ゴカイは、万能餌として釣りの際に良く使われますが、そんなゴカイが噛むことをご存じでしょうか?今回、釣りラボでは、ゴカイが噛むことについて噛まれても問題はないのか、噛まれないようにするコツやおすすめのアイテムなどを解説していきます。
ゴカイ(石ゴカイ)とは?
ゴカイはほとんどの魚の好物で、釣りの餌として有名な生物です。
見た目がミミズのようで、足のような剛毛がたくさんあります。
ぬるぬるとして扱いにくく、もたもたしていると噛まれるので苦手な方が多いですが、手にいれやすく食い入れがいいので便利です。
釣り餌として使われるゴカイの特徴・生態
ゴカイ類と呼ばれる多毛類は、世界中の海の、多くは砂地や岩場に生息しています。
淡水で生息するものもいたり、浮遊しているものもいたりと種類は様々です。
ゴカイの色はほぼ茶色です。
特徴は多毛類特有の細長い体長と、剛毛がある点です。
販売されているものはほとんどが養殖されています。
イソメとの違い
ゴカイもイソメも多毛類に分類されますが、それぞれゴカイ科、イソメ科と分類が異なります。
イソメは個体によっていろいろなサイズに成長するので、ゴカイのほうが少し細い場合が多いです。
そして値段がゴカイよりもイソメのほうが若干安いです。
素人目にはほとんど違いは感じません。
イソメもゴカイも噛みます。
ゴカイを食べる魚・釣れる魚
ゴカイは多くの魚の好物です。
ゴカイは砂地に住んでいることが多いので、砂地に住むカレイやヒラメ、ハゼはもちろん餌にしています。
他にも、岩場に住む魚達もゴカイを食べます。
アイナメ、メバル、クロダイ、マゴチ、カサゴ、スズキ、キスなどを狙うことができます。
ゴカイの保存方法
ゴカイは基本的に冷蔵庫で保存します。
砂地に住んでいますので、適度な湿気を必要とし、暑い温度を苦手としています。
寒すぎても弱ってしまうため、10~15℃程度を目安に、乾燥しないように保存してください。
ゴカイの入手方法
釣り場の近くの釣具店等で、新鮮なゴカイを購入することができます。
ただ、売り切れになっている場合もありますので事前に問い合わせましょう。
もしくは、近所の釣具店やAmazon、楽天等を利用して準備しておいたほうがよいです。
市街地の釣具屋では扱っていないこともありますので注意してください。
【活エサ】SUPER石ゴカイ (養殖砂虫) 500円パック
活エサのため、クール冷蔵便を利用することになり、若干配送代がかさみますが値段が手ごろです。
養殖のゴカイは天然ものよりも丈夫なため、比較的保存期間が長いことが便利です。
ゴカイの生息地・採取できる場所
ゴカイの生息地は砂地や磯、岩場です。
釣り場の近くで適当な場所が見つかれば、自分で探して調達することも1つの方法です。
砂地であれば、シャベルや熊手で少し掘ってみてください。
とくに小さな穴の空いている砂地は、ゴカイが出てくる場合が多いです。
また、磯や岩場の石をひっくり返してみるといる場所もあります。
砂地、磯、岩場も満ち潮のときはいないことが多いので干潮のときを狙って探しましょう。
しかしながら近年、日本の海の環境の変化や沿岸域の埋め立て等の影響を受けて、ゴカイ類が減少しているとの報告があります。
残念ながらゴカイを見つけることが10年、20年前よりも難しくなっている場所が多いでしょう。
ゴカイの付け方・刺し方
ゴカイの付け方・刺し方に慣れない方は、まず噛まれないようにしながら針から取れないように付けることが大切です。
大きいゴカイは長さを半分や三等分に切って使います。
慣れている方は素手で切る方もいますが、はさみや石を使います。
ゴカイの元気がないときや、魚の食い入れが悪い時は切らずに一匹使いましょう。
また、魚の食い入れが悪いときはゴカイの硬い頭部を切り落とし、魚が食べやすいようにしてやるとよいでしょう。
ただ、頭を切り落とすとゴカイの動きは悪くなります。
刺し方として代表的なのは通し刺しと呼ばれる方法です。
ゴカイの口を開けさせて、口から針の先を入れ、ゴカイの胴体内部に針を1~2センチ通したら、針を外に突き出します。
慣れていない方には、チョン掛けと呼ばれる方法が簡単です。
ゴカイの首の付近を一回針で通すだけです。
簡単ですが、外れやすくなりますので注意してください。
ゴカイが噛むって本当?
ゴカイは口にキバがありますので、もたもたしていると噛まれることがあります。
大き目のサイズに噛まれると血が出ることもあってかなり痛いです。
毒などは持っていませんが、噛まれたらバイキンが入らないように注意しましょう。
ゴカイに噛まれないようにするコツ
ゴカイに噛まれないようにするには、いくつかの方法があります。
コツをつかんで慣れてくればほとんど噛まれることはありません。
石粉を使う
石粉をゴカイにまぶすと、ぬるぬるとしたゴカイの表面がつかみやすくなります。
表面がつかみやすいだけで狙いが定まり、噛まれにくくなります。
【マルキュー(MARUKYU)】投げ釣りパウダー
この石粉パウダーは、天然素材でできています。
しかも魚を集める効果のある集魚素材も含まれていますので、噛まれないようにしながら魚を集めることもできるのでおすすめです。
ゴカイの顔をもって針に付ける
ゴカイの顔を手で持ってつかんでしまえば、噛まれることはありません。
ためらわず思い切ってゴカイの動きよりも早く顔をつかみましょう。
厚手のゴム手袋を使って噛むのを防ぐ
厚手のゴム手袋を使用すると、噛まれても痛くないですし、そもそも噛むことができなくなります。
ただ、針にゴカイを刺したりする細かい作業が若干しづらいという欠点があります。
【ショーワグローブ】透湿防水 No283ジャージテムレス Lサイズ 1双
100円均一ショップのゴム手袋でももちろん可能ですが、この商品は透湿防水機能があります。
そのため、湿度がこもらず釣り中に手が蒸れずに済むので快適です。
餌つかみ用のアイテムを使う
噛まれないようにするため、餌つかみ用のアイテムがいろいろと販売されています。
先端が二股に分かれているものなどありますが、まずはシンプルなアイテムをおすすめします。
【ナカジマ】虫エサセッター No.2750
今回紹介したゴカイの刺し方である通し刺しとチョン掛け両方とも、非常にやりやすい餌つかみです。
スリットの隙間が空いているので、はさんでしまえば噛まれずに落ち着いて刺すことができます。
ゴカイに噛まれたくない方はワームがオススメ
ワームは模型ですので、ゴカイに噛まれたくない方や触りたくない方には便利です。
また、ワームはカラフルなものやサイズもいろいろな種類がありますので、買って試してみるのが楽しいです。
【バークレイ】ワーム パワーベイト ホローサンドワーム3.8インチ
この商品は、ワーム自体に魚の好きな味と匂いがついています。
魚がワームを噛んでいる時間が他のものより長くなるよう作られていますので、食いつきが期待できます。
ゴカイが噛むことについてのまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「ゴカイが噛むって本当?問題はないのか、噛まれないようにするコツを紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。