釣り餌の定番として、多くの釣り人に親しまれているアミエビ。ですがアミエビは釣りエサとしてだけではなく、料理に混ぜて食べても美味しいです。今回、釣りラボでは、アミエビを利用した人気レシピを中心に紹介をしていきます。
そもそもアミエビとは?
アミエビとは一般的には体長約5~30㎜までの小さなアミ類の生物で、そのほかのエビ類の生物とは外見は似ていますが分類学上違う生物と言われています。
エビ類と違う点として、それぞれの胸にある肢(あし)と呼ばれる部分の先がハサミ状になっていないという点があります。
アミエビの特徴・生態
アミエビの特徴は同じ釣り餌であるオキアミに似ている生物で、プランクトンや海の有機物を食べて生活しています。
基本的には海にすむ生物ですが、淡水に適応したアミ類も発見されており分布自体はとても幅広いといえます。
アミエビは、生態系に対して大切な役割をしており、小さな小魚や鳥などのエサになっておりとても重要な存在だといえます。
アキアミ・オキアミとの違い
アミエビとオキアミの違いは、見た目だと大きさに違いがあります。
オキアミの大きさは、約3~6cmで比較的大きいため針に刺すことができますが、アミエビは約5~30㎜しかないため、最大サイズの個体でもギリギリ刺せるかさせないかくらいに小さいです。
さらにもう一つの大きな違いとしてにおいに違いがあり、オキアミもにおいはありますがアミエビほどではなく、アミエビのにおいはとんでもなく強くこの点からアミエビは撒きエサオキアミは活きエサや冷凍エサとして使われることがあります。
アミエビの用途・使い道
アミエビは、においが強いため基本的にコマセなどに混ぜたりして撒きエサなどに使ったりします。
もしくは、サビキなどのカゴに入れて使ったりすることが多いです。
大きさが非常に小さいため、針に刺して普通のエサとして使うことはできません。
他にも、食用として料理などのレシピに使用したり、植物や動物の肥料として使われることもあります。
特に水族館などでは非常に重宝するそうです。
さらに、アミエビは水質の変化に非常に敏感で弱いため、海などの水質の変化や環境汚染の程度を調べるために生物指標として使われたりもします。
アミエビの入手方法
具体的なレシピをご紹介する前に、アミエビの入手方法と種類と価格について、説明していきます。
アミエビが入手できる場所
アミエビは基本的に釣具屋に行くと冷凍エサとして売られていたり粉末状でコマセに混ぜる用として売られています。
他にもスーパーなどでも置いてある場合もありますが、大体乾燥が多く産地が近くない限りほとんど生のアミエビは売られていません。
ですが、通販では冷凍と乾燥の両方を取り扱っていることが多いので通販での購入でもいいと思います。
今回はAmazon様を参考にさせていただきます。
【マルキュー】アミサビキ
この商品は、アミエビ本来のにおいを生かしたもので量も一人分であれば十分あり、カゴなどに入れるためのスプーンもついているため非常に便利な商品となっています。
販売されているアミエビの種類
アミエビは一般のお店や釣具屋さんでは主に2種類に分けて売られている場合が多いです。
生アミエビ
生アミエビは釣りの場合は基本的にサビキや撒きエサとして使われることが多いです。
生と言っても生きているわけではなく、冷凍されているものがブロック状になって売られることが多いです。
釣具屋さんなどには大体こちらの商品が置いてあります。
乾燥アミエビ
乾燥アミエビは、よく料理などのレシピで使われることもありますが釣りなどの場合はコマセなどに混ぜるため粉末状になっていることがあります。
さらに料理などで使う場合はうまみが強いため様々な料理に使うことができ、出汁などとして使ってもおいしくいただくことができます。
釣具屋さんにも置いてありますが、スーパーなどにも置いてあることがあります。
スーパーなどでは粉末ではなく干しエビとしてそのままの形で売られることがほとんどです。
アミエビの値段・相場
アミエビは生アミエビの場合は1㎏あたり約250~300円程度で取引されていて、乾燥アミエビの場合は食用とされるからなのか500gを約2500円程度で取引されています。
このことから、釣り餌用のアミエビのほうが値段的には安いと言えますが、食用ではないのでもし食べる場合は自己責任にてお願いします。
アミエビの栄養成分
アミエビの栄養成分はミネラルやビタミンが豊富でたんぱく質も豊富なので、栄養素が多い食材でもあります。
さらにうまみもあるので、様々な料理に使うことができ出汁として使ったり他の食材に振りかけて食べてもおいしくいただくことができます。
アミエビを利用した人気レシピを紹介!
では、実際にアミエビを使った人気のレシピをご紹介いたします。
アミエビレシピ1:佃煮
アミエビの佃煮は一番手軽においしくいただけるレシピです。
作り方もシンプルでめんつゆと砂糖を鍋に入れ沸騰させ、沸騰したらアミエビを入れてあとは煮詰めて水分を飛ばし完成です。
このときにお好みでゴマなどを入れるとおいしくいただけます。
アミエビレシピ2:炊き込みご飯
アミエビの炊き込みご飯は、アミエビのうまみをすべてごはんで味わうことのできるレシピです。
まずは、いつものようにお米を水でとき30分程度吸水させます。
吸水させている間にお好みで油揚げや人参、しめじなどを刻んでおきます。
吸水が終わり食材も刻み終えたら、用意してあるアミエビを半分と白だしとお酒と水を入れ炊きます。
このときにもし人参を入れる方は人参は入れずに小さめに刻んで置きあらかじめレンジで1分半ほどチンしておきましょう。
炊き終わったら残りのアミエビと人参を入れ混ぜて完成です。
アミエビのうまみと出汁が効いた絶品の炊き込みご飯をいただくことができます。
なお、似たようなレシピとしては、炊き込みご飯ではなく、チャーハンも人気があります。
アミエビレシピ3:かき揚げ
アミエビのかき揚げは、困ったらこれを作れば間違いはないほどおいしくアミエビを頂けるレシピです。
まずはアミエビとネギやお好みで旬の食材を用意します。
そしたら、ボールに片栗粉と小麦粉を入れ混ぜそこに水を加えてさらに混ぜます。
そうしたら、アミエビとネギなどの食材を入れ全体的によく混ぜ合わせます。
そして、油を180℃程度に熱して食べやすい大きさでタネを油に入れます。
片面がカラッとあがったらひっくり返し全体がしっかりとあがったら完成です。
たれなどはお好みで甘めのたれなどを試したり、塩などで食べてもおいしいです。
アミエビレシピ4:塩辛
アミエビの塩辛は珍味として知られています。
作り方はいたってシンプルで、空の容器にアミエビと酒と塩を入れ2日程度つけておくだけです。
このときに定期的に混ぜるようにしましょう。
ちなみに、置けば置くほど発酵は進むので早めに食べるようにしましょう。
アミエビレシピ5:パスタ
アミエビを使ったパスタは香ばしくとてもおいしいレシピです。
まずは、フライパンでアミエビを炒ります。
そうしたら、炒ったアミエビと白だしお好みでブロッコリーやいりごまをボールに入れ混ぜ合わせます。
次にパスタを茹でます。
茹で終わったら先ほどの具材が入ったボールに入れ、よく混ぜて完成です。
アミエビレシピ6:ふりかけ
アミエビのふりかけはアミエビを長期間保存するのに向いているレシピです。
まず、フライパンにゴマ油を入れそこでアミエビを炒ります。
そしたら、いい香りがしてきたら千切りにした大葉をいれます。
全体的に火が通ったら、一度火を止め、醤油、砂糖、塩を入れ弱火で混ぜまわせます。
そしたら、味見をしながら味を整えて完成です。
ポイントは、焦げやすいのでなるべく弱火で調理することをおすすめします。
アミエビの人気レシピに関するまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「アミエビを使った人気レシピをご紹介!佃煮・かき揚げ・パスタ」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。