イソメの飼育方法を徹底解説!保存方法なども合わせてご紹介します

イソメは、万能餌として釣りの際に多くの方が使う活き餌のひとつです。そんなイソメを自宅で飼育することは可能なのでしょうか?今回、釣りラボでは、イソメ飼育・方法について用意すべきものや飼育手順を詳しく解説していきます。

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イソメ(アオイソメ)とは?

イソメ

出典:写真AC

イソメとは、釣りの際に非常に多くの方が使われる活き餌のひとつです。
今回は、そんなイソメ飼育方法についてご紹介いたします。

では、飼育方法をご紹介する前に、まずはイソメ(アオイソメ)の生態をご紹介します。
飼育方法を早く知りたいという方は、こちらをクリックしてください。(見出しにジャンプします。)

釣り餌として使われるイソメの特徴・生態

イソメとは、多毛類と呼ばれる種類の生物で、見た目はミミズとムカデを足して2で割ったような見た目をしています。

よく釣り餌などに用いられるイソメには大きく分けて3種類あり、一般的には青イソメ、赤イソメ、岩イソメと呼ばれます。

青イソメと赤イソメ/岩イソメとの違いは?

ここでは、青イソメと赤イソメ/岩イソメのそれぞれの違いについて説明いたします。
まずは、それぞれ見た目に違いがあります。
青イソメは名前の通り青に近い見た目をしており、赤イソメは赤に近い見た目をしています。

一方、岩イソメは赤イソメに近い見た目をしており、体の表面が赤っぽい色になっています。

他にも、値段設定に違いがあり基本的に青イソメが一番安く、赤イソメが青イソメよりも若干高く、岩イソメが青イソメに比べ2倍近い値段がつけられています。

㊟地域によっては、岩イソメを赤イソメとして販売する店もあるため、もし気になる方は販売店の方に直接聞いてみることをおすすめします。

ゴカイとの違いは?

では、イソメとゴカイの違いについて説明いたします。

まず、見た目はイソメとゴカイを比べると、疣足(いぼあし)と呼ばれる部位がイソメのほうがはっきりとしていてゴカイのほうが曖昧な見た目をしています。

さらに、イソメの場合は個体によって大きさにばらつきがあり、太く長い個体もいれば細く短い個体もいます。

一方ゴカイの場合は、個体差があまりなくすべて同じような大きさであり均一な見た目をしています。

イソメを食べる魚・釣れる魚

イソメを食べる魚は、基本的に海底にすむ生物を捕食する魚が多く、例えばカサゴやメバルといった根魚やカレイやヒラメなどの海底に住み続ける魚が好んで捕食します。

一方、青魚などの回遊魚は小さな小魚やオキアミなどの比較的、水中で遊泳しながら生きている生物を捕食するため、イソメなどの食いつきは良くないとされています。

そのため釣り餌としてイソメを使うときは、根魚やカレイやヒラメなどの魚を狙うようにしましょう。

イソメの入手方法

イソメは、基本的に鮮度が命なので釣り餌として使うときには、なるべく釣り場から近い釣具屋さんで購入するようにしましょう。

他にも、ネットなどの通販で購入することも可能ですが、運ばれる最中に死んでしまったりちぎれてしまう個体もいるのであまりおすすめはしません。

イソメの値段・相場

イソメの値段相場は、青イソメであれば一般的に500円近くで購入することができ、赤イソメや岩イソメだと、量が少なめで同じ500円で販売されていたり、量が同じでもう少し高めで売られてたりします。

ですので、初めてイソメを使う人や使ってみたい人は青イソメで試してみることをおすすめします。

イソメの購入場所・買い方

イソメを購入する際はお近くの釣具屋さんで購入していただくのが一番ベストですが、もしネットで購入する方がいらっしゃる場合はこちらのお店をおすすめします。

【活きエサ】青虫 1パック500円分

非常に鮮度が高いイソメを提供してくれるお店の一つです。
イソメの動きもよく、良い状態のイソメを選別してくれます。

イソメの生息地・採取できる場所

イソメは、現在中国からの輸入に頼っているため、日本国内で採取することはできません。
もしも釣り餌として生物を何か捕まえたいときは、ゴカイなら日本でも捕まえることができます。

暖かい時期であれば、海の岩場や砂浜などに生息していて、小さめの岩などの裏に張り付いていたりするので捕まえる場合はそのような岩などを探してみるといいでしょう。

しかし、地域によってはゴカイ等の生物の採取が禁止されている地域があるため、採取してよいかわからない場合はお近くの市役所または漁業組合に電話して確認してみるようにしましょう。

イソメの付け方・刺し方

最後に、イソメのつけ方について説明いたします。

付け方1:チョン掛け

まず、イソメの刺し方には何種類かあり一つ目はチョン掛けと呼ばれるものがあります。

チョン掛けは、イソメの頭のほうに針を刺すだけの掛け方なので、食いつきがよく根魚などに向いている掛け方です。

付け方2:通し刺し

次に通し刺しと呼ばれる掛け方を説明します。

通し刺しは、名前の通りイソメの頭から針を通して針のまっすぐになっている部分が、イソメの体に通るように掛ける掛け方です。

この掛け方は、餌持ちが比較的よくいろいろな幅の魚を狙うことができる掛け方です。
ある意味一番オーソドックスな掛け方と言えます。

付け方3:房掛け

次に房掛けと呼ばれる掛け方を説明いたします。

房掛けは、魚の食いがあまりよくないときに使うと効果的な掛け方で、一番最初に紹介したチョン掛けを単純に針大きさに応じてイソメを何匹か掛ける掛け方です。

この掛け方は、魚へのアピールは絶大ですが餌の消費が非常に激しいためエサ取りがいる釣り場ではあまり使わないようにしましょう。

付け方4:縫い刺し

最後に縫い刺しを説明します。
縫い刺しは、今までの刺し方に比べて圧倒的に餌持ちがいい掛け方です。

しかし、刺し方がイソメを縫うように刺すため手間がかかり、なおかつ付けるのに苦戦しすぎるとイソメが弱ってしまうので、イソメを付けるのに慣れてきたときに使ってみるといいでしょう。

特にエサ取りが多い釣り場では効果を発揮しやすいのでぜひ使ってみてください。

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イソメの飼育方法

イソメ

出典:写真AC

それでは、実際にイソメの飼育方法について詳しく紹介していきます。

イソメを飼育するために用意するもの

イソメを飼育するためには、環境を整えることが大切なので、まずは水槽と砂、海水、エアポンプを用意するようにしましょう。
その中でもおすすめするものはこちらです。

ジュン (JUN)

【ジュン】ミネラル海水の素

この商品は、海水を家庭で気軽に作ることができる商品です。
カルキ抜きもしなくていいので、手間がかからずおすすめな商品となっています。

水作

【水作】水槽の底砂 2.4kg

この商品は、イソメが住む海底の砂に似た商品で砂に潜って生活する生物を飼うのに適した商品となっています。
なお、淡水魚用の砂で全く問題ありません。

GEX

【ジェックス】金魚元気 水きれいセット

この商品は、エアポンプが最初からついているのでエアポンプを改めて買う必要がなくなります。
さらに、サイズが3種類あるので使いやすいサイズを自分で選べるのもいい点だと思います。

イソメを飼育する手順

イソメを飼育するときは、まず水槽に砂を入れ海水を入れます。

このときに、水道水から海水を作るときにはしっかりとカルキ抜きをしてから使用するようにしましょう。
次にイソメを入れエアポンプを作動させ、終了です。

あとは、海水が腐らないように定期的に海水をかえ、万が一死んでいたりちぎれている個体を見つけた時にはそっと取り除いてあげましょう。

餌は、基本的に砂にいる有機物を摂取しているので特別、なにか餌をあげる必要はありません。

イソメは繁殖する?

イソメは繁殖はしますが、個人で繁殖させるのは非常に難しいため、数が欲しい時には買うようにしましょう。

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イソメを飼育する際の注意点

イソメ

出典:写真AC

水温は常に20度以下に設定し、エアポンプは常に作動させるようにしましょう。

海水は定期的にかえ、3~5日に一度交換するようにしましょう。
なるべく直射日光が当たらないところで飼い、暗めの場所で飼育するようにしましょう。

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飼育以外にイソメを保存する方法

アオイソメ 青虫 虫餌 アオムシ 生き餌 60g 冷蔵便 投げ釣り 磯釣り 船釣り

飼育以外で、イソメを保存するときはまず、イソメの量に合わせ蓋つきの空の容器に砂かバーミキュライトを入れ少量の海水で湿らせます。

そこにイソメを入れ冷蔵庫の野菜室へ入れます。
このときに、必ず蓋に穴をあけ空気が入るようにしましょう。

そして、2~3回に一度蓋を開け、イソメが死んでいたり欠損がある個体がいないか確認しましょう。
死んでいたり欠損がある場合は取り除いておくようにしましょう。

この方法で保存すると、大体1~2週間程度生きたまま保存することができます。
ですが、死んでいても塩漬けすればイソメを保存することができ、この方法でできたイソメを塩イソメなどと呼んだりします。

この状態だと、半年~1年間は持つようになり、より長期的な保存が可能となります。

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イソメの飼育に関するまとめ

いかがでしたでしょうか?

今回、釣りラボでは、「イソメの飼育方法を徹底解説!保存方法なども合わせてご紹介します」というテーマに沿って、

  • イソメ(アオイソメ)とは?
  • イソメの飼育方法
  • イソメを飼育する際の注意点
  • 飼育以外にイソメを保存する方法

といったことをご紹介してきました。

他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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監修者:釣りラボ編集部

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