ローギアは、ジグ単などの軽い仕掛けで近距離をじっくり攻略するシチュエーションに向いています。
ラインの巻き取り量が少ないので、ゆっくりとルアーを巻きながらアジを誘いましょう。
ハイギアと比べて、ルアーの移動やラインの巻き取り量などを繊細に調整できる点が魅力です。
選ぶポイント4:最大ドラグ力
最大ドラグ力とは、ドラグを出さずに耐えられる負荷の目安を示したものです。
最大ドラグ力を超えた負荷がかかるとラインが放出されるので、ラインブレイクせずに済みます。
アジングリールの場合、3kg程度のドラグ力で十分です。
最大ドラグ力がターゲットに対して高すぎると、ドラグの調整がしにくくなってしまいます。
選ぶポイント5:スプールの大きさ・糸巻き量
アジングリールにおけるスプールは、浅溝であるシャロースプールを選びましょう。
アジングでは細いラインを巻くのであまり糸巻き量は必要なく、シャロースプールであればリール自体も軽量になりアタリを感じやすいからです。
150m程度の糸巻き量であれば、十分アジングを楽しむことができます。
選ぶポイント6:デザイン・色
デザインや色でアジングリールを選ぶのも、選択肢のひとつです。
最近では差し色が鮮やかなデザインや高級感のあるビジュアルのアジングリールも多いため、好みのものを見つけることもたやすくなっています。
お気に入りのアジングリールと共に現場へ向かえば、一日楽しく釣りができるでしょう。
おすすめアジングリール9選【コスパ最強】

それでは、おすすめのアジングリールを、初心者・入門向け、中級者向け、上級者向けごとに紹介していきます。
できる限り値段が安く、それでいて品質の高いコスパの良い製品をご紹介します。
【初心者・入門向け】リールランキング3選
初心者や入門者は、まずはリーズナブルなエントリーモデルをおすすめします。
アジングリールのみならず、他の釣りとも兼用できる汎用性の高いリールもあるので、好みのものを選んでみましょう。
【ダイワ】レガリス LT 2000S
こちらは、軽量かつ耐久性が高いというダイワのLTコンセプトかつ低価格という初心者におすすめの小型スピニングリールです。
PEライン0.4号が100m付属する糸付きのパターンもあります。
アジングリールとしてはもちろんのこと、幅広い魚種に使える汎用性の高さも魅力です。
【シマノ】ナスキー C2000HGS
「ナスキー」は、安価な価格帯ながら、シマノの技術力を堪能できることをコンセプトとした初心者向けのシリーズです。
こちらのC2000HGSは、ハイギアでシャロースプール仕様なので、アジングやメバリングなどのスピーディな釣りに最適です。
【シマノ】サハラ C2000HGS
「サハラ」は、手の出しやすい安い良心的な価格設定と上級者でも納得できる質を両立させたリリーズです。
少し重いですが、耐久性が高く滑らかな巻き心地で、長く使うことができます。
【中級者向け】リールランキング3選
初心者・入門向けリールでアジングに慣れてきたら、価格帯と性能を少しランクアップして中級者向けのリールに目を向けてみましょう。
【ダイワ】カルディア LT 2000S
長く愛されている小型スピニングリール「カルディア」は、新基準LTコンセプトに則って、2018年により軽くタフに生まれ変わりました。
自重170gと軽量で、長時間の使用でも疲れません。
【ダイワ】セオリー 2508PE H
タフなカーボン樹脂を主要部品とし、塩噛みを軽減されるマグシールドやリールの軽量化に一役買うエアローターなどのダイワの技術を搭載した中価格帯のアジングリールです。
エギングやアジング、メバリングやタイラバなど様々な釣りに使用できます。
【シマノ】ストラディック C2000S
「ストラディック」は、「巻き」「耐久性」「飛び」というスピニングリールのメリットを更に伸ばしたシリーズです。
汎用性が高く様々な釣りで活躍できますが、キャストしやすく巻き心地も静かでスムーズなので、アジングリールとしてかなり優秀と言えます。
【上級者向け】リールランキング3選
上級者向けのアジングリールは、値段が張るぶん巻き心地や耐久性が格段に上がります。
各メーカーの最高技術の結晶とも言えるリールばかりなので、長く活躍させられる相棒としてチョイスしましょう。
【ダイワ】月下美人 EX 1003 RH
「月下美人」シリーズから、漁港の常夜灯周辺でのコンパクトな釣りに特化したアジングリールです。
上位モデルだけありダイワの先端技術が多く搭載されているので、よりスムーズに軽快にアジングを楽しむことができます。
【シマノ】ヴァンキッシュ 1000 SSSPG
こちらのアジングリールは、自重145gという軽さにショートハンドルで繊細でコンパクトなアジングに向いた仕様になっています。
スプールも超浅溝でローギアなので、近距離をゆっくりと攻略するスタイルのアングラーにおすすめです。
【シマノ】ステラ 1000 SSSDH
ギアの巻き心地に特化した「ステラ」シリーズから、アジング向きの1000SSSDHです。
スムーズでシルキーかつ静かな巻き心地は、他の追随を許しません。
価格はやや高いですが、耐久性が高く長く使える点が魅力です。
【メーカー別】アジングリール人気4選!
ダイワ・シマノといった2トップはもちろん、様々な釣具メーカーがアジングリールをリリースしています。
人気メーカーごとに、それぞれの特徴と、おすすめのアジングリールを紹介します。
ダイワのおすすめアジングリール
誰もが知る老舗釣具メーカーであるダイワは、ターゲットとなる魚に合わせた専用タックルを豊富に展開しています。
中でも月下美人シリーズは、エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広いアングラーに人気があります。
【ダイワ】18 月下美人 MX LT2000S
「月下美人」は、ダイワの代表的なライトソルトゲームブランドです。
こちらは自重190gで扱いやすく、アジングやメバリングに適しています。
水や埃などの異物侵入を防ぐマグシールドや、滑らかな巻き心地を実現するローターなども搭載されている高コスパモデルです。
シマノのおすすめアジングリール
シマノはダイワと肩を並べる老舗釣具メーカーです。
「ギアのシマノ」とも呼ばれ、リールにはシマノ独自の技術が組み込まれており、巻き心地の良さには定評があります。
【シマノ】ソアレ CI4+ C2000SS PG
「ソアレCI4+」シリーズは、シマノ独自のカーボン素材を使い160gという驚きの軽さを実現しています。
スムーズかつ軽快な巻き心地で操作性も良く、アジングの幅が広がるアジングリールです。
アブガルシアのおすすめアジングリール
アブガルシアは、スウェーデンの釣具メーカーです。
コスパの良さとデザインのオシャレさが目立ちますが、性能面でも優秀なタックルが豊富です。
【アブガルシア】スーペリア1000S
初心者でも手を出しやすいリーズナブルな価格設定と、アジングやトラウトをはじめとした幅広い釣りに使える汎用性の高さが人気のモデルです。
ターゲットや釣りのスタイルによって、2通りのドラグ設定に組み替えることができるという珍しい特徴があります。
テイルウォークのおすすめアジングリール
テイルウォークは、比較的新しく設立された釣具ブランドです。
様々な釣りに使える汎用性の高いタックルが多く、値段も安価で手に取りやすい点が魅力です。
【テイルウォーク】SPEAKY 2500HGX
こちらの「スピーキー」は、テイルウォークが初めてリリースしたコンパクトスピニングリールです。
「スムーズ&ピーキー」というネーミングの由来の通り、巻き心地の良さとプロの使用にも耐えうるタフさにこだわっています。
【2020年〜2021年新作】おすすめアジングリール3選

最後に、2020年にリリースされた最新リールの中で、アジングにおすすめのリールを3つご紹介します。
【ダイワ】ルビアス FC LT2000S
こちらの「ルビアス」は、軽さとタフさを重視したLTコンセプト基準で、2020年にモデルチェンジしました。
150gという軽さと、繊細な釣りを可能にするフィネスカスタムが魅力です。
【アブガルシア】REVO MGX THETA1000S
アブガルシアの「REVO MGX」が、2020年に「REVO MGX THETA」にレベルアップして帰ってきました。
新しく搭載されたフリクションフリー構造により、より軽くスムーズな巻き上げが可能になっています。
アジングリールとしては、1000Sがおすすめです。
【シマノ】20 ツインパワー C3000XG
シマノのツインパワーは、タフで耐久性が高く負荷がかかってもトラブルの起きにくい剛性が特徴のリールです。
2020年にリリースされたこちらのモデルも、今までのツインパワー同様の剛健さを備えており、それに加えて上位モデルに迫る巻き心地のスムーズさと快適さを誇ります。
中でもこちらのC3000XGは巻き上げスピードが早く、アジングはもちろん、幅広い釣りで活躍させられる万能さが魅力です。
アジングリールについてまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2021年】おすすめのアジングリール16選!選び方やダイワ・シマノの人気商品も」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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