魚へんに「葉(蝶)」と書いて「カレイ」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「葉(蝶)」と書く「鰈(カレイ)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんに「葉(蝶)」の正しい読み方・語源
魚へんに「葉」(正確には蝶のつくりと同じ「枼」)で、カレイ(鰈)と読みます。
漢字名 |
鰈 |
訓読み |
かれい |
音読み |
チョウ |
部首(へん) |
魚 |
部首以外 | 葉(蝶のつくり) |
画数 |
20画 |
英語名 |
flounder |
学名 |
Pleuronectidae |
Unicode |
U+9C08 |
カレイは、カレイ目・カレイ科の魚で、非常に多くの種類がいます。
基本的には食用として利用され、日本では主に寿司や刺身、焼き魚、煮付けなどとして食されることが多いです。
特に、コリコリとした食感を感じることができるエンガワなどは、非常に人気のある部位です。
カレイという名前ですが、両目が体の右側についている姿から、片割れの魚として扱われ、そこから「カタワレウオ(イオ)」→「カレイ」という名前がつけられたという説があります。
また、元々朝鮮半島などで「カラエイ」と呼ばれていたことから、それが訛って「カレイ」と呼ばれるようになったとも言われています。
「葉(蝶)」という漢字が使われている理由
なぜ、鰈(カレイ)という魚へんの漢字には「葉(蝶のつくり)」が使われているのでしょうか?
その由来について、いくつかの説をご紹介します。
葉っぱのように平べったいから
カレイの見た目は、まるで葉っぱのように平べったく、そこから「葉」という漢字が使われるようになったという説があります。
なお、実際につくりに使われている「枼」という漢字(蝶のつくり)は、もともと「葉」を表していた漢字(旧字体)であり、「平たい」「薄っぺらい」という意味を持っていました。
また、近代までカレイとの区別をつけられていなかったヒラメも、同様にその平べったい見た目から、「平」をつくりとして「鮃(ヒラメ)」という漢字を書きます。
色が枯れた葉っぱのようであったから
カレイの体色は、まるで枯れた葉っぱのような(黒)褐色であり、そこから「葉」という漢字が使われるようになったという説もあります。
魚へんに「葉(蝶)」でなんと読むのかまとめ
いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに葉(蝶のつくり)でなんと読む?」というテーマに沿って、鰈(カレイ)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。