魚へんに「祭」でなんと読む?「鰶」の正しい読み方・由来をご紹介!【魚へんの漢字辞典】

魚へんに「祭」と書いて「コノシロ」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「祭」と書く「鰶(コノシロ)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。

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魚へんに「祭」の正しい読み方・語源

コノシロ

出典:写真AC

魚へんに「祭」と書いて、コノシロ(鰶)と読みます。

漢字名

訓読み

このしろ

音読み

セイ

部首(へん)

部首以外

画数

22画

英語名

Dotted gizzard shad

学名

Konosirus punctatus

Unicode

U+9C36

コノシロは、ニシン目ニシン科の魚で、東アジアの内湾に生息する全長25cmほどになる魚です。

もともと、ツナシと呼ばれていましたが、飯の代わりにできるほど大量に獲れたことから、「飯代(このしろ)」と呼ばれるようになっていったとされています。

また、コノシロは成長するに従って呼び名が変わる、「出世魚」で、以下のように名前が変化します。

サイズ

呼び方

8cm未満

シンコ

8-10cm

コハダ

10-15cm

ナカズミ

15cm以上

コノシロ

一般的には、食用でよく利用されるコハダの方が、知られています。

また、地方・都道府県によっても以下のように呼び方が変わることがあります。

地方・都道府県

呼び方

関西地方

ツナシ

佐賀県

ハビロ

高知県

ドロクイ・ジャコ


なお、「鰶」と書いて「サンマ」と読むこともあります。

鰶をサンマと読むようになったのは、江戸時代にサンマがあがると多くの人がお祭り騒ぎになったことに由来していると言われています。

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なぜ「祭」という漢字が使われているの?

コノシロ

出典:写真AC

なぜ、鰶(コノシロ)という魚へんの漢字には「祭」が使われているのでしょうか?
その由来をご紹介します。

お稲荷様にお供えし、祭っていたことから

コノシロの漢字に「鰶」が使われるようになったのは、江戸時代にさかのぼります。

狐の神であるお稲荷様に好物であったコノシロをお供えし、祭っていたことから、「祭」という漢字が使われるようになったという説があります。

コノシロを表す「鰶」以外の漢字

実は、コノシロは「鰶」以外の漢字で表されることもあります。
例えば、「鮗」「鱅」「鯯」などの漢字で表されます。

魚へんに冬と書く鮗(コノシロ)は、冬が旬であることや収穫量が多くなることが、魚へんに庸と書く鱅は、焼くと死体を焼いたような臭いがすることなどが、それぞれ由来となっています。

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魚へんに「祭」でなんと読むのかまとめ

コノシロ

出典:写真AC

いかがでしたか?

今回釣りラボでは、「魚へんに祭でなんと読む?」というテーマに沿って、鰶(コノシロ)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。

他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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監修者:釣りラボ編集部

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